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ハイキング奥秩父・奥多摩

淡雪山・白山 周回 美しき庭園!新緑と花崗岩

奥秩父・奥多摩

日 時 2021年4月18日(日)

山 域 奥秩父(山梨県甲府市)

目 的 ハイキング

行 程
2021年4月18日(日)
5:35 千代田湖 – 6:45 白山(八王子山) – 7:40 湯村山 – 9:00 平和観音 – 10:00 淡雪山 10:20 – 11:20 千代田湖 (合計時間 : 5h45m)

人 数 2人

天 気 晴れ

気象庁過去の天気図 4/18 9:00

地図データ
距離 : 9.6km 累計高度(+) : 782m 累計高度(-) : 782m

※平和観音〜武田の杜遊歩道分岐〜鉄塔までは巡視路あり。
※鉄塔〜淡雪山までは踏み跡なし。軽い藪漕ぎ。

昨日の土曜日は雨。今日も冬型気圧配置で標高の高い山々は悪天予報。
のんびりまったりと里山の新緑ハイキングへ行ってきた。

今回登ったのは私が以前より気になっていた「淡雪山」。
山頂近くに「淡雪山の露岩」という場所があり、松と花崗岩で造られたその尾根はまるで日本庭園のような美しさだ。
北アルプスの燕岳のミニチュア版とも喩えられており、以前地元の方の山行記録を読んでからは、いつか行きたいとずっと思っていた。

淡雪山自体は、その少し西にある金子峠から入山、往復すれば短時間で楽しむ事ができる。
今回はそれでは物足りないので、千代田湖から周回してみた。

ここらの山はなんと山仲間Kさんの実家から車でわずか15分の距離にあったが、当の本人は淡雪山の存在を知らなかったようだ。まだまだ勉強不足である。

朝、千代田湖へ移動し5:35登山開始。
季節は春。見上げると新緑の森、足元にはカイイワカガミ(甲斐岩鏡)の群落。

カイイワカガミの群落

白い花を咲かせているのはヒメイワカガミと似ているが、この花たちは山梨県の固有種らしい。

ズーム
穏やかな森ハイク
茅ヶ岳が見えた

30分ほど歩くと、花崗岩の白砂に覆われた「白山(612m)」に到着。

山頂から南アルプスの展望

引き続き白い花崗岩と新緑に囲まれた美しい登山道を歩いてゆく。
天気は快晴。朝のスッキリした空気の中歩くのはとても気持ちが良い。

ハイキングは楽しい。

程なくして「八王子山(600m)」に到着。

山頂標識と記念撮影をするKさん。

こちらは甲府名山に選定されている山である。

山頂標識が「八王子山」とあったので、素直に八王子山だと思っていたが、どうやら地元では「白山」と呼ばれているらしい。
元々「白山」という名称で馴染みがあったが、甲府名山を選定する際に古典等を参考にして市役所が「八王子山」に決定したようだ。白山(八王子山) – ヤマレコ

Kさんのお母さんは、たまに朝活で「白山」に登っているそうだが、それは先ほどの標高612mの山ではなく、こちらの八王子山(600m)に登っているという意味らしい。
県外のよそ者にはなかなかややこしい話である。

甲府市内と富士の眺望。御坂山塊も。
南アルプス

自宅から手軽に行ける距離に里山があるのは素晴らしい。
私も静岡県に住んでいた頃は、仕事前に毎朝近所の里山へ登っていた。
都心部に暮らすと各山域のアクセスは良いし、クライミングジムも沢山あって非常に便利であるが、近所に山がないので毎日の里山歩きが楽しめないのが少し残念である。

白山の直下は険しい岩壁。
森のシャワーを浴びる
法泉寺山

美しい新緑の森をくぐり、法泉寺山、湯村山へと至る。

湯村山ボルダー
湯村山

白山〜湯村山間では何人かの登山者とすれ違った。

湯村山ボルダー②

こちらの岩にはチョーク跡があった。地元のクライマーに登られているようだ。
「割れた卵岩」と呼ばれているらしい。

湯村山から一度「緑が丘スポーツ公園」にくだり、淡雪山を目指す。

淡雪山より派生する尾根上から平和観音様が甲府市を見下ろしている。
観音様を目指して、甲府市内を歩いてゆく。

目指すは観音様の尾根。

普段の山登りでは、街中を歩く機会が少ない。
ふと、先日参加したイグルー講習会で米山先生の言っていた言葉を思い出した。
「駅から歩く山をやったことはある?駅から登山口までの街中や、なんてことない無名の尾根にこそ、意外と大きな魅力があったりするよ。」
のんびりと、家の庭で日光浴をしていたおじいさんと挨拶を交わした。
淡雪山の麓で暮らす人々の生活を垣間見ることが出来る。
雰囲気を知る、空気を思い切り吸い込む。これも山歩きの一部なのだろう。

甲府の町を歩く

約2.6kmの道路歩きを経てようやく観音様の元へ到着。

平和観音様

武田の杜遊歩道分岐を過ぎると、地形図上に表記のある鉄塔までは巡視路らしきものが伸びている。
鉄塔を過ぎると踏み跡はなくなり、藪漕ぎが始まる。

上部は美しい新緑

やがて淡雪山の山頂へ到着。

淡雪山
のんびりと休憩

しばしコーヒーブレイクを挟み、金子峠へ向かう。

新緑と山桜
富士山

コーヒーブレイクのタイミングでKさんがちゃっかり私のザックに自分の荷物を全て突っ込んできた。身軽になったKさんが時折私に「遅い!」と言いながらルンルンと先行している。

自分の荷物すら背負わないKさん
ポケットに手を突っ込んで歩くKさん。
淡雪山の露岩

楽しみにしていた「淡雪山の露岩」はやはり見事。
見下ろすと集落が見えるほど標高の低い尾根ではあるが、北アルプスに負けず劣らずの素晴らしい景観が待っていた。

やはり花崗岩と松の組み合わせは大好きだ。

金子峠から町へ降りずに、引き続き山を縦走する。

新緑を浴びる

眩いほどの新緑に春を感じた。

とても気持ちの良い場所

末端から和田峠方面に降り、11:20千代田湖無事帰着。

千代田湖

【おすすめ観光施設】

八ヶ岳アルパカ牧場 10:00 〜 16:00
〒399-0214 長野県諏訪郡富士見町落合13505−1
入園料大人600円

愛らしいアルパカたちがお出迎え。
心ゆくまで触れ合える、癒しの牧場。

エスペランサと歌(親子)
八ヶ岳アルパカ牧場のパカ達

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