沢登り南アルプス

久々の南アルプスへ

沢登り
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2021年7月10日(土)

メンバー : 2人(Waka、Kさん)

天気 : 晴れ

気象庁 過去の天気図

 今週末は、梅雨前線がやや北上した。日本海側の天気はイマイチだが太平洋側の天気は良好。梅雨明けもそろそろ来る予感、楽しみだ。
久々の南アルプスへ、Kさんと2人で行ってきた。

肝心の沢登りは水量多く早々に撤退。結局パックラフトでのダム周遊を一番に楽しんだ一日となった。

 今回の目的地は、畑薙湖の右岸に位置する仁田沢。日本登山大系や現地の看板では「仁田沢」だが地理院地図では「仁田河内沢」という名称だ。
湖岸をトラバースすればアプローチできるが、パックラフトを使って対岸よりアプローチしてみた。

 前日夜のうちに畑薙第一ダムまで入り、仮眠。翌朝、ダムの色を確認すると濁っていた。そして大量の流木がダム湖に浮かんでいる。
昨晩も運転中、電線に引っかかった倒木に出くわした。幸い倒木の下を潜って通過することが出来た。(この倒木は帰る頃には撤去されていた。)いろいろな意味で、今日は大丈夫か不安になる。

 沼平に行くと、すでにたくさんの車が停まっていた。大体の人がマウンテンバイクを持っている。私たちも支度を済ませて出発。湖を眺めながら林道をしばらく進み、適当な場所で湖岸へ降りる。パックラフトを膨らませていざ出航。釣り師や登山客はたくさんいるが、舟を漕いでいる人は私たち以外には見当たらない。

朝は吹いていた風も落ち着き、湖面は穏やかだ。対岸が近づくにつれて流木が増えてくる。避けながら進み、出合い到着。

出航!
背景はダイコンに繋がる尾根
無事上陸

 パックラフトを畳んでいると、2人の沢屋がダムを泳いできて、私たちと同じく出合に上陸した。神奈川の山岳会パーティーだった。お互い、まさか人に遭遇するとは思っていなかったのでびっくりだ。

 肝心の沢登りだが、私が前回、前々回に同じ山域の沢へ入った時よりも水の流れが強い。というかひと目見て水が濁っている。右岸左岸へ渡渉するのもいちいち流れが強く落ち着かない。
最初のゴルジュ帯も絶賛増水中で圧巻。ぎりぎりヘツリで抜けて先を見やると、今まで以上に狭まった沢筋が、白く泡立って勢いよく流れている。後方のKさんに、この先もさらにヤバそうだよと声をかける。

今のところ、ずっと渡渉訓練をしている気分だ。早々に撤退を決めた。

カエル
水量が普段より多い
途中まで頑張るが・・・

 出合いに戻り再びパックラフト出航の準備に取り掛かる。ふと違和感に気づく。朝よりも流木の量が増えている。かろうじて隅の方に抜け道があったが、私たちがパックラフトを準備している間にその退路さえも塞がってしまった。
流木を避けながら進むが、そのうち行き詰まる。パドルで退かそうとするが、幹の太いものはまるで動いてくれない。私が「流木いっぱいでやばいね〜!」と笑いながらKさんの写真を撮っていたら、「僕はかなり真剣だよ!」と真面目に返された。
確かにこのままではらちがあかそうなので、近くの巨大な流木群(複雑に引っかかっていて、押しても引いても動かない)にパックラフトを固定してダムに飛び込んだ。泳いでKさんの前方へ。流木たちを手で押し除けたら、太い流木も大人しく動いてくれた。Kさんを先に流木帯から脱出させる。私も流木を利用してパックラフトに復帰。想定してなかったのは、流木の漂流スピードがかなり速いこと。その一瞬の間に再び退路は塞がれつつあった。Kさんの急いで!という声を聞きながら慌ててパドルを漕ぐ。
すんでの所で脱出。ピンチを乗り切ったぞ。Kさんと無事突破のハイタッチ。

 今回の出来事で一つの不安要素が頭をよぎった。今回は流木のお陰で再乗艇出来たが、もし何もない場所だったらどうなっていたか。パックラフトやカヤックの世界では再乗艇は自分の命を守る為にも必要な技術らしい。正直、今の私は何のサポートもなしに復帰する事は困難だ。今のままであちこち行くのはどう考えても危険ではないか。どんな状況下でも再乗艇出来る様に練習しなくてはと反省。(パックラフトは完全に見よう見まねなのでそのうち講習会にも参加したい。)

流木に囲まれる
泳いでどかす

 時間があったので信濃又河内の出合いに寄り道。見上げると、お久しぶりの信濃俣大吊橋。思わず「ただいま。」と声が出る。過去の山旅の記憶が蘇ってきて懐かしい気持ちになった。

出合いでゆったりしていたら、また風に乗って流木が集まってきた。これはのんびりしちゃいられないと退散。そのまま畑薙ダムを横断して沼平駐車場を目指す。風が強く、波がたつ。ガタガタ揺れるパックラフト。アトラクションのようで少し楽しい。
無事に沼平に上陸。

崩落斜面に猪

恐怖の吊り橋を渡らなくて済む!
退路を絶たれる前に撤収!

 帰りがけ、3頭のカモシカを目撃。シカも何度も目撃した。

カモシカ発見
ズーム
すごい場所に立っている

黒いカモシカも発見

 久々の南アルプス。やっぱり心が落ち着くし、好きな場所だ。
私は静岡出身という事もあり、山歩きが好きになった当初から南アルプスの山々にお世話になっている。良い経験も、苦い経験も、いろいろな目にあって、いろいろな想いを抱いた山域。私にとっては母親のような存在。
今回、早々に追い返されてしまったが、早くもまた訪れたい衝動に駆られた。今回歩けなかった仁田河内沢も、他の場所も。また来ます。

【今回使用したライフジャケット】

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