尾瀬・南会津山スキー

南会津 尾白山 〜 丸山 (古町丸山) 山スキー

尾瀬・南会津

2022年1月22日(土)
8:00 小塩集落 – 9:40 標高点862m – 13:00 尾白山 – 13:30 丸山手前のコル

2022年1月23日(日)
6:40 丸山手前のコル –7:05 丸山 7:45 – 7:50 丸山手前のコル 8:10 – 9:00 尾白山 – 10:20標高点862m – 10:50 小塩集落

メンバー : 3人(Waka , 野口 , フジコ)

天気 : 1日目:雪、2日目:晴れ

気象庁 過去の天気図

雪の状態 : スキーを履いて足首〜スネ程度、傾斜が急な箇所は膝〜腿程度。場所により、凍結した雪面上に吹き込んだ雪がさらさら流れる。(下りの滑降では一箇所でスラフ発生)
尾根上雪庇あり。初日はパウダー。二日目はやや重めパウダー。北西面は軽モナカ

powder search

↓ヤマレコ記録

山行記録: 南会津 尾白山〜丸山
2022年01月22日(2日間) 東北, 山滑走 / kei_noguchiの山行記録

山スキーヤーであり、越後・南会津の山々に想いを馳せる「野口さん」「フジコさん」と南会津へ。フジコさんは顔見知りだが、野口さんは初めまして。

前日に「道の駅たじま」まで移動して仮眠。翌朝6時に起床して入山口まで移動する。

積雪期は車の駐車位置に難儀するところだが、除雪終了点横の民家のおじいさんがちょうど外にいらっしゃり、事情を説明したら「ここに停めていいよ」との事だったのでありがたく停めさせていただいた。

支度を済ませて8:00出発。

除雪終了点からスタート
小塩沢を進む

小塩沢を右岸から左岸へと渡り歩いてゆく。沢筋は完全に埋まりきっておらず、水が流れているのが見える。沢を詰めるのは不可と判断し、右岸へ降りている尾根へ取り付く。

出だしは急登でキックターンを刻みながら高度を稼ぐ、尾根上に乗り上げると傾斜は多少落ち着いてくれた。

右岸の尾根に取り付く
無事、尾根に乗り上げた

今回の山行の言い出しっぺであり、リーダー担当の野口さんが、率先してラッセルしてくれる。なんと頼もしい事か・・・。雪はスネくらいの深さなのでそこそこ重みがある。

踏まれたトレースをヨチヨチ付いていく。こんなに楽してしまって良いのだろうか。(笑)

フワフワ
背後に見える目立つ山は「唐倉山」
先行する野口さん。

どんよりとした雪雲、チラチラと雪が舞っているが、気温は大して低くない。むしろ暑いくらい。

取り付きが最もハードで、後はのんびりと尾根歩き。

順調
南会津らしさ

ふと頭上でカチカチと音がしたので、見上げるとホシガラスがいた。
人を恐れないようで、何枚か写真を撮っても、その場に止まってくれていた。

ホシガラス

夏は日本アルプスのハイマツ帯でよく見かけるが厳冬期は低山帯の崖や岩のある草地を好んで生活するようだ。ホシガラスは冬に備えてマツの実を貯蔵する習性があり、8割以上は回収するが、そのまま取り残された実は発芽する。ホシガラスは世界中で「森づくりの達人」として活躍している。日本のハイマツは自力で種子を飛ばすことが出来ないので、ホシガラスに生育をかなり助けられているようだ。(参考:ホシガラス – 森と水の郷あきた)(オススメ番組 – ワイルドライフ「北アルプスの四季 ホシガラスが雲上の森を作った!」)

南会津はさすが豪雪地帯。尾根上には立派な雪庇が張り出している。
踏み抜かないように細心の注意を払う。

気持ちの良い尾根あるき
尾根には雪庇が張り出している

藪の盟主、無雪期は散々苦戦させられる石楠花の木。
冬は葉を筒状に丸め、露出面積を最小にする。折り込まれている部分は乾燥や強光からも守られる。
雪が溶けると再び葉を開いて光合成を再開するようだ。

石楠花の越冬

13:00尾白山到着。登山ルートがあるらしいが、全ては雪の中なのか、山頂標識は見当たらなかった。
尾白山を越えると、いよいよ丸山も近い。

平らな尾根を進んでゆく。

右手前方に丸山が見えた
美しいブナの森

13:30、丸山手前のコルに到着。
今日はここで幕営することにした。風も弱いのでブロックを積み上げる必要もなさそうだ。
新雪を掘り、テント幕営。

その後、近くの斜面をひと滑り。一瞬のパウダーを楽しむ。
登り返しはラッセル。(笑)

一瞬のpowder

夜は野口さんの用意してきてくれた、キムチ鍋や、フジコさんの焼いてくれたウィンナーをいただく。酒につまみに、山トークが盛り上がる。皆Twitter繋がりでもあるので、オフ会と呼んでも良い気がするけど、通常の山オフ会ってどんな雰囲気なんだろ?
我々はオシャレな雰囲気はほぼ無くてもはや山岳会でした。皆の雪山テント泊の手慣れてる感がすごかった。笑
(野口さんの手作りつまみ、カマンベールチーズonクラッカーはオシャレだった!笑)

テントの中

丁寧に整地をしたおかげで、夜は快適。ぐっすりと眠ることが出来た。

翌朝5時頃起床。朝ごはんは、私が皆さんにラーメン作成。(乾麺+乾燥野菜+メンマ)
テントに不要荷物をデポし、6:40丸山へアタック開始。

テント場

日の出は近い。周囲の山々が赤く染まってゆく。
なんて美しい景色なんだろう。

そして、夜が明けた。

山頂まであと少し
太陽が顔を出した

赤く染まる世界。

西を向くと、窓明山、三岩岳、大戸沢岳が覗く。
ドキドキと気持ちが高まる。

やっぱり南会津は素晴らしい・・・。

南会津の山々
南会津の盟主たち

7:05、丸山到着。

大好きな山々をバックに

素晴らしい展望。ずっと見ていてもまるで飽きない。
ついつい同じ写真を何度も撮ってしまう。

会津駒ヶ岳は三岩岳の後ろに隠れているかも
奥には越後の山々も
村杉半島の山々も見える。鋭峰・猿倉山(べいくらやま)と村杉岳。

北を向くと、越後の名峰たちがずらり。
ぼんやりと雲の中に飯豊連峰まで見えた。

遠くには、下田、川内、御神楽岳など、越後の名峰たち。

満足ゆくまで景色を堪能した後は、滑降タイム。
三の沢源頭部に滑り込もうとしたが、雪がパック気味で思いのほか質がよくない。

数メートル滑ったところで、お腹いっぱいになったので登り返し。
滑りは一瞬だが、登り返しのカニ歩きは結構疲れた。笑

山頂へ戻り、そのまま往路を戻ることとした。

丸山の山頂に別れを告げる
さて帰ろう

ハイクアップしてきた斜面は素晴らしいパウダー。

7:10、テントに帰着。下山準備を整えて20分後に出発。

尾白山までは平坦な地形が続く。しばらくはペタペタ歩きでなんとか頑張っていたが、尾白山の登りはどうしようもなくて、シール装着。

朝よりもガスが晴れて、横目に越後の山々が見渡せる。
素晴らしい景色についついペースが遅くなる。
昨日は天気が悪かったので眺望は無かった。やっぱり晴れてる山が好き。

御神楽岳や飯豊連峰
下田、川内の山々
博士山の後ろに磐梯山。安達太良も見えるはずだが雲の中。。。
浅草岳も見えた

尾白山でシールオフし、いよいよ滑降。
時折トラバースを絡めつつも、順調に高度を下げる。

南会津の山々を眺めながら滑降
荒海山、帝釈山方面
那須の山々も見える

私たちのトレースに、往来を重ねたと思われる動物たちの足跡が。
山に住う獣たちも、楽に歩けるに越したことはないのだろう。笑

私たちのトレースを動物達が活用していた。

白く輝く尾白山に別れを告げる。

またね、尾白山。

尾根の末端から小塩沢へ着地、10:50除雪終了点へ無事帰着。

青空の下
無事下山

後片付けを済ませて、さて温泉!ご飯!と思いきや、ちょっとしたアクシデントが・・・。

あらっ

車の窓ガラスにこんな張り紙が。
ちょっとした騒動になっている模様。

フジコさんが代表して警察に連絡してくれる。
色々とお話しして、どうやら無事解決したようだ。

電話中に民家のおじいちゃんがやってきたので、駐車させてもらったお礼を伝えた。
警察のくだりは、なんだかよく分からないようだったし、私たちの姿を見かけて、「おー帰ってきたかー」みたいな様子だった。笑

今回の登山届は、野口さんがPDFデータで作成してくれた。
あと、一応コンパスでも登山届を提出した。

通常、長期山行の時は車にも登山届を置いたりするが、今回は1泊だし必要ないと思って置かなかった。
でもこういう小さな集落に停めさせてもらう場合は、ありがたいことに心配してくださる方々がいらっしゃるので1泊でもちゃんと用意した方が良いと思った。
今度からは気をつけよう・・・。

ニューメンバーでの南会津山行。
私の山スキーはいつも同じ仲間と行っているので、今回は新たな仲間と行動を共にすることが出来て新鮮だった。
どうしても、自分の滑走技術やハイクアップ能力が、客観的に見てどうなのかが分からない。常識外れなことをしていないか、間違ったことをしていないか、気になってしまう。
野口さんがスキーについてアドバイスしてくれたり、フジコさんが、ハイクアップを褒めてくれたりと、嬉しかった。
まだまだ未熟な山スキーだが、色々な人と山に行って、技を学んでもっと成長していきたい。

のんびり1泊2日のスキー山行は、藪や急登もあり意外と大変だったが、2日目には展望も広がりとても満足するものとなった。

一緒に歩いてくれた野口さん、フジコさんに感謝。

また行きましょう!!

【おすすめギア】
口が広くて、冬場は凍結しづらい。百円ショップの茶こしがフィットする、漏斗不要。
実は今まで存在を知らなくて、お二人が使っているのを見て早速1つ購入しました。笑
価格は高め・・・。

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