2026年03月27日(金) [日帰り]
6:30志津温泉ー8:40月山リフト山麓駅ー11:40月山ー12:20千本桜ー14:00念仏ヶ原避難小屋ー17:20大森山西鞍部ー18:20肘折登山口ー19:00肘折温泉
メンバー : 4人(Waka , おはる , なおちゃん , さやさん)
天気 : 晴れ(山頂部はガス)
山行記録
おはる、さやさん、なおちゃんと月山へ。
当初は2泊3日の予定だったが、メンバーの都合や天候のことも考えて志津温泉から肘折温泉までのワンデイ山行となった。
さやさんとは山を一緒するのは初めてで、おはるとも久々だったので楽しみだ。
前日のうちに、下山口となる肘折温泉へ車を一台デポしにいく。登山口から下山口までは車で約2時間弱離れている。なかなかの遠距離である。
夜は、さやさんのご自宅にメンバー全員停めていただき、温かなファミリーの歓迎をうけた。
翌朝、スズキ ワゴンRに4人+4人分のスキーとザックを積み込み出発!すごいよ。ちゃんと全部載せられて感動。

昨日は1日雨だった。今日の朝も天気が悪く早出すると森林限界上での見通しも悪そうなため、ロングルートではあるが少し遅めの7時登山開始とした。

まずは除雪された道路を歩いて、途中から道路をショートカットして森の中を進んだり。
雪のコンディションはまぁまぁ良くて快適に進んでゆく。
道路に復帰するところはデブリが溜まっており、おはるは板を履いたまま、直登していたが、私は滑り落ちる未来が見えたので大人しく板を外した。
道路の上のほうは絶賛除雪作業中だったので、邪魔にならないようにそそくさと通過。まもなく月山リフト山麓駅へ。
ここにも除雪作業のスタッフさん方がいて、リフトの架線下は作業をするので、10mくらい離れたところを登るように言われた。
月山の姿を見ながらハイクアップしてゆくが、まもなくガスにつつまれてしまう。
足元は新雪が数センチ積もっている。昨日の悪天で上の方は降っていたようだ。
クトーをつけることもなく、山頂まで問題なくシールで登ることができた。

虚無の山頂で滑降準備。おそらく月山の頂上部だけガスっているので、高度を下げればガスから抜けるとみて予定どおり進む。
ジリジリと高度をおとしてゆくが思ったよりもフラットライトで本当になにも見えない。足元は良いザラメで普通に滑れたらすごく楽しそうなのに。おはるがずっと先行してくれていて、悪いと思って途中から私が先頭を変わった。
ところが、先頭を変わった途端、一面白の世界が広がりクラクラした。立ち木でもなんでも良いから視界のどこかに目標物がほしかった。
よれよれと先頭を滑っていると、少しずつガスが薄くなっていく。そして、前方の大斜面が次第にはっきりとしてきた。
視界が開けたとたん、おはるとなおちゃんが嬉しそうにかっ飛ばしあっという間に豆ツブサイズになってゆく。
私とさやさんもあとからのんびりついてゆく。メロウな大斜面を楽しく滑ることができた!

ホワイトアウトだと難しそうな、千本桜も無事に突破。
やはり視界があるのとないのとでは全然違う。
引き続き、読図・ルーファイをしながら下っていく。私はスマホの地図のみだったが、皆は紙の地形図も持ってきていた。
スマホの地図は、現在地確認には便利だが、小さな画面なので地形図全体を俯瞰して見ることが難しい。
紙の地形図は、広い範囲の地形を一度に理解しやすいので、「この先にどんな地形が待っているのか」といったことをイメージしながら歩きやすい。
印刷などの準備が面倒で、つい用意を後回しにしてしまっていたが、今回皆が紙地図を使っている姿を見て、私もこれからはなるべく紙地図を持って山に入ろうと思った。

尾根を滑り、沢への着地を目指す。途中で雪崩そうな斜面をトラバースする時に、油断して深さ1mほどのクラックに落ちてしまった。動くと足首が捻挫しそうな変な角度で挟まってしまった。自分だと動けず、でもジリジリと身体が沈んでゆき次第にキツい体勢になってゆく。
最後尾を滑っていたさやさんが、私を発見してくれ、私の足から板を外してくれたりして、なんとか脱出。
もし一人だったらどうなっていたことやら。感謝である。
先におはるとなおちゃんが滑っているので、大丈夫だろうという安心を感じてしまったのもいけなかった。何番目を滑っていようが、先頭を滑っている時と同じ警戒心や緊張感を持つべきだった。

本沢に着地して、そこから念仏ヶ原へ登り返す。読図が楽しい区間だった。
だだっ広い念仏ヶ原をのんびり進んでゆく。振り返れば月山が遠くに見える。さっきまであそこにいたのに。スキーの機動力の高さを実感させられる。
今は、山頂までスッキリと見えている。もう少しはやく晴れてくれれば良かったのに。笑

雪に埋没した念仏ヶ原避難小屋を過ぎたところから小岳への登りがはじまる。
この辺りは地形がゆるく、特に難しさは感じない。
小岳を越えたところから赤沢川に向けて滑降。そして登り返し。そしてまた滑って、登り返す。
ここまでロングルートだと、ハイク~滑降の切り替え時間もなるべく短いほうがよいと思って、意識して頑張ったのだが、他の皆もとっても早い。
のんびりやってると10分くらいかかりそうなものだが、皆2分くらいで終わっている。さすがベテラン勢である。

大森山のあたりはライン取りが難しく、滑降モード&手漕ぎで怒涛のトラバースをして西側のコルに着地。そのあとはシールをつけて、巻きにかかる。
全体的に急斜面でちょっと渋めだった。シール滑降でちょっとした段差やクラックを越えなければならず、これは私には大変だった。私以外の皆は颯爽と滑っていてさすがだった・・・。

おはるは厳冬期にあまり山スキーをやったことがないらしく、
パウダーがうまく滑れないんだよね。と言っていたが、今日のコンディションはどう考えてもパウダーより数倍難しいと思った笑
厳冬期の山スキーはシンプルに雪と対峙する感じがあるけど、残雪期の山スキーは総合力っていうか泥くささがある。
今回の核心部である大森山の巻きを終えると、あとは難所はなし。
少し滑ったら林道に合流。歩いたり滑ったりで地道に前進して、すっかり日が暮れても歩き続けて、ようやく雪のない道路が見えてきた。
肘折温泉19:00到着。
行動時間12時間半、累計標高差1800mのハードな日帰り山行が無事に終わった。
最初「月山で山スキーをしよう。」と聞いたとき、月山のスキーってゆるふわ系のイメージがあり物足りないかもなぁなんて思っていたが、全くそんな事はなかった。
かなり素晴らしいルートを辿ることができて、提案してくれたさやさんに感謝である。
志津温泉~肘折温泉間のこのルートは、おおむね登山道に沿っているが、アップダウンがあり、尾根や谷がつらなる複雑な地形の中を進んでいく。
それでも良い感じに地形の弱点をついて、登山に適した合理的なラインを辿れていることに感銘を受けた。
この道を拓いた先人の知恵と技術には驚かされる。こんなルート取りを自分自身でも考えて実行することが出来れば、より一層、魅力的な春スキーを楽しめるのではと思った。
今回の山行は、今後の私の山行にきっと良い影響を与えてくれる。たくさんのインスピレーションを受けた一日となった。
一緒してくれた、おはる、さやさん、なおちゃん、ありがとうございました!
立ち寄り
ふかさ(〒996-0301 山形県最上郡大蔵村南山528)
19:00に下山して、お腹すいたー!と入店。
この時間でもまだ開いていてそれだけですでにありがたい。
チャーシュー麺オーダーしましたが、とっても美味しかったです!!
肘折温泉行くことがあったらまた利用したいです。
















