2025/7/5(土)
浅草岳ツアー、第2回目を開催しました。
天気予報では晴れ予報でしたが、直前になって雨予報に…。
雨天覚悟で登山口へ向かうと、意外と曇り空。意外と登山客も多かったです。
準備運動をして出発です!

明け方、浅草岳でゲリラ豪雨があったようで、登山道は泥々のびしょ濡れ。油断して滑らないよう慎重に登ります。渡渉は難なくこなすことができました。
曇り空が幸いしてか、気温はそれほど高くなく、登りやすい気候。
休憩を挟みながら順調に高度を稼いでゆきます。
出発時は空が霞んでいましたが、いつの間にか後ろに守門岳の山容を眺めることができました!

今日はお花好きメンバーなので、あっちこっちで写真を撮るべく立ち止まります。
ギンリョウソウ、ゴゼンタチバナ、ツルアリドオシ、ユキザサ、ホウチャクソウなどが咲いていました。
急登を登りきり、前岳直下の分岐で小休止。ここは例年残雪が残る場所です。
ふと斜面を見下ろすと、雪渓の際に咲いたばかりのシラネアオイを発見しました!基本的に6月に見られるお花ですが、この場所は雪解けが遅く、開花も遅かったのでしょう。
まさかの出会いに皆大興奮でした!
雪渓を登りきったら、後はビクトリーロード。
あちこちお花を眺めながらゆっくりと進みます。葉っぱだけのイワイチョウ、イワカガミ、コバイケイソウ、咲き始めのキンコウカがありました!
そして、お目当てのヒメサユリもちらほら現れてきました♪
山頂直下のワタスゲたち、今朝の大雨で濡れネズミになっていましたが、それでもポワポワの綿毛が可愛らしいです。ワタスゲ、ヒメサユリ、トキソウ、ベニサラサドウダン、ウラジロヨウラクたちが一度に見られました。

すっかり、満足の皆さんでしたが、山頂も忘れないうちに行きましょう!
3日前にもいたマムシは、今日も同じ岩の下でとぐろを巻いていました。
浅草岳の守り神、蛇神様かもしれません。
只見側の登山道の途中で、昼食休憩をとり、下山にとりかかります。

帰りもゆっくり、ゆっくり、お花たちを眺めながら。
桜曽根登山口方面も、しばらく見晴らしの良い登山道が続きます。
トキソウ、アカモノ、ヒメサユリがお出迎えしてくれました!
※帰宅後調べましたら、トキソウの仲間に「ミヤマトキソウ」があり2017年に新種として登録されたもののようです。浅草岳に自生するのはミヤマトキソウだという情報があります。(距離が遠くて特徴を確認できませんでしたが…。)
私がガイドで行った3日前よりも、ヒメサユリが多く開花していて、びっくり!
まだまだ蕾もあるのでしばらく楽しめそうです。
展望は今ひとつなものの、咲き誇るお花たちに癒されながら歩きます。
登山口までくだり、あとは林道を歩くのみ。
ここでも、まさかのまさか!!サンカヨウと出会えました。
最後の最後にまた皆で大興奮でした。(笑)

雨予報の中でのツアー催行でしたが、結局雨に降られることはなく、浅草岳を存分に満喫できた一日となりました。ご参加の皆様、お疲れ様でした!!
・・・
どうやらこの日は、私の家がある南魚沼市は土砂降りだったようです。
夫が送ってくれた雨雲レーダーを確認したら、浅草岳周辺の守門岳や越後三山周辺は雨が降っていて、浅草岳だけ降っていませんでした。
なんという奇跡!蛇神様のご加護があったのかもしれません。














