山スキー丹沢・富士山周辺

日本一の山の麓へ 爆風&カリカリにより撤退

山スキー

日 時 2021年3月14日(日)

山 域 富士山

目 的 山スキー

行 程
2021年3月14日(日)
7:50 太郎坊 – 8:10 御殿場口新五号目 – 9:05 標高1,674m 9:25- 9:40 御殿場口新五号目 – 10:00 太郎坊 (合計時間 : 2h10m)

人 数 1人

天 気 晴れ 暴風。

雪 の 状 態
表面は薄いカリカリのクラスト雪(レインクラスト?)
クラスト層下は乾いたザラメ?(爆風によりじっくり観察出来ず)

G P S ロ グ
距離 : 4.2km 累計高度(+) : 395m 累計高度(-) : 394m

昨日の土曜日は完全なる雨だったので、山はおやすみ。
翌日日曜日は好天予報。
日帰りでどこか山へ入ろうか。

天気予報だと、冬型気圧配置で西風がかなり強い。

色々検討した結果、久々に富士山の宝永山へ行ってみることにした。
東側だから風も遮られるかと期待したが、そんなことはなかった。
宝永山まで到底辿り着けずやむなく撤退することとなった。

御殿場ライブカメラ
3/14にはだいぶ雪がついた。

日曜日当日の5:30。
夜明けと共に御殿場口のライブカメラをチェックすると、なんと裾まで雪がついている。
さすが南岸低気圧だ。

期待を胸に、自宅から車を走らせた。
太郎坊の駐車スペースには予想通り既に数台の車。
やはり私と同じ魂胆の登山者が居るようだ。
かろうじて空いていたスペースに駐車して7:50登山開始。
しばらくは雪が無いので、シートラーゲンにて進む。

目前に富士山

樹林帯を抜け、目前に真っ白な雪を纏った富士山が現れる。
山頂付近には雪煙が舞い、強風であることが伺える。

御殿場口新五号目から、スキー板を履いてハイクアップ。
先ほどまでは無風だったのに、次第に風が出てくる。

何人か、下山するスノーボーダーとすれ違う。

そのうちにかなりの強風になってきてたまらずゴーグルやバラクラバを装備。

上から1人の山スキーヤーが滑降してきた。
co2,200m付近まで登ったけど、強風・カリカリ、地吹雪で視界も悪いので宝永山まで行かずに帰ってきたらしい。
なるほど、今日はそんなコンディションなのか。
どおりで、朝早くから引き返す人がいた訳だ。

まぁせっかく「天気」は良いので、とりあえずはブラブラと適当に進むことにした。

co1,640m付近

先ほどまでうっすいザラメ雪を歩いていたが、次第に積雪も増えてきた。
足元はいつの間にかクラスト斜面になりツルツル滑りやすくなったので、クトーを装着。
しかしクトーで踏んでも、その場所から2〜3cmは後方にズルッと滑ってしまう。
クラスト層が絶妙に薄くてクトーがガッツリ噛まないようだ。(クライミングサポートはやってない)

こういう中途半端?な雪質は初めてかも。ちょっと怖いと思った。
このような場所は本来アイゼンが良いのかもしれない。
今回は傾斜が緩いからそのままスキー板で進むこととした。

ここで引き返す
後ろを振り返る

いよいよ風が強くなってきて、雪面も場所によっては一層カリカリになってきた。
これ以上行っても楽しくなさそうだし、普通に危険を感じたので標高1,674m地点で引き返すことにする。
時刻はまだ9:05、今日はまるで進むことが出来なかった・・・。

爆風の中、シールを剥がして、滑る準備を整えたところまでは良かったのだが
いざスキー板を履こうとしたが、右足の爪先部分がうまくハマらない。
またキングピンが雪詰まりを起こしたようだ。
いつもはパチパチと何度か押せば直ったのだが、今日は何故かそれでも直らない。
流石に、今日のようなカチカチ・爆風の中でスキー板を履くわけには行かない・・・。
仕方ないので、そこらへんの枝で、丁寧に爪先部分の雪をほじって取り出したらなんとか直った。
時間をだいぶ消耗してからやっとこさ滑降。

カリカリ斜面は怖くて思い切り滑れず、ひたすらボーゲン。
それでもあっという間に降ってしまう。

風が落ち着いた場所で後ろを振り返る

早々に駐車場に無事帰着。

あまり登れなかった割には、うっすい積雪を滑ってしまったせいで板に傷がついてしまったし、シートラーゲンしたのでスキーブーツも汚れてしまった。
なんだか割りに合わない山行だった・・・・

ただ宝永山はコンディションが良ければ素晴らしい1日になることには違いないので、またタイミングを伺って再訪したい。

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