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ハイキング植物奥秩父・奥多摩

高尾山のガイドウォークに参加

奥秩父・奥多摩

2022年3月23日(水)
稲荷山コース – 高尾山 – 1号路

天気 : 晴れ
※昨晩の降雪で残雪あり

今日はぶらり高尾山へ散歩。アプローチに使った稲荷山コースはそこそこ静かな山歩きを楽しめたが、高尾山〜1号路はとても賑やか。山というか公園みたい。笑

積雪の高尾山
新しい階段。檜の香りが心地よい

今日は高尾山ビジターセンターのガイドウォークに参加した。しばらくコロナで開催しておらず今日は久々の開催らしい。高尾の店は軒並み観光地価格だが、このガイドウォークは定員6名、50分間のガイドでなんと100円。
スタート時刻の13:30に集合すると、参加者は私と常連のおじいさんの2人だった。山頂は人で賑わっているのに、なんか意外。笑
そしてやっぱりガイドさんと歩くとすごい。単なる藪にしか見えない木々の1つ1つの名前を教えてくれる。モミジイチゴ、キブシ、アオキ。

モミジイチゴ
キブシ

高尾山にはたくさんのスミレが咲いている。石垣の隙間に可愛いタチツボスミレが。なぜ石垣の隙間にあるのかというと、どうやらアリが運んできたかららしい。スミレはアリの運搬によって自生エリアを広げるようだ。そして近くにきっとアリの巣があるのだろう。

フサザクラの枝の先端、よーく目をこらすと枯れ葉のような繭。「シンジュサン(神樹蚕)」の繭らしい。シンジュサンが好んで食べるのは「カラスザンショウ」の葉っぱで、クサザクラの隣に木が生えていた。なんでカラスザンショウの枝に繭を付けなかったのだろう?と思ったが、どうやら木の背が高くて天敵の鳥に見つかりやすいからかもと話してくださった。ちなみにカラスザンショウの実はヒヨドリの大好物である。

フサザクラの花
カラスザンショウの実

道に散らばる小枝を眺めて、ガイドさんがまた解説してくれる。「これはムササビが食べた跡だよ。」

冬芽をちょっと食べる
枝が斜めに切断されている

高尾山にはムササビが100匹ほど暮らしているそう。夜な夜な餌を食べるために飛び回っている。ムササビは時期によって食べるものが違う。冬場は、木の冬芽を食べるそうだ。枝を噛んで切断して、冬芽を少しかじる。食べかすは捨てる。今晩はムササビがたくさん食べていたようで、道には食べかすが大量に散乱していた。

アブラチャン
アブラチャンの花
クロモジ。やじろべえみたい。

50分間のガイドウォークはあっという間に終了。たった少しの距離を歩いただけなのに、右に左にたくさんの発見がありとても楽しかった。

高尾山で最も多くの種が花開くのは春。3月下旬から4月中らしい。それでも1つ1つの開花期間は短いので、より多くの種を観察したいなら毎週のように通う必要があるとのこと。
もう少し暖かくなったらまたガイドウォークに参加してみたいと思った。

帰りは1号路から下山、どうやら学生の卒業旅行?らしく、中学生がいっぱいギャーギャー騒がしかった。後ろから20人くらいの集団で1号路をどどどーーと駆け下ってきて恐怖だった。先生注意しろよ。笑
こういうところは山ではなく観光地って感じだ。

シュンラン
ミツマタ

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