2022年12月29日(木) 6時間
駒ヶ岳登山口駐車場 (6:15) – 尾根 (7:20) – ●1990m (9:30) – (10:10) 会津駒ヶ岳 – ●1990m (11:05) – 駒ヶ岳登山口駐車場 (12:15)
メンバー : 4人(Waka, Kさん, Ponnさん, sen1さん)
天気 : 雪
大戸沢岳の翌日は福島のPonnねぇさん&sen1さんコンビと会津駒ヶ岳山スキーへご一緒することになった。
当日6時前に道の駅尾瀬檜枝岐で集合し、駒ヶ岳登山口駐車場へ移動。
悪天予報だが意外と降雪は弱く、これは意外とイケるかも。
sen1さんが朝食の焼きそば(1000kcal)を食べている間に準備の終えた3人はお先に出発する。
ねぇさん先頭でWaka&Kさんは後に続く。Kさんは最近体力があるが、私は体力が無いので、今日はいかに付いていくかに専念!先頭ラッセルはやる気ゼロです。笑
林道始点から、昨日のものと思われるトレースが刻まれており、しばらく辿っていたが、早い段階で風雪に消えてしまった。
平均して足首〜脛程のラッセルが続くようになるが、先頭のねぇさんは変わらず普通に歩いている。
久々に会ったねぇさんとおしゃべりしつつ楽しくハイクアップしてゆく。
私の心肺は酸欠気味だったが、ねぇさん的にはかなりペースを落としてくれていると思う。己の鍛錬の為にも頑張って歩かなければ!
ヘリポート跡に到着したあたりで、sen1さんが後から追いついた。私たちより約30分遅れのスタートだったのに、あっという間だ。
ラッセル隊長をねぇさんからsen1さんに代わり、さらに山頂を目指してゆく。
一箇所ほど、藪っぽい部分があったが、それ以外は技術的難所はなく概ね歩きやすい尾根が続く。冬の会津駒ヶ岳は初めてハイクアップしたが、なかなか登りやすくて良いなぁと思った。
樹林帯内は降雪があるものの比較的穏やか。標高が上がってゆくにつれて風が増してゆく。
駒ノ小屋への登りは巻いて最短でピークを目指す。トラバース部分は雪深くトップのsen1さんが強馬力を発揮する。
吹雪ではあるが思っていたより悪くなく、山頂までなんとかいけそう。かろうじて見えるオオシラビソの木々を頼りに高度を稼いでゆく。山頂直下は雪が少し深くなった。ラストスパート、ねぇさんが先頭ラッセルでガシガシ登る。
10:10会津駒ヶ岳到着!
ここに至るまで、2人はほぼGPSを確認せずに行ってしまったからすごいと思った。ホワイトアウトの中、正確にルーファイできるってなかなか出来ない。何度も来ていて2人にとっては庭のようなものらしいがそれも含めて凄いですよ…。
2m程高さのある山頂看板も今はすっかり雪の下に埋まっている。
手早く記念撮影をして滑降準備。
吹雪の中ちらちらと見えるオオシラビソの木々を頼りに滑降も慎重に。油断すると転んでしまいそうなほどに景色が白いが、なんとかパウダー滑降を楽しむ。もし晴れていたらどんな景色が広がっていただろうか。ちょっと残念。
数ターンしたところで先頭のsen1さんが突然停止した。何事かと思っていたら、ビンディングのヒール部分が丸ごとポロリと取れていた!
先ほどの道中で、sen1さんが「ビンディングがよく外れるので困っている、紛失しないようにリーシュをつけている。」という話をしていたが、まさかこういう意味とは想像していなかった。
スキー板ではなくビンディングをロストしない為のリーシュをつけていたのか…。
工具でビンディングを修復し、とりあえず解決。気を取り直して再滑降。
sen1さんのビンディングはその後も何度かポロリと外れてしまい、その度に工具を出して直さなければならず大変そうだった。
樹林帯に入ったら視界が良くなり、パウダーランを楽しむ。程よい斜度。藪も少なく快適だ!
道中登ってくる単独のスキーヤー1名とお会いした。ツイッターをやっている寅鳩さんで、ねぇさんと話が盛り上がっていた。福島の山スキー界隈、けっこう狭い世界なのかもしれない。笑
途中から沢筋にドロップして更なる深パウダーを楽しむ。
私とKさんは後ろで、ねぇさんとsen1さんが先行してルーファイなどやってくれた。
2人のやりとりを見ていると本当に良いコンビだなぁと思う。どちらかが連れて行ってもらう立場ではなく、それぞれ登山者として自立している。その上でお互いを信頼して、協力して一緒に山行を進めている感じがとても素敵だと思った。
滑降の時はひたすらねぇさんの後ろをついて行ってたが、そのうちねぇさんが崖っぽいところへ「フーーーゥ!!」と楽しそうに叫びながらドロップしていった。危険を察知した私は今後はsen1さんについていくことに決めた。まわり込んでねぇさんと合流したら、やはり急峻なルンゼ状のところを直滑降していたので、ついていかなくて良かったと思った。笑
沢型が割とはっきりしており狭いU字部分を滑降するのは少し大変だったが、なんとか滑降する。途中で2回くらい雪だるまになったかもしれない。汗
まぁ形はどうあれ溺れそうな程の潤沢なパウダーを滑れたことは贅沢な経験だった!
林道へ合流した後は手漕ぎを交えて駐車場まで、12:15無事下山!
・・・
たくさん身体を動かして疲れたが、とても楽しかった。2人に山の遊び方を教えていただいた
悪天の日に森林限界を超えた山行を行うことは今までやっておらず、こういう日は樹林帯で山スキーを楽しむことが殆どだった。今回ねぇさん達に連れられて行ってみたら、意外と楽しめることが分かった。
天気が悪いと行ける山が限られるので毎回悩んでしまうが、こうした山も行けるようになれば、また山行の幅が広がると思った。
当然、自分達の力量に見合った範囲での実施が大前提、無理のない範囲でのプチ地獄山行ならまたやっても良いかなぁと思った。
Kさん&Wakaの2人だけでは絶対に成立しなかった山行、新しい発見、経験があり良かったです!
Ponnねぇさん、sen1さん、最初から最後までありがとうございました!またよろしくお願いします♪
↓sen1さんのヤマレコ記録
立ち寄り
民宿・御食事処 開山(11:00〜15:00 / LO14:30)
〒967-0522 福島県南会津郡檜枝岐村上ノ原537−3(Google Map)
2回目の利用。前回は蕎麦を食べたが、今回は檜枝岐村在住のHさんがおすすめしてくれた煮込みカツ丼をオーダーしてみました!カツは大きく食べごたえあり、ほかほか温かくで美味しくいただきました。ご馳走様でした!!
普段は下山時刻が午後になってしまうため、檜枝岐で食事をすることができませんが、今回はねぇさんたちのお陰でお昼下山。食事にありつけました。
今後は私たちもお昼下山で、檜枝岐で食事できるように頑張ろうと思います。笑