2025年1月19日(日) 晴れ
除雪終了点(12:25)-登山口(12:35)-(13:25)愛宕山三角点(13:35)-登山口(14:00)-除雪終了点(14:10)/合計1時間45分
メンバー : 2人(Waka , Kさん )
距離 : 1.6km 累積標高差 : 130m
山行記録
南魚沼市の愛宕山といえば、坊谷山と連なる標高321mのピークが有名だが、今回登るのは別の、塩沢エリアにある愛宕山だ。
登山口までは未除雪道路をラッセルしなくてはいけないので、ショートスキーを履いて出発。
本当は別の山に登るつもりで、急遽山を変更した。Kさんはショートスキーを持ってきていなかったので、ワカン+長靴スタイルだ。さらにストックも忘れたKさんは、車の雪かき用ブラシを1本、代わりに持っていくことになった。
かくいう私もオーバーパンツを忘れてしまったので、濡れ覚悟で出発。除雪終了点から這い上がった途端、早速ブーツに雪が入ってしまってオワッタ…。
先に出発したKさんの後を追って私も歩き始めるが、ワカンラッセル後のぼこぼこの雪面はショートスキーで辿っても脛くらいまで沈む。ブーツに雪が入ってくる上に面倒臭くなり、私は私でワカントレースの隣でラッセルを始めたら、沈み込みは足首くらいの深さまでにとどまり捗った。
スキーを履いている場合、ワカンのトレースを利用するより、新しくラッセルした方が楽だとは、今まであまり意識していなかったので驚いた。そのうちKさんに追いついてしまった。「妊婦さんの方が早いなんて。」とショックを受けていた。
先行した私が引き続きラッセルをする。ワカンのKさんからしたら、当然ながらスキーのトレースを辿った方が楽らしい。
やがて登山口に到着し、本格的な登りに入る。すぐに杉林を抜けて、広葉樹林帯になった。この辺りから傾斜が急になる。無雪期は綺麗な葛折の登山道がついている場所。キックターンしながら登って行く。ひたすら私が先行してラッセルをする。吹き溜まりはけっこう深くて大変だった。後ろのKさんはズボズボ埋まっていてもっと大変そうだった。
「浮力」という点に関してワカンよりショートスキーの方が優れていることが今回実証された。
この前、地獄軍団と山行を共にしたKさんが妊婦の私にラッセルで追いつけないなんて、なんだか可笑しい。
山スキーのラッセルって、ついつい張り切ってしまうのは何故だろうか。気付けば軽く息切れをしていたので、立ち止まって小休止を心がける。今の私に酸素不足は厳禁…。

急登地帯を抜けると、広い尾根になり気持ち良い。

13:25愛宕山の三角点に到着。
今日は素晴らしい天気だ。雪を纏った金城山と巻機山の展望が出迎えてくれた。
尾根はさらに続いているが、1時間も歩いて満足したのでここで引き返すこととした。
スキー滑降に不安があるので、Kさんと足回り装備を交換。私が長靴+ワカンで、Kさんがショートスキーだ。実は私のスキーブーツはKさんからもらった(借りている?)ものなので交換したとて足のフィット感は解決だ。

深雪のショートスキーは後傾気味に滑らないとトップが引っかかって転んでしまうが、Kさんはうまく重心を調整して、「ふぅ〜!」と楽しそうな声を上げながら滑っていった。2日連続の晴れだったが、北向き斜面には少しはまともな雪が残っているようだ。
登りではワカンラッセルが大変そうだったのでKさんが楽しそうで何よりだ。
前方でちょこちょこ立ち止まってくれるKさんを追いかけて私も下ってゆく。
ワカンが跳ね上げた雪が長靴の中にどんどん入ってしまい、気付けば靴下がじんわり濡れ始めていた。これは今度からはスパッツをつけた方が良さそうだ。
登りのトレースを使っていたが、途中のツリーホールで片足を股下まで踏み抜いてしまった。ワカンがスノーアンカーのように深く雪に刺さり取れなくなって苦戦した。

下りはやっぱり早い。でも、Kさんを見ている限り、スキーを使った下りの方がさらに早い。
登山口から未除雪道路を引き返し、14:10無事下山。
立ち寄り
Kさんが目星をつけていたクレープ屋さん。2024年の12月にオープンしたばかりのお店。店の隣に商店街の駐車場があるので便利だ。
久々のクレープ、とっても美味しかったです!