2022年12月27日(火) 5時間25分
林道 (7:30) – スノーブリッジ (8:00) – (11:10) 簗部山 (11:25) – スノーブリッジ (12:25) – 林道 (12:55)
メンバー : 2人(Waka, Kさん)
天気 : 雪時々曇り
山スキー東北旅2日目。本当は登りたい山があったが、吹雪の中森林限界を突破する気力がなくて、本日もぶなぱうを楽しむ運びとなった。
地形図で山スキーで行けそうな山を探すと「簗部山」というピークが目にとまった。調べてみると、スノーシューでは割と登られている山のようだ。
少ない山スキーの記録で、山のぶなの実さんの記録を読ませていただいた。気になる「ボス吾妻山」というワード。簗部山の北にある標高点1441mに「ボス吾妻山」という愛称が付けられているらしい。
地元の裏磐梯テレマークスキー塾の方が簗部山周辺を開拓したようだ。スキー塾のホームページを覗いてみたら「ボス大巓」なるものも存在し、それらを総称してボスアルプスと呼んでいるらしい…。
かなり熱心に開拓されたようで、地元の人凄いな、と思った。同時に、”裏山が遊び場”な雪国が羨ましいと感じた。
裏磐梯の小さな里山、名前がついただけで、急に立派な山脈に思えてきてしまうから不思議だ。
すっかり興味が湧いてしまったので、行き先は簗部山に決定。調子が良ければボス吾妻山まで足を伸ばしてみることにした。
支度を済ませて7:30登山開始。集落から続く非圧雪の林道をラッセルしながら進んでいく。今日は私の体調がよろしくなく、普段に増してのんびりペースだ。
標高点843mを左手に眺めながら進んでいくと程なくして右手に沢が現れた。
渡渉ポイントを探りながら遡上してゆくと、スノーブリッジを発見。枝が複雑に絡み合っているものに雪が乗っている感じでちょっと不安だ。
Kさんが「ワカ先行っていいよ」と言ってきた。…沢登りではKさんがいつも危険な滝をリードしてくれる。私も勇気を出して先行しなくてはいけない!
いつ崩れるかと不安だったが、ペタペタ探りながら歩くと、意外と安定していて無事に通過できた。
後続のKさんは私が注意深く踏んだトレースがやたら滑るらしく、かなり慎重に渡っていた。
1番手と2番手、結局どちらも異なる恐怖との戦いがあるようだ。果たしてどちらがマシなのか。
渡渉した後はすぐ目の前の斜面をハイクアップしてゆく。スギと藪の混在した歩きづらい場所だった。
やっとこさ上がると、尾根上も幼木が多くて藪がうるさい感じ。
小休止を挟み、いよいよ簗部山方面へ歩き始める。
次第に尾根は広くなってゆき、幼木は姿をひそめてすっきりとした美しいブナの森が現れた。
いつの間にか周囲を背の高い木々に囲まれていた。この部分は楽しい滑降が期待出来そうな感じ。
今日もまた昨日に続き悪天だが、ブナの森は穏やかだ。静かで心地良い森の中をただただ歩いてゆく。気まぐれに雲が取れて、たまに青空が広がる。
標高を上げてゆくと、風の影響か、雪面が大きく波打つようになってきた。なるべく尾根の西側を歩いて起伏を回避しながら進んでゆく。
11:10簗部山到着。
ボス吾妻山を目指す予定だったが、私がお疲れモードだったので、今日はここで折り返し下山することにした。
支度を済ませて滑降開始。
上部の波打つシュカブラはちょっとしたパークみたい。ピョンピョン・フワフワと跳ねながら滑降してゆく。
疎林の美しいブナ森はやはり最高!山スキーのガイドブックに載っても良さそうな心地良い斜面だった。
満足のいく滑降を楽しみながら、ぐんぐんと高度を下げてゆく。
あっという間に尾根へ乗り上げた地点へ戻ってきた。来た道を滑降するとなると藪がかなり濃いのでとりあえず尾根の末端まで忠実に滑ることにする。
尾根上もまた幼木の多い細い尾根が続くが斜滑降でかわしてゆく。最後は尾根の末端付近から沢筋へ滑り込み、今朝渡った沢の左岸側へと到着した。
帰りは帰りで新たなスノーブリッジを発見し渡渉成功。
12:55無事帰着。
立ち寄り
まるいち食堂(11:00〜17:30)
〒969-3122 福島県耶麻郡猪苗代町町尻342(Google Map)
2日連続でまるいち食堂へ。昨日Kさんが食べてたチャーシュー麺がとても美味しそうだったので私もオーダーした。100円プラスで大盛り!さらに餃子もオーダー。
うまーい!!!この麺とあっさり汁がやっぱり好みです。
Kさんの食べてるカツカレーも美味しそうだ…。また近くの山へ登った際はここへ立ち寄りたいと思った。