2023年1月29日(日) 4時間30分
ゲート前 (6:15) – 尾根取付き (7:10) – 三角点1778m (9:35) – ゲート前 (10:45)
メンバー : 2人(Waka, Kさん)
天気 : 曇りのち晴れ
今日は尾瀬エリアで山スキー。地形図と睨めっこして、山スキーするに良い感じの尾根を探す。西山の北にある三角点1778mから東に降りている尾根が広くて気持ち良さそうだ。行ってみることにした。
朝、ゲート前で支度をしていると、後から3台の車がやってきた。山仲間の野口さんパーティーだった!
聞いてみると西栗沢の右岸尾根から西山を目指すとのことだった。野口さんもここの界隈が大好きな人だ。私やKさんと山の趣味が近くもあり、さすが山のチョイスが被りましたなぁ〜。笑
普段は誰も居なそうなゲート前の駐車スペースに今日は車4台。珍しく賑やかである。
6:15、お先に出発。ゲートを通りまずは林道歩きから。
私が厳冬期にここを歩くのは今回で2度目。前回は2021年の2月、ある山を目指したがひたすら続く膝ラッセル、みぞれ雪に心折られ撤退してしまった。自分にとって辛い思い出のある道だが、今日はなんとラッセルが足首程度!これはありがたや、とサクサク快適に進んでゆく。
1時間程歩き、目的の尾根へ取り付く。入口の木の幹に張り紙があった。どうやら天然記念物ヤマネの調査をしているらしい。見渡すとあちこちの木々に拳二つ分程の小さな巣箱がくくりつけられていた。ひょっとして、今もヤマネが巣箱の中で鞠玉のように冬眠しているのだろうか。覗きたくなったが、そっとしておいた。
しばらく平坦な森の中を進んでゆくと、やがて顕著な尾根が現れる。
ジグを切って登りきると、そこには素晴らしいブナの尾根が続いていた。
地形図通り、広々として、適度な傾斜のある素晴らしい尾根。のんびりとハイクアップしてゆく。
あまりに心地良い尾根で色々な人を案内したくなった。
藪の気配はほとんど無く、どこでも登れるしどこでも滑れそう。
西山方面は曇り空だが、進行方向には青空が広がってきた。時折、ブワッと風が吹くと、木々が揺れて雪を落とす。その様子があまりに幻想的でしばらく見入ってしまった。
広く快適な尾根はピークまで続いてくれた。
9:35、点名・金井澤(三角点1778m)到着。
時間があるので北面や西面でひと滑りしようか、という話になったが、よくよく見たらそちらの方面はなんだか藪っぽい…。登っているだけで充分に満たされたので、やっぱり寄り道せずに往路を戻ることにした。
足首ほどの程よいパウダーはよく走る!!楽しいツリーランを満喫。
あっという間に林道へ。登りも下りも素晴らしかった。また行きたいなぁと思えるルートだった。
10:45下山。
参考
●三角点の名称は以下のサイトで調べました
●「点名・◯◯」という呼称は以下の本から得たアイデアです
続・山頂渉猟―知られざる山・道なき山の記録 / 南川 金一 (著)
ヤマネハウス
ヤマネハウス、といえば私も過去に自作したことがあるのを思い出した。
薬師沢小屋でアルバイトしていた時、自分の部屋にハウスを置いて、ヤマネと一緒に住みたいなぁと思った。
一生懸命作ったが、最後までヤマネが住んでくれることはなかった…。