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足尾山歩き沢登り

神子内川 黒沢 右俣

2026年05月03日(日) [日帰り]
6:45 右俣出合ー7:05 S字滝ー8:35 標高点1232mー9:10左俣合流ー11:00駐車地点

メンバー : 2人(Waka , シュカ)

装備 : 30mロープ , カム・ハーケン類 , ラバー靴

天気 : 晴れ

山行記録

本当は沼田の某沢に1泊2日で入る予定だったが、5月1日の大雨&雪解けの影響か川が大増水しており、渡渉困難。

やむを得ず撤退し、色々と検討して神子内川みこうちがわの黒沢に行ってみることにした。
日帰りできる沢だが、泊まり装備を担いでいるので、せっかくなので二俣まで進んで幕営することにした。

黒沢も増水中なのか、沢の色が濁っていたがもともとの水量が少ないのか遡行に支障はなさそうだ。
パイプ状の堰堤をこえて程なくして10m滝。水流の右端を登れそうだったが、水量が多い&ヌメりそうだったので右岸より高巻く。高巻きのラインにはトラロープが垂れていた。

なんか水量が多くみえる
二俣直下の滝

高巻いた先はすぐ二俣になっていた。

ちょうど上流から単独の男性の方が下ってくるのが見えた。
林道ゲート前に駐車していた郡山ナンバーの方だろうか。挨拶をして何をしていたか尋ねると黒沢の右俣遡行、左俣下降をしてきたばかりとのこと。

私とシュカさんのことを知っていて「Wakaさんですか?」なんて聞かれてしまった。
「お二人有名人じゃないですか。沢屋なら全員知っていると思います。」
そんな言葉に、ちょっと嬉しくなってしまった。
でも沢屋なら全員知ってるは盛りすぎだ。シュカさんならそのとおりだと思うが、私はせいぜい新潟県民か福島県民の一部の沢屋にしか認知されていないと思っている。実際にこのかたも郡山ナンバーだったし。笑
まぁでも、最近停滞気味のブロクを頑張らなければ!と励みになった出来事だった。

男性とお別れして、私たちは右俣へ入る。
すぐ右岸に、ベストではないがまぁ妥協して「良いね」レベルの台地があったのでそこで幕営することにした。

翌日は明るくなってから起床して、7時前に遡行開始。
1~2m程度の小滝群を2つほど越えてゆくと、ちっちゃいゴルジュ帯に突入。最初の5m滝は左岸から巻き気味に登る。
落ち口に降りるところで意外とスタンスやホールドがなくて、結局水路状になっている落ち口部分に飛び降りてしまった。
不確定要素が高くあまりよろしくない降り方で反省。

どちらからも巻けそう

その後の滝をこなしてゆくと、連瀑帯に突入。
最下段は斜度のゆるいナメ滝だが、面の部分はヌメりそう。滝の一部が水路状になっていて勢いよく水が流れている。一番歩きやすくて安心感あるのが水路だが、そこを歩くとシャワーになるという。笑

美しいS字状の滝
水路を勢いよく水がながれている
ひぇぇ

水を浴びながら上がると、その次はトイ状滝。水量が多くとてもじゃないが流芯に入る気にはなれない。左側のスラブを半分くらいまで登ったが、落ち口近くは水の流れが収束している感じで圧倒されたので、距離は短いが念のためリード。

シュカさんがリードしてくれるというので、私は安心してビレイするために支点を作ろうとするが、なかなか良いのが見つからなくて頭を悩ませた。
1つはチョックストーンにかけてある残置スリングで、もう2つはどうにか打ったハーケンを利用した。

シュカさんが落ち口をリードで突破。
トイ状滝の上部はラバーがバチ効きで意外と楽しく登れた。そのすぐ上のCSは、右側のスラブは水圧やばいので、左から突破。ボルダリーだった!

シュカさんナイスリード!
最後がボルダリー

そのすぐ上に、まぁまぁでかい10m滝が待ち受ける。今の滝を登って満足して、全然前見てなかったのでロープを片付けてしまった。笑

もうシャワー浴びたくないので、私は一番左のルンゼっぽいところから上がった。ちょっと急ではあるがラバーバチ効きで快適だった。

一番左のルンゼから登る。狭いところは安心感がある。笑

滝を登り終えるといよいよ渓相は穏やかになった。小滝をいくつかこえると、ゴーロになる。
時刻はまだ8時過ぎ。7時前に右俣出合いを出発したのでまだ1時間ちょっとしか遡行してない。でもこれ以上遡行してもなんにもなさそうだったので、そうそうに左俣へ乗越してしまうことにした。

落ち葉ラッセルをこなし、標高点1232mのコルを目指す。

落ち葉が深い
なんかすごい!

コルに到着したら反対側の支流を下降してゆく。
こちらも特別難所はなく快適に下降する。落ち葉の堆積がものすごく深くて、一度だけ落とし穴のごとくお腹までハマってしまった。

下流へ行くと、沢の中に石垣・石畳が現れた。
なぜこんな山奥にこのようなものがあるのか不思議である。足尾界隈は山中に遺構が残っているところが多くあり大変興味深い。これも足尾銅山にまつわるものなのだろうか。

落ち葉が深い
なんかすごい!

快適に下降してゆき、出合いにかかる滝を降りたら左俣に合流。左俣の本流をすこし遡行してすぐ上流にあるくの字8m滝を見物してから下降にとりかかる。

くの字滝
支流出合い。私たちは右側から降りてきた。

下流へ進むと今度は石橋が現れた。ゴルジュに挟まった石橋。なんでこんなところにこんなものが?
左岸から巻き下だれそうだったが、ここはアクティビティを優先して、石橋に残された残置スリングを利用して石橋懸垂下降。なにげに空中懸垂になるので、降り始めが難しい。ビレイデバイスが挟まらないように気をつけながら降りた。
これ、そのうち石橋が崩落したら怖いなとは思った。

おぉ~ってなるけど、足元が空洞だということを忘れてはならない!
石橋を懸垂下降!

ほどなくして二俣に復帰。右俣出合いにデポした荷物を持って、下降再開。
すぐ下流の10m滝は巻き上がったところを懸垂下降。

その後は適当なところで林道に復帰し、11時駐車地点帰着。

シュカさんの記録↓

足尾 黒沢 | 自然逍遥
右俣は短い区間に滝が連続して面白い!左俣には謎の遺構が残っており興味深い。 神子内川 黒沢 2026/5/2-3 1泊2日(行程的には日帰り) 2級 GWはwakaちゃんと沢合宿!前日の大雨により、当初予定していた小田倉沢に入渓できず、急遽

石畳・石橋の謎

足尾好きM氏のコメント。さすが!!

明治から大正期まで足尾銅山の輸送の主力を担った「馬車鉄道」の現地調査を実施。一次史料と位置を見比べながら、山中では緑色に浮かび上がる小道を、沢沿いでは石組みの橋台を確認しました。
国立大学法人宇都宮大学 地域デザイン科学部のプレスリリース(2022年9月5日 09時00分)明治から大正期まで足尾銅山の輸送の主力を担った「馬車鉄道」の現地調査を実施。一次史料と位置を見比べながら、山中では緑色に浮かび上がる小道を、沢沿い...

立ち寄り

とんかつトミタ(〒378-0004 群馬県沼田市下久屋町767−7)

足尾から、沼田まで引き返して食事。
沼田は「とんかつ街道」と呼ばれる場所があるほど、とんかつが有名なのに未だかつてこの地でとんかつを食べたことがない。
現地ガイドのトコトコなおちゃんにLINEしたところ、こちらの店舗をおすすめしてくれたので行ってみることにした。

とんかつと天ざるが好物の私だったが30歳を過ぎてから油っぽいものを次第に受け付けなくなってきて、最近ではロースカツよりヒレカツのほうがちょうどよい。
が、なんだかんだ今回も気持ちだけが先行してしまいかぼちゃフライとえだまメンチもついた豪華セットにしてしまった。
衣が薄く、肉は分厚く、私好みのとんかつでした!かぼちゃもえだまメンチもうまい。めっちゃお腹いっぱいになった。キャベツのほかにサラダもついているのがgood。

ラストオーダーが14:30で店員さんが席を周りに来てくれた。その後もゆっくり食べていたら、なんと閉店15:00の5分前に入店してきた5人組が。
私だったら「はいダメー。閉店でーす。」って速攻追い出すと思うのに、とんかつトミタさんときたら、なんと快く受け入れているではないか。ホスピタリティ神。
苛つきを微塵も顔には出さず。(もはや本当に心が広いのかも)なんと素晴らしい。また来ます。

うまい!!
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