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PH飯豊・五頭

朳差岳 ハクサンイチゲに会いに

飯豊・五頭

2023年6月6日(火) 晴れ
東俣彫刻公園 (6:30) – 第二吊橋 (8:00) – 千本峰 (10:30) – (12:25) 朳差岳 (13:10) – 千本峰 (14:20) – 第二吊橋 (16:20) – 東俣彫刻公園 (18:00)

距離22.6km 累積標高±2,200m

メンバー : 2人(Waka,Kさん)

 6月は梅雨時期だから登山に向いていないと思いがちだが、決してそのようなことはない。この時期の山にしかないものだって多くある。朳差岳のハクサンイチゲはまさにそうで、いつか会いに行く機会をずっと狙っていた。

 最近はガイド仕事に恵まれ多忙な日々を送っている。
仕事で山に登る体力はあるが、早起きしたり遅く帰宅して、その後家で事務作業して睡眠時間が削られると、ジワジワ身体に応える。久々に予定がない日はゆっくり休みつつ溜まっている事務作業を進めたくなるのだが、そんなことを続けていたら5月の上旬にトコトコ氏と行った鳥海山以来、プライベートの山へ行っていないことに気づいた。仕事を抜きにしたら約1ヶ月ぶりの登山である。

 「ガイドである前に山屋であってほしい」というガイド先輩のお言葉が胸に響く。案外、仕事と遊びの両立って難しいんだな〜といざガイドになってみて思った。両方やってる諸先輩方は本当にすごい。
私も山屋でありたいし、Kさんが「明日一緒に山へ行こうよ!」と根気強く誘ってくれたおかげで、久々に遊びの山へ繰り出す決意が固まった。それでもやっぱりお疲れモードなのでハイキング的にいける山をリクエストした。
Kさんが以東岳か朳差岳はどう?って訊ねてきて、以東岳日帰りは流石にキツいわ…(片道300km)となり朳差岳に決定した。

 朝3時に起床し、眠い身体を奮い起こし6時頃に登山口となる大石ダム奧の彫刻公園に到着した。平日だというのに既に駐車場には数台の車。

 ・・・あれ、ちょっと待って、ここからの往復ってかなり時間長くなかった?数えたらコースタイム15時間だった。
Kさんが、こんなに長いと思ってなかったごめん!と謝ってきた。もうちょっとユルい山が良かったなぁと思いつつ6:30登山開始。

 ひたすら林道を歩く。道中に「金山の清水」という水場があったが、どうにも流れが細く、綺麗かどうか怪しいのでスルー。

崩落が進んでいる林道もちらほら
オオカメノキ

 第一吊橋を渡ったら三吉ノ沢出合にて尾根にあがり東俣のゴルジュを大きく高巻く。登山道の割に悪いトラバースをこなす。再び東俣に着地し、第二吊橋を渡ったらようやく朳差岳へ続く尾根の取り付きに到着した。時刻は8:30。

 ここから標高差500m、怒涛の急登が始まった。日本三大急登といえば「西黒尾根」「ブナ立尾根」「黒戸尾根」だが、それよりキツいんじゃないか?痩せ尾根だから、つづら折りというものがない。ひたすら直登である。

 ヒイヒイ言いながらカモスカッチに到着。名前の由来が気になるところだが不明。

カモス頭
春の女神「ヒメギフチョウ」

このあとは傾斜が緩みいくらか楽になったが、アップダウンが多く苦しまされる。見上げれば素晴らしい太陽が顔を出し、灼熱の暑さ。時々日がかげると涼しい風が吹いてくれた。

サラサドウダン
朳差岳が見えてきた

 前えぶり差岳を越えて、あと間も無く。ふいにKさんが「静かに!」と言った。耳を澄ませば、ジャバジャバと水の流れる音。右側に少し下ったら、雪解け水が豊富に流れている場所を発見した。灼熱でほとんど水を飲んでしまったので助かった。顔を洗い、水を補給する。朳差小屋の近くに正式な水場があるが、まだ雪渓の下で汲めないらしいので、ここで発見することができて良かった。野生のカンが働くKさん、さすがである。

山肌のスラブと、奥に二王子岳
雪渓の末端から水を汲む

 12:25朳差岳到着。さらに進んで朳差小屋から数m降ったところに待望のハクサンイチゲの群落があった。顔を上げてはるかなる飯豊の稜線を望む。素晴らしい場所だ。かなりハードだけど、来てよかった。
 Kさんが「今度は縦走してみたいな〜」とつぶやいた。「縦走良いよ〜。」と答えた。飯豊は稜線に上がるまでとにかくキツいのだ。今日みたいな日帰りだと、そのキツい部分しか味わっていないことになる。まぁそれはそれで良いんだけども、やっぱりそれだけだと辛いから縦走した方が良い。

山頂で記念撮影
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲの花畑と飯豊の稜線
ミヤマリンドウ

 しばらくのんびり過ごし、13:10下山に取り掛かる。下山だからと言って侮れない。いくつものアップダウンを越えて、16:20第二吊橋到着。再び山越えをしてゴルジュを高巻き、18:00東俣彫刻公園無事下山。

アップダウンの多い稜線
雪虫
ギンリョウソウ

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