2026年02月03日(火) [日帰り] 晴れ
※今回の山行は、メンバーの撮影した素敵な写真をたくさん使わせてもらってます!
白馬のかなこさんにお誘いいただき、爺ヶ岳へ山スキーへ行ってきた。
一昨日は小谷の蒲原山、昨日は南魚沼に戻って阿寺山でスキーをしていた。今日はオフの予定だったが、せっかくの機会なので日帰りで行くことにした。南魚沼から白馬まで片道3時間半。なかなかの移動距離ではあったが、結果的に行って良かったと心から思える山行になった。
朝3時過ぎ、起点となる鹿島山荘に集合。白馬組のメンバーが事前に下山口へ車をデポしてくれていたのでありがたい。
3時半過ぎ、登山開始。アプローチに使う爺ヶ岳東尾根は登山者にもよく登られているルートで、トレースはばっちり。暗闇の中、急登を一生懸命登っていく。もし一人だったら退屈しそうだが、今日は5人でワイワイ歩けるのでとても楽しい。
取付きの尾根が一番急登で、あとは長大な尾根をただひたすら山頂へ向けて歩くのみ。森林限界を越えると風の影響でトレースはほぼ消失。みんなで交代しながらラッセルをしてゆく。
日の出とともに周囲の山々や尾根の様子がはっきりと分かるようになってきた。今日は快晴でなおさら眺望が良い。

北アルプスでの登山はあまり経験がないが、あまりのスケールに思わず見とれてしまう。やっぱり北アルプスは大きくて、かっこいい。まだまだ先は長いが、あまりに感激したので、ついついSNSに今の気持ちを投稿。笑
尾根上は痩せ尾根が多くて、シートラーゲンする区間が多い。緩斜面ではスキーを履いて効率よく高度を稼いでいく。

途中にあるピークは、稜線上を進むとシートラになりそうだったが、かなこさんのルーファイで右側を巻くことにする。局所的に風の影響を強く受けていたのか、凸状の小尾根では軽い表層雪崩が発生したが、私たちに悪影響はなく問題なく右巻き成功。

風が強くなってきて、時折耐風姿勢をとりながら進んでいく。
爺ヶ岳東尾根の核心部と言われている、ナイフリッジは私だけビビっていた。笑
私の二大・嫌いなものはナイフリッジとトラバースです。
いや、強風なのが原因であって、無風であれば私もサクサク進めていたと思う!


長大な尾根を、ゆっくり進んでいく。最後にド急登があったが、ワコさんのラッセルでクリア!

気づけば山頂はすぐそこだ。昼が近づくにつれて風も若干落ち着いてくれた。

ちょうどお昼頃に爺ヶ岳に登頂!実は登ったことがないピークだったので、今回登頂できて嬉しい。

このあとはいよいよ滑降だ。本当は西沢滑降の予定だったが、時間的に移動が厳しいので、山頂から近い小冷沢を滑ることになった。
周囲には魅力的な斜面がたくさんあったので、また訪れたいなぁと思った。
皆でドロップポイントを探し、最終的にはかなこさんの発見したポイントから滑ることになった。この「ドロップポイントを探す」というのも経験が無かったが、たしかに雪庇が張り出していると飛び込めないし、クラックが開いていても良くない。その年その日の状態でドロップポイントは変化するので、ちゃんと探すのが大事なのだ。
北アルプスでの滑走は久しぶり、というかほとんど経験がないので、正直、かなり緊張する。
緊張のせいか、いつもはサクっとすませるトランジションも、ゆっくりペースになってしまう。シールを剥がしたら、滑ることになる。と思うと行動が遅くなってしまう・・・。(後で思えば、山頂付近は寒いのでメンバーのためにも準備はなるはやで済ませるべきでした。)
ここで一つアクシデントがあり、私のゴーグルの内側が凍っていた。昨日、雪降る中阿寺山で使って、乾かしたと思ったが生乾きだったようで、湿気が凍りついてしまったようだ。
これはかなり困ったが、お湯でふいたりして、どうにか視界を確保できる程度までは改善させることができた。今日は天気も良いし軽量化で替えのゴーグルを持ち合わせていなかった。今後の反省点である。
またこのときかなこさんから「スキーの滑走面は日差しと反対側を向けた方が良い。」とアドバイスをもらった。
滑走面の温度が上がると、雪付きの原因になるそうだ。これも今まで考えたことなかったので目から鱗だった。
そしていよいよ、みんなにとってはお楽しみの滑降、私にとっては緊張の滑降が始まる。
トップはくろすけさん、2番手はワコさん。私は3番目。私が一番初心者なので安心の真ん中の順番で滑らせてもらった。
出だしの数メートルは自分には急斜面に感じたけれど、かなり深いパウダーでスピードはほとんど出ず、その区間は一瞬で終わってしまった。そして、思ったほど怖くなかった。
深パウは楽しい反面、足がかなり疲れる。写真撮影のため、スキーヤーズレフトで止まっているくろすけさんのところで少しだけ休憩し、ワコさんのいるリグループポイントまで滑る。
楽しくて思わず声が出てしまう!が、やはり足が疲れる。笑
谷筋は止まれる場所が全く無くて、ワコさんのシュプールもずっと伸びている。
これはかなり下まで一気に滑る展開だ。谷筋は雪崩のハザードに常にさらされているので、立ち止まる訳にはいかない・・・。とは思うものの、あまりに足がパンパンになったので、途中で止まりながら滑ることに。
4番目に滑っているボーダーのタンゲさんに追いつかれ、自分の脚力のなさを実感。
下部はデブリがちょこちょこあり、あまりに飛ばすと躓きそうなのも疲れポイントだった。笑
ようやくワコさんのいるリグループポイントへ。

ここまでおよそ標高差900mを一気に滑り降りた。そして、まだ標高差900mほど残っている。めちゃめちゃ大スケールの北アルプス!!
標高が低い新潟の山だとこんな経験は出来ないのではないか。
あとはみんなでパーティーラン。途中で2回渡渉をこなし、林道を手こぎで必死に滑り、14時40分、車のデポ地点へ到着。
厳冬期は、新潟でツリーランをすることが多かった。森林限界を越えて谷筋を滑る北アルプスのラインは新鮮で、壮大で、とても楽しかった!
またやりたいです。
そして、一緒してくれた皆さんのハイクやスキーを目の当たりにして良い刺激を受けました!一緒してくれた皆さんに感謝です。
メンバー : 5人(Waka、かなこ、タンゲさん、ワコ、くろすけ)
コースタイム等はこちら↓








