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ガイド記録山歩き縦走北アルプス北部

黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳縦走 登山ツアー ガイド記録

ガイド記録

2025/8/7(木)〜11(月)

今年の目玉企画の1つである縦走企画!折立から入山して黒部五郎、鷲羽、水晶、赤牛を経て黒部ダムまで縦走するツアーを実施しました。

今回のツアー実施にあたり、双六グループの山小屋予約を取るのが本当に大変でした。笑
ありがたいことに満員御礼で、当日はガイド含めて7名での山旅です。

1日目

初日は、街の天気が悪い予報で、集合地の富山に線状降水帯がかかる予報でした。
とはいえ山の方は、午後からは回復する見込みだったので、登山口へ向かう有峰林道が雨量規制で閉鎖されない限りは予定通りツアーを催行することにしました。

だがしかし、集合の段階でアクシデント。新幹線が黒部宇奈月駅で停まってしまい、お客様方が富山駅へ集合できないとのこと。
しばらく待っても運転再開の見込みがないため、黒部宇奈月駅にいるお客様たちでタクシーに乗ってもらい、富山駅組もタクシーに乗り岩峅寺駅で無事に全員合流。
有峰林道の雨量規制は、なんとか規制がかかる前段階で踏みとどまってくれ、無事に折立へ到着しました。利用したタクシー会社さんがかなり臨機応変に対応してくださり、また当日も大雨&規制のかかるかもしれない林道を走り、わたしたちを無事に送り届けてくれ、そのプロ意識に感銘を受けました。本当にありがとうございます…!

さて、本日の核心部を突破した気持ちですが、いよいよここから登山開始です。
ちょうど下山してきた知り合いのガイドさんが、登山道が川になっていた!と教えてくださいました。

朝の大雨騒ぎがまるで嘘だったかのように、雲の隙間には青空が顔を覗かせています!登山道の水も引いたようで、問題なく歩くことができました。
急にガスって霧雨が降る時間帯もありましたが、おおむね良い天気の中歩くことができました。

青空が見える
有峰湖が見えた

歩いていると、すぐ左側にホシガラスが餌を食べていました。こんな間近で見るのは初めてだったので、皆大興奮。後ろを歩いているパーティーが私たちが大はしゃぎするものだから「何かあったんですか」と尋ねてきたので「ホシガラスがいました!」と答えたらフーンと拍子抜けした様子でした。笑

ホシガラスのご飯タイム

16時頃に、無事に太郎平小屋に到着。こんな天気ですが、それなりに混雑しており、やっぱりお盆シーズンだなぁと思いました。
太郎平小屋でも、先輩ガイドの3人にお会いしました。今日はたくさん知り合いに会う日です。

夜は美味しいトンカツをいただき就寝!

色々あったけど無事に到着
朝ご飯

2日目

翌日から、早速お楽しみの稜線縦走です。朝食を食べて出発。

太郎山に立ち寄ったら、朝ご飯中のライチョウに遭遇しました。ラッキーです♪

最初はガスガスだった稜線が次第に晴れてきました!

良い1日になりそうです
赤く染まり始めているイワショウブ

上ノ岳近くはお花の宝庫。ついつい足を止めて撮影に夢中になってしまいます。

綿毛になったチングルマ
ミヤマアキノキリンソウ
タテヤマリンドウ
ハクサンイチゲ

上ノ岳を越えて、順調に進んでゆきます。ガスが晴れ、左手には赤牛岳、水晶岳が見えました!ここからだと随分遠くに見える山々。数日後にはあの頂に立っているかもしれないと考えるとワクワクしてきます。

赤牛岳と水晶岳
黒部五郎岳をロックオン!
またまたライチョウに遭遇
太郎平小屋のお弁当

13:40、黒部五郎岳到着!ちょうど黒部五郎岳のみガスがかかっており、眺望はいまひとつ…。これはまた訪れるしかありませんね。

山頂から降りて、黒部五郎岳の肩で小休止していると、ガスの切間から少しだけ山々が顔を覗かせてくれました。

肩に荷物をデポして山頂へ向かいます
水晶や赤牛が姿を見せてくれました

さて、ここから黒部五郎小舎へ向かいます。肩からカールへ降りる部分は結構急なので気をつけて。

ここの辺もお花畑ポイントなのでついつい足が止まってしまいます。

槍様!
三俣蓮華・双六をバックに揺れるモミジカラマツ

黒部五郎カールはまさに別天地。いつまでものんびり過ごしたくなってしまいます。

標高差はないもののここから小屋までも、地味〜に距離が長いです。せっせと歩いてついに今日の宿泊地・黒部五郎小舎へ到着しました。
皆様今日も1日お疲れ様でした。

素晴らしい場所
本日の宿泊地

黒部五郎小舎、快適でとっても居心地の良い山小屋です。
夕飯が昨日と同じくトンカツなのはご愛嬌。笑

トンカツ!(2回目 笑)
抜戸岳&笠ヶ岳がカッコ良い

3日目

朝から素晴らしい天気!朝食をいただいて出発です。

朝の薬師岳
朝ご飯

樹林帯をひと登りすると、ハイマツ帯になり見晴の良い尾根歩きが始まりました。
お天気が良いので、360度山々の展望が望めます!昨日は見えなかった剱岳が見えました♪

剱岳が見えました
雲ノ平、ワリモ、鷲羽の展望

そして、三俣蓮華岳に到着!!
素晴らしい大展望!見渡す限り山!!それだけでなく、山々に刻まれた尾根や谷の起伏までもくっきりと見ることができます。
この展望、山深さ、やっぱり私はこの山域が好きですね。

集合写真!
北側の展望
パノラマ撮影してみました♪

充分に景色を堪能したら、鷲羽方面に向かいます。
目前に聳える鷲羽岳がとてつもなく巨大に見えます。本当に登れるのだろうか…。

圧巻の景色!

鷲羽岳に登る前に、本日のお楽しみタイムが待っています。
それは三俣山荘でのランチ!!

こちらがメニュー

悩みに悩んだ結果、私は今年の新作である「山スキうどん」に加えて、「ケーキセット」をオーダー。合計3,300円也。
山スキうどんは、うどんと侮ることなかれ、とっても具沢山!大きなお麩は、新潟の特産品の岩船麩を思い出しました。食べ応えあり美味しかったです。ケーキセットも美味しく、かなり満腹になりました。北アルプス・三俣山荘、最高!

山スキうどん
薬膳はるさめスープ
ケーキセット

食べすぎて若干動きが鈍くなりましたが、いよいよ鷲羽岳へ向けて出発です。

苦しい登りも、大展望に励まされながら頑張ります。

三俣蓮華、双六、笠

そして、ずっとわたしたちを見守ってくれている槍ヶ岳。何度も何度も写真を撮ってしまいます。槍自体も良いし、槍〜西穂の稜線や硫黄尾根もカッコ良いですね。

槍っ!
鷲羽池。奥には大天井、常念、北鎌尾根からの槍、穂高連峰。

そして鷲羽岳に到着しました。本当に素晴らしい展望。今日は午後からガスがかかる予報でしたが、その気配はなくまだ楽しませてもらっています。

水晶岳、野口五郎岳

展望を楽しみながら、水晶小屋を目指します。

ワリモ岳がカッコ良い
祖父岳

楽しい稜線歩きの末、水晶小屋に到着です。
本来の予定だと明日は水晶岳、赤牛岳を越えて読売新道を降りる予定でしたが、悪天予報のため、読売新道を断念し、新穂高方面へ引き返すことにしました。天気の良い今のうちに水晶岳まで往復することにします。

水晶岳直下は岩場です
水晶岳!

夜は、美味しいカレーライスに舌鼓!

カレー大好き!

4日目

翌日は、次第に天気が悪くなる予報だったので、夜明け前に出発。風雨を避けて、稜線ではなく巻道ルートから下山に取り掛かります。

雨の中歩きます
双六小屋周辺は強風!

午前中の時点で無事に鏡平山荘に到着。本当はワサビ平小屋まで降りる予定でしたが、直前に満室になってしまい、鏡平山荘に泊まることにしました。

そしてこれが痛恨のミス。。。
なんと秩父沢の橋が流されてしまいました。

鏡平山荘の夕飯

5日目

朝食前に出発。稜線まで登り返して、笠新道から下山に取り掛かります。
思っていたより雨風は強くなくてよかったです。

橋が流されたという秩父沢上流の秩父平は、増水しており、まるで何頭もの白龍がうねっているように見えました。
普通であれば見られない光景。この景色だけは見られてよかったです。

秩父沢が荒れ狂っている
登山道も氾濫中

一心不乱に下山して、昼過ぎに無事に下山!

左俣谷も大増水

・・・

素晴らしい展望を楽しめた反面、おそらく今年いちばんの悪天の中での行動になりました。
宿泊する山小屋を変更しようとしましたが、お盆シーズンということもあり満室で変更も不可。なかなか臨機応変な対応がしずらかったです。
また、4日目には心を鬼にして最後まで下山するべきでした。皆様には笠新道迂回というとんでもない下山をさせてしまい申し訳なく思います。
それでも全員無事に下山できてよかったです。皆様お疲れ様でした、ご一緒してくださりありがとうございました!

コメント ☆お気軽にコメントください☆

  1. いやぁ楽しかったです^^
    皆さんの状況判断もすごかったし
    まだまだ修行が足りんなぁとしみじみ

    また2026年もよろしくお願いします。
    同じコースリベンジもいいなぁ

    宿をとるの大変??ww

    • こちらこそありがとうございました^^
      また同山域で企画させていただきます!
      宿泊予約…心がかき乱されますね笑笑

  2. 今年一番の思い出に残る山旅になりました!
    ありがとう‼️
    またこの山域の企画を楽しみに待ってます

    • こちらこそありがとうございました^^
      今後ともよろしくお願いします。

登山ガイドWaka
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