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PHガイド記録山歩き越後三山

越後駒ヶ岳 登山ツアー ガイド記録

PH

2024/10/3(木)〜10/4(金)

1泊2日で越後駒ヶ岳ツアーを開催しました。

越後駒ヶ岳はどこから登っても遠く、日帰りだと健脚向けです。では泊まりだと楽に登れるのか?というと、そこまで楽でもないような気がします。何するにしても大変な山が越後駒ヶ岳です。
今回は枝折峠ルート(標高差1,300m)を登り、小倉山から駒の湯へ下るルート(標高差1,700m)です。ガッツリ登って、ガッツリ下る2日間となりました。

今回は、登山ガイドWakaのホームページ担当・広報担当である夫をサポート役にして、2名体制でご案内させていただきました。

1日目

朝、浦佐駅に集合して枝折峠へ向かいます。国道352号から向かう予定でしたが、どうやら通行止めのようなので、少し遠回りになりますが奥只見シルバーラインから銀山平経由で向かいました。(魚沼市通行止め情報)

準備運動をして9:10登山開始。枝折峠は滝雲のビュースポットとしても有名です。よく晴れた週末は駐車場が満車になることも…。今日は時間が遅い平日なのであっさり停めることができました。

スタートの標高は1,065m、歩き初めから早速眺望の良い山歩きが始まります。

左を向けば銀山平の上に鎮座する荒沢岳。振り返れば越後の秘峰、日向倉山と未丈ヶ岳が見えました。

明神峠を越えて、道行山みちゆきやま、小倉山と、越後駒ヶ岳の前衛に鎮座する峰々を越えてゆきます。この区間小さなアップダウンはあるものの標高差はさほどありません。しかし距離が長く枝折峠から小倉山まで片道約5km弱…。
遥か遠くに見える越後駒ヶ岳の姿に、皆さん「あそこまで歩くんですか!遠い!」と驚きの声をあげています。

ゴールまで見渡せるスッキリ明瞭なスカイラインは距離を感じるものの、歩いていて爽快です。小倉山を越えると、ようやく越後駒ヶ岳が近づいてきた気がします。

前駒を越えて岩場をひと登りすれば、本日の宿泊地「駒の小屋」です。

ここから技術的核心。鎖のない岩場は足場があるものの滑ったら止まりません。一歩一歩慎重に登ってゆきます…。

14:30、駒の小屋に無事到着!
明日は雨予報。そして夕方から雨予報なので、オツルミズ沢源頭で水を汲んだ後に皆んなで山頂を目指しました。

山頂部は、ちょうど紅葉していてとても綺麗です。赤、黄、茶…、緑のチシマザサのなかに点在する秋のカラー。
ひんやり冷たい風が次第に強くなってきて、これからの悪天を予期させられます。寒くなる前に山頂へ急ぎます。

15:00過ぎに越後駒ヶ岳登頂!中ノ岳や八海山を眺めることができました。

風がびゅうびゅうだったので、名残惜しいですがそそくさと小屋へ引き返しました。

あとはまったりタイム。いよいよ雨が降り始めましたが、小屋に入ってしまえば関係ありません。
夕飯はポトフと、バケットに生ハムやクリームチーズを載せて食べました。(カナッペ風?)
ゆっくり過ごし、19:00には就寝しました。

2日目

昨晩は、雨は弱いものの風が非常に強く、ガタガタと揺れる小屋の音を聞きながら横になりました。朝、夜明けが近づくと風は落ち着き一安心。不安な雨予報でしたが、見上げると曇り空で予報よりも好天のようです。

5:30過ぎ、小屋前で日の出を眺めて、6:00に登山開始です。

寝起き一発目から岩場下りの核心。スリップしないように慎重に下ります。雲は薄いものの、途中から大粒の雨が降るようになったので雨ガッパを着用しました。

下山は小倉山から駒の湯へ下るルートを辿ります。上部は傾斜が急で気が抜けませんが、しばらく下りると心地良いブナの森が待っていました。そのうちに雨は止み、見上げれば青空が。

11:30、駒の湯へ下山。
駒の湯ルートは全体的に急なので足がプルプルです。皆様本当にお疲れ様でした!

「日帰り温泉 ゆ~パーク薬師」にて温泉と食事を済ませ、浦佐駅で解散しました。
ご参加いただきありがとうございました。

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