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尾瀬・南会津沢登り

楢戸沢へ再び のんびり沢歩き

尾瀬・南会津

2022年6月18日(土)〜19日(日) 伊南川 楢戸沢下流部

メンバー : 2人(Waka, Kさん)

天気 : 1日目 曇り、2日目 曇り

昨年の9月に楢戸沢から会津朝日岳へ詰め上げた。(当時の記録)
遡行は大変だったがあまりにも美しい溪で感動するばかり。白ナメとブナのきらめくこの地へ、絶対に、また訪れたいと思った。2022年6月、大好きな楢戸沢へ再び訪れた。また来れたことがとても嬉しかった。

楢戸沢で過ごすひと時

朝、会津田島のセブンイレブンに立ち寄る。女性の遊魚券が今年から半額料金になったらしく格安で購入することができた。(南会津西部非出資漁業協同組合 HP
用事を済ませた後に楢戸沢下流の林道へと入ってゆく。逆川の出合をこえて、2つめの堰堤を過ぎたあたりの広場に車を停めた。下車してびっくり。なんと周辺の草むらが毛虫だらけではないか!昨年も毛虫は大量に居たがさらに個体数が増している。あまりの量になるべく藪漕ぎはするまいと固く心に誓う。

毛虫の木
ヒメサユリ

しばらく林道を歩き、橋が現れたら右側から楢戸沢に入渓した。その後に堰堤を高巻くために藪漕ぎを強いられるが、幸いにも毛虫の姿は見えなかった。

穏やかな河原が奥まで続いている。のんびりと遡行してゆく。
イワナは居るかな〜と水中を眺めるも一切魚影なし、居る気配がしない・・・。Kさんに竿出さないの?と尋ねられるも釣れなさそうなのでやる気なし。

周囲の景観を楽しみながら遡行してゆくと、次第に溪は岩盤が発達し美しい様相となってきた。Kさんが「やっぱ楢戸沢は良いわ。」と呟いた。私も同感だ。南会津は好きな山域だが、中でも私は会津朝日岳を取り巻く山と溪がひときわ好みだ。今日も来て良かった。

河原が続く
渓相が変わってきた

そのうちずっと浅かった沢床も深い場所が出てきたりして、相変わらず魚影は見かけないがせっかくなので竿を出すことにした。案の定釣れないけど雰囲気を楽しむ。

ゴルジュのヘツりはヌメったりしてちょっと緊張。竿を持っているので右手は塞がっている。すっ転ばないように気をつけなければ。

美しい溪相
釣れませんけどね
ヒメシャガ。園芸用は流通しているものの、天然物の個体は少なく準絶滅危惧種に指定されているようだ

遡行していくと、先を歩いていたKさんが(釣り師がいる!)と私にコソッと伝えてきた。先行をKさんから私にチェンジ。Kさんとしては女子が前を歩いた方が釣り師に警戒されないんじゃないかという持論があるらしい。笑

前方の釣り師の男性は上流へ進んでいるかと思ったが引き返している途中だった。しばらくその場で待機して男性がヘツり終わった時に挨拶を交わす。
「先にゴルジュがあったので、引き返してきました。」とのこと。ちょこっと会話を交わす。私が「イワナいました?」と尋ねたら「いましたよ。」と返答。釣れない!と話したら「自分が歩いていたからかも。」とのことだった。少なくともイワナは居る、という事実は判明したのでちょっと安心した。笑
お気をつけて、と言葉を交わして別れる。人柄の良さそうな方だった。

引き続き遡行を継続する。そのうちに、だいぶ小さいが魚影を2〜3度見かけた。下流ではまるで見かけなかったので、もしかしたら上流の方にみんな暮らしているのかもしれない。

しかし竿を振っても相変わらず釣れない。竿を引き上げてKさんに「釣れない!」と愚痴った拍子に私の足元の岩陰からピュッとイワナの魚影が飛び出して向こうへ逃げていった。その顛末を眺めていたKさんは「イワナに遊ばれているね〜。」と可笑しそうに笑っていた。

ブナに見守られながら。このポジションはイワナにモロバレかも笑
釜を抱えた滝は左岸巻き
ニッコリ

釣り師の男性が撤退したと思われるゴルジュは、覚悟を決めて半身浸かってヘツった。寒かったが無事に突破することが出来た。この後からは、本日人跡未踏の地。イワナもゴロゴロ居るか?!と思ったが、今まで歩いてきた場所と同じような感じ。

美しいゴルジュ

少し歩くと、目前に巨大な雪渓が現れた。ずっしりと谷筋に詰まった雪渓は高巻きを余儀なくされそうだ。もう良い時間だったこともあり、遡行はここで止めることにした。

ここで引き返す
ヒメサユリ
猪が息絶えた跡?

引き返して、良さそうな河原で幕営。木の生えている山側にタープを張ろうとしたら上部に張り出している木々に大量の毛虫がくっついているのを発見して血の気が引いた。沢に近い方に移動して幕営することにした。

Kさんが釣りしないの?と煽ってくるが、すっかり面倒くさくなってしまった私は焚き火の着火に専念する。イワナは釣れなかったものの、雪渓が残っていたお陰で道中ちょこっと山の幸を摘むことが出来た。食べ物は充分ある。
ちまちまと火を起こし、摘んだばかりの山菜を茹でたり焼いたりと調理して、口にする。
やっぱり沢は良いなぁ。沢登りの中で、この時間が一番好きだ。河原を散歩している毛虫が知らぬ間に私に接近していることがしばしば。毛虫刺されに気をつけながら幸せな時間を楽しんだ。

上手に焼きましょう!
本日の寝床

翌日、のんびりと起床。朝ごはんを平らげた後に、下山に取りかかる。

美しいブナの森

時間があるので、途中の支流にちょこっと寄り道。雪渓の残る支流はまだ春の装い。足元の小さな流れにはイワナの稚魚が元気に泳いでいた。

雪渓を越えて支流探索
小さなゴルジュが続いていた
大体4〜5月に見られることの多いイワウチワがまだ咲いていた
イワナベイビー
カラマツソウ。雪渓がとっくに溶けた場所はもう夏の装い

1日経ったからなのか、昨日より魚影が増えた気がしなくもない。途中竿を出してみるが、釣れない・・・!楢戸沢は全体的に水深が浅く、透き通った沢水は沢床まではっきり見える。都合良く私を隠してくれる岩があるわけでもない。上流から竿を投げるのであれば、エサを狙うイワナからしたらもう丸見えだろう。そんな状況下での釣りテクを私が知るはずもなく。イワナに弄ばれたかどうかすら分からないままに竿は仕舞うことにした。

あとはのんびり渓流散歩。時折トトト・・・と泳ぐ魚影を楽しみながら、昼前に無事に下山。

おまけ情報

毛虫の正体

出没する毛虫について調べたところ「マイマイガ」の幼虫ということが判明した。マイマイガの幼虫は農作物や果樹を食い荒らす厄介な害虫らしい。成虫に毒はないものの幼虫には毒毛が生えているそうだ。
10年周期で大量発生するらしく、大量発生の年は2〜3年続く。ちょうど今年はその期間に当たるようだ。「マイマイガ 2022」とインターネットで検索したところ多くの市町村が「マイマイガの駆除・除去」に対するお願いをしていた。

マイマイガの幼虫

食事処

倉田屋旅館・食堂

只見町 / 11:00〜14:00 / 水曜定休日
美味しい・ガッツリ・お手頃価格の3拍子揃った只見の食堂。営業時間14:00までと閉店は少し早いが時間があればまた立ち寄りたい。雪の降り積もる厳冬期も営業しているとのこと。

生姜焼き定食

会津らーめん処 みのや

南会津町
白髪親父手打ちのラーメンがとっても美味い。あっさり醤油ベースのちぢれ麺がとても好みです。

・会津らーめん 5食入スープ付 800円
ここで食事をしない時でも、通るたびに寄り道して毎度購入している。Kさんも私も大好きなラーメン。
茹で時間が表記されていないが私は2分30秒の茹で加減が好み。スープはお湯300mlで薄める。具沢山にすると麺の食感と味が分からなくなってしまうので、シンプルなトッピングが合うと思う。
私はもやし炒め、海苔、チャーシュー、メンマなどを載っけて食べています。

天空のひめさゆり

南会津町南郷にある高清水自然公園は、なんと100万本のヒメサユリが自生する国内最大規模の群生地らしい。標高850mの山の上にあることから「天空のひめさゆり」と呼ばれている。

実は今まで知らなかったのだが、道路脇にはためく「天空のひめさゆり」と書かれた大量の幟が気になって、なんだろう?と調べたら以上の事実が判明した。足を運んでみたら、まだ咲き始めのようで満開の様子は見られなかった。ネットの写真やパンフレットを眺めたら満開の様子はかなり良さそうだったので、シーズン中に訪れることがあればまた寄り道してみたい。公園内は晴れた日は日差しが強いので熱中症対策は必須。(入園料 300円)

受付前にはいくつか屋台が並び買い物が出来る。南郷婦人会の「カレー味の揚げパン2本入り(300円)」が美味しそうだったのだが、昼食直後に立ち寄ったため購入せず・・・。少し残念だがまた機会があれば食べてみたい。

ワラビは採取禁止とのことです!
よくきゃった
さゆり姫いっぱい☆
「天空のひめさゆり」と書かれた幟
周辺にはヒメサユリの街灯が立ち並ぶ

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