2021年5月2日(日)
8:40 登山口 – 9:00 六万騎山 9:25 – 9:50 登山口 (合計時間 : 1h10m)
距離 : 1.3km 累計高度(+) : 177m 累計高度(-) : 173m

※今回は六万騎山の周回だが、長森山を絡めた周回コースも存在する。
大体4〜5時間コース。機会があれば歩いてみたい。
メンバー Waka、Kさん
天 気 晴れ

南魚沼市にある六万騎山は、八海山の前衛峰である。
4月上旬には、標高320mのこの山に、たくさんのカタクリが咲き乱れる。
今は5月。
カタクリの全盛期はとうに終了してしまったが、のんびりと新緑ハイキングを楽しんできた。
※以前歩いた時の記録 – 旧ブログ
登山口に車を停めて出発。
隣に県外ナンバーの車が1台停まっていた。
里山ハイキングへ行くと、大体地元ナンバーが多いのでちょっと珍しい。
私たちの後に登山口に到着した親子たちもどうやら登りはじめたようだ。
下の方で子どもたちの楽しそうな声が聞こえてくる。
カタクリの花はとうに散っており、代わりにぷっくりと膨らんだ実を観察することができた。
7月にもなれば、実が弾けて種子がこぼれ落ちる。
その種子を蟻が運んで、カタクリは生育地を広げていくようだ。
参考ブログ(カタクリの一生 – 北の里山-小さな命の物語-)
時折道端に咲くイカリソウに心癒された。
木々の名前は分からないが、あらゆる植物の新緑が眩しい。
日陰は涼しいが、日向は暑い。早くも夏が近づいているのか。

20分程で六万騎山の山頂に到着した。
一足早く到着した若い男女の2人組がベンチでのんびりと休憩していた。
私たちももう一つのベンチで休憩。
北側に見える南魚沼の街並みをのんびりと眺める。
そのうちに2人が出発していったのでベンチを移動する。
こちらでは巻機山や、昨日登った当間山の展望。
なるほど、こちらの展望も素晴らしい。
山頂部は雲隠れしてしまっているが、充分素晴らしい眺めだ。
またまた、のんびり。
何をするでもなく、ただひたすら山の展望を眺める。
片道20分、こんな里山が家に近くにあったら素敵だろうなぁ。
その内に、数人の登山者が山頂へ登ってきた。
心ゆくまで堪能したので、私たちはお先に下山する。
行きとは違う登山道。
イワウチワの花も既に散ってしまったようだ。
コブシの花がひらひらと咲いている。
先ほど山頂にいた2人組が、登山道にしゃがみ込んでカタクリの葉を眺めていた。
何か話しているが、聞こえない。
私も一緒にお話ししてみたい。
2人組を追い越して、新緑の林をくだっていく。
地元の方と思われる登山者とすれ違う。

9:50、駐車場無事帰着。
帰り支度をしていると、あの2人組もようやく降りてきた。
あの県外ナンバーの方だった。
山の選択なんとなく私たちと近しいものを感じた。
町に近い里山は、山の自然だけではなく、地元の雰囲気も感じることが出来る。
1時間のハイキング。のんびりと、心地の良い山で心がほっこり癒された。
南魚沼市の空気を存分に吸い込んだ、素晴らしい時間だった。
↓初めて六万騎山を歩いた時の記録。初めてイワウチワを見て、その可憐さに驚きました。