2024/3/26(火)
今日は南岸低気圧の影響で1日雨予報。
ですが、雨でも行く気まんまんのお客様2人と十二ヶ岳を歩いてきました。
出発は毛無山登山口より。晴れた土日は満車の駐車場ですが、今日は誰もいません。
自己紹介、軽い準備運動をして出発です!
毛無山までは悪場はなくひたすら登山道を登ってゆきます。アカマツの森に癒されますが、足元は泥々。慣れていないと滑るしちょっと怖いです。
泥を登る時は、経験上つま先で登ると100%滑ります。身体の体軸をまっすぐにして、フラットに足を置くことが重要です。登る斜度により重心の位置は前後しますが、なんとなく踵より前に重心が乗っていると安定します。大股で歩くと、足を広げた際につま先重心になり滑るので半歩ずつ歩きます。
急斜面はなす術なく滑るので、登山道上の傾斜の緩いポイントを見定めて足を置くことが大切です!
泥に苦戦、幻想的な樹林に癒されながら毛無山へ到着です。
本日の展望は真っ白…。ですが、ニコニコ楽しそうなSさんにほっこり。
ここで早めの昼食休憩です。DKシェルターに3人で入り、食事をとりました。
一時的に雨風が強くなりましたがシェルター内であれば暖かい!
いよいよ十二ヶ岳へ向けて縦走開始です。ヘルメットを装着して気合い充分!!
一ヶ岳、二ヶ岳、、、と順調に越えてゆきます。
進んでゆくと、少しずつ積雪が目立つように。一部凍結しているところがあるので慎重に。
十ヶ岳のトラバース箇所はガッツリ凍結。足場が狭く危険だったのでロープをフィックスし、お客様にはセルフビレイを取りながら通過していただきました。
十二ヶ岳が近づいてくると、鎖場・岩場が連続するようになります。凍結箇所を避けて、慎重な足運びをしながら登ります。不安な箇所ではロープでビレイしました。
周囲がピカッと光ったと思ったら、頭上から「ゴロゴロ」と雷鳴。心配しましたが、雷鳴はその1回のみで終わったのでホッとしました。
そして、ついに十二ヶ岳へ!!!
相変わらずの真っ白な景色ですが、思わず3人で喜びのハイタッチ。みなさん、お疲れ様でした。
分岐まで引き返し、暖かいミルクティーを飲んで小休止。
寒い時は暖かい飲み物が沁みますね。
下山の登山道は南面のため、積雪なし!
今までの登りを考えると天国のような道です。笑
ぬかるみで滑りやすい部分はありますが、ペースは快調。
無事に駐車場まで周回完了。
お二人とも、お疲れ様でした!!
【Wakaのワンポイント】
レインウェアを使用したら、必ず洗濯をしましょう!
汚れが付着したままでは、防水透湿性が低下し、レインウェアの寿命が縮む原因になります。
私は羽織っただけでは洗濯しませんが、雨天で行動した際は必ず洗濯してます。
撥水剤はモンベルのつけ込みタイプを使用しています。レインウェア表面を見て、水滴の弾きが弱くなってきたら漬けるようにしてます。(2023年から今に至るまでは、ずっと天気が良かったので撥水剤使用せず。2022年は多い時は2ヶ月に1回ペースで使ってました。)
↓お手入れ方法はこちらが参考になります。
【装備のおすすめ】
雨天用に、レイングローブが販売してますが、完全防水というのは存在しません。
どんな防水グローブでも必ず最後は濡れてびちょびちょになります。
そんな中で、防寒テムレスは比較的、防水性防寒性が高いのでおすすめです。
秋や春の気温の低い雨の日には大活躍です。
欠点としては透湿性が皆無であること。蒸れやすく汗で手袋内部が濡れてしまうので、私はインナーにニトリル手袋を使ってます。(VBL)
(ニトリルを使えば手は濡れますが、手袋が濡れることはありません。)
雨天時の場合、グローブを行動中に外すと途端に濡れてしまいます。
行動中はグローブを外さない心がけが大切です。
また、袖口から雨水が侵入してくるので、しっかりレインウェアの内側に入れると良いです。