数ヶ月ぶりにハイキングを再会した。
リハビリがてら、自宅からほど近い「雨飾山」へ。
しかし、結果的には、なかなか辛い山歩きとなった。
予想以上に自分の筋力は低下していたようだ。
日 時 2020年5月23日 (土)
山 域 頸城 雨飾山(1,963m)
目 的 残雪期登山
コース 雨飾荘〜雨飾山〜雨飾荘
累積標高 (上り)1,198m・(下り)1,198m
コースタイム 計9時間
(登り:1時間あたり標高差265m)
人 数 2人
天 気 朝8時頃は晴れていたが、日中は西から雲が迫る。雨飾山の山頂付近は、午後になるとガスに包まれた。下界は晴れ。
雨飾荘付近の駐車場に車をとめ、7:20、登山開始。
車止めのバリケードを通過し、雨飾山登山口を目指す。
車道を歩くこと40分、登山口に到着した。
水芭蕉の咲く湿原を越え、尾根に取り付く。
尾根を1つ越えると、残雪が現れた。
チェーンスパイクを装着する。
目印の赤い粉が点々と撒かれているが、踏み跡は1人の足跡のみで、他は一切ない。
道迷いをしないように気を付けながら進んでいく。
雪の量は、まだ多い。
新緑と残雪のコントラストが美しい。
もう1つの顕著な尾根を乗越したところで、荒菅沢の横断に入る。
既に、いくつかのデブリが確認され、沢の中はおどろおどろしい雰囲気を醸し出している。
私は今回「雨飾山」へ登るのは初めてだ。
(本当にここを渡るのか?)と内心驚いたが、ルートは間違えていないようだ。
赤粉は自分たちのいる場所から真横に向かって点々と続いている。沢の上部をトラバースする形になっている。
この通りに進むのは不安を感じた為、手前で高度を落として、傾斜の緩い場所をトラバースした。
トラバースしていくと、左手に「布団菱」が見えた。
ここもアルパインで登攀されているらしい。
見るからに、絶壁で岩質もぼろそうだ。
荒菅沢の対岸に無事に到着。
正規登山道がどこにあるのかよく分からず、少々藪を漕いで、尾根に乗り上げる。
素晴らしい展望を背景に、稜線を目指す。
残雪上で足を滑らせないように慎重に歩いていく。
11:30、標高1,894m地点の笹平に到着。
あたりはガスに包まれ、霧雨が降ってきた。
山頂はここから、40分程歩いた場所にあるが、天気が悪いのでここで引き返すこととした。
登山が久々過ぎて、私自身、しんどいというのも理由の一つである。
笹平にはカタクリが可愛らしく咲いており、山頂は行けなかったものの、その光景を見ることができて満足だった。
帰りがけ、適当な場所で山ご飯を満喫する。
16:40、駐車場無事帰着。