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縦走南アルプス

離山 南アルプスの知られざる名峰へ

南アルプス

2022年5月18日(水)
4:45 御座石鉱泉 – 6:40 北精進ヶ滝観瀑台 – 8:30 石空川 – 10:50 熊小屋 – 13:40 第五高点 – 17:20 離山

2022年5月19日(木)
4:30 離山 – 8:15 地蔵ヶ岳 9:00 – 9:40 鳳凰小屋 – 11:05 燕頭山 – 12:45 御座石鉱泉

メンバー : 2人(Waka, あさり)

装備:30mロープ

天気 : 晴れ

雪 :CO2,260m以上、残雪多少あり

距離 : 22.2km , 累計標高差(+): 3,339m , 累計標高差(-) : 3,340m

あさりから「どこか行きませんか?!」と連絡があった。彼とは何回かクライミングへ一緒に行っている仲だ。あさりの山へ対する興味関心は、なんだか山を始めたばかりの頃の私に似ている。
目的地としていくつか候補を出したが、その中で以前の私がとても気になっていたピーク「南アルプスの離山はなれやま」を提案したら、案の定あさりが食いつき、直ぐに行き先は決定した。

ピークハントを狙うなら記録がそれなりにある石空川いしうとろがわ左岸尾根末端から取り付くのが最も確実だと思ったが、あさりは北精進ヶ滝きたしょうじがたきを右岸から高巻き、石空川を横断して離山へと続く左岸尾根へと登り返す変則ルートを提案してきた。どうやら落差121mの北精進ヶ滝の落ち口を見に行きたいようだ。
そのルート記録ないじゃん!と伝えたら、あります!と1つの記録を提示してきた。どうやらあさりの尊敬してる人の記録らしい。気持ちは分かるけど情報少ないし良く読むとなんか悪そう・・・。笑
その変則ルートは若干の不安があったが、あさりの純粋な好奇心を前に「駄目」とはすぐに言えずしばし悩む。
未来ある後輩に対して「危なそうだから駄目!」ばかり言うオバサンにはなりたくない。なるべくあさりの要望を聞き入れてあげたくて、私なりに色々調べて、結果的にはあさり考案のルートで行くことに決めた。
あさりは能天気なもので、私があれこれ悩んでいた間も、「なんとかなる!無理なら懸垂しましょう!」と言うばかり。まぁ詰んだ時は素直に引き返そう。笑

前日のうちに御座石鉱泉ございしこうせんまで入り、就寝。翌朝4:45出発。しばらく石空渓谷へと続く御座石林道を歩いてゆく。

御座石林道は崩落箇所いくつかあり
八ヶ岳とあさり
ヒガラがウ○コ食べてた

林道終点付近から滝の大高巻きに入る予定だが、その前に北精進ヶ滝を眺めにゆく。人の入りの非常に少なそうな踏み跡には一応のフィックスロープが取り付けられていた。慎重に進んで終点から10分程で滝の観瀑地点へ。落差121mといわれる北精進ヶ滝は圧巻の一言。

林道終点より観瀑地点を目指す
北精進ヶ滝を眺める

冬季は1986年1月18日に溝渕三郎さん、大波久男さん2人によって登られたのが初だ。(岩と雪 115号)
2020年9月26日には酒井一輝さんと小峰直城さんの2人が無雪期初登している。(ROCK&SNOW 90号)
山仲間のポムチムは北精進ヶ滝を10回は見に行っているほど気に入っている模様。今度は石空渓谷を歩いて滝壺からこの素晴らしい大滝を見上げたいと思った。

林道終点まで戻りいよいよ滝の大高巻きに入る。右手の様子を伺いながら高度を上げるが結局標高200mあげて地形図上でもようやく斜度が緩んだ地点で1つ西側の尾根に乗り換えた。頑張ればもっと小さく巻けたかもしれないが、シビアな巻きをしたくないので安全第一、面倒でも二足歩行出来る簡単ルートを選んだ。

しばらく穏やかな尾根を登って行く
可愛い

そのまま尾根筋を下降して滝の落ち口より上流への着地を目指す。急斜面を藪を掴みながらの下降だったが次第に尾根が痩せてゆき斜度も増してゆく。結構急だな・・・と思い始めてきた頃、ちょうど左の崖下に平坦地が広がっているのが見えたので無茶はせずそこめがけて懸垂下降をすることにした。

石楠花の藪

8:30石空川着地。荷物をデポして北精進ヶ滝の落ち口を見にゆく。私は沢靴だが、あさりは登山靴なので部分的にツルツル滑って怖そうだった。もし私があさりの立場だったらすっ転び確定だが、さすがあさりは優れた運動神経を発揮して無事に通過してゆく。

落ち口から見下ろす沢床は遥か遠くに見えた。あまりの高度感に足がすくむ。これを酒井さんと小峰さんは登ったのか、、、。
以前酒井さんに「大滝のグレードってフリーに例えるとどれくらい?」と尋ねたら「うーん10台くらいかな?」と言っていた。マックス5.10dの難度が出てくるとして、それがヌメって泥々でプアプロテクションだったら私は絶対登れない・・・。

北精進ヶ滝の落ち口を覗き込む
美溪です

しばし落ち口を見物して戻る。小休止を挟みいよいよ石空川左岸尾根を目指す。いくつか小滝が出てきたが、ひたすら左岸通しで容易に超えられる。内2つくらいは滝の端っこを登る必要があり登山靴のあさりは滑りやすいようで顔が真剣だった。

美しい
沢筋歩くのは初?!のあさり

左岸斜面が緩やかになってきたのでプラティパスに水を汲んでからいよいよ三角点1,898m(熊小屋)に向けて登り返す。尾根筋を辿る予定だったが沢筋も良い雰囲気だったのでそのまま詰めてゆくことにした。上部は涸れルンゼになっており時折小滝を登るのにクライミングムーブを要するところもあった。浮き石だらけでちと悪いところは、先行したあさりに上からお助けロープを出してもらった。介護ありがとう!早速頼りになるあさりである。源頭付近は砂ザレの急斜面だったので右岸に逃げて、無事尾根に合流した。

緑の小さな谷

CO1,950m付近の平坦地にはなんとびっくりいつかの時代の酒瓶やらゴミやらが大量に転がっていた。
過去、ここに来た人達は一体何の目的で?昔の出来事を想像してみるがこれっぽっちも分からなかった。
途中で立派な鹿のツノを拾ってご満悦のあさり。早速ザックにくくりつけている。こんな大きいもの、持って帰ってどうするんだろう。

人の痕跡が残っていた
立派な鹿角を拾ってご満悦のあさり

10:50、熊小屋到着。一番の懸念ポイントを無事に突破したのでホッと一安心。ここからは尾根筋をひたすら辿るのみだ。

当初は鳳凰小屋まで抜ける予定だったが、時間が間に合わなそうなので本日は離山山頂に泊まることにした。
まだまだ若いあさり、体力もあるしてっきり私を置いてどんどん進んでしまうかと思っていたが、のんびりペースで一緒に歩いてくれる。私が時々花の写真撮ったりしている時も一緒に眺めて私の花の解説を聞いてくれる。なんて良い子なんだ!嬉しくてついついまったりタイムが増えてしまう。笑

小さなキジムシロにほっこり
ミヤマカタバミ
深南部っぽい場所

第5高点に取り付く手前でも意外とルーファイを要し、尾根に鎮座する大岩を左巻き?右巻き?ここ登っちゃう?とあさりと相談しながら進んでゆく。石楠花の藪は意外と少なくて快適に進む。

石楠花の向こうでニッコリ
オウレン

13:35第5高点到着。甲斐駒ヶ岳の凛々しい姿が目前に聳える。赤石沢奥壁もバッチリ見えて2人して鼻息荒く眺めた。

アサヨ峰と甲斐駒ケ岳

第5高点から降るには2.5m程の岩壁、、、。空身なら降りれそうだけど、その為にザックをドスンと放り投げるのも嫌だし。飛び降りて捻挫するのも嫌だし。木を伝うにもなんか細くて折れそうだし。ちょっと悩んだけど超短距離懸垂で着地した。

可愛い
サルオガセ
アカツツガムシ(あさり発見) リッチケアという病原菌を持っている個体に噛まれると重症の場合死んでしまうことがある

第5高点から離山まで直線距離は600mしかないがここからが核心といえるだろう。尾根は細くなり藪やら岩やらでごちゃついてくる。5・4のコルへの降りは木の根を掴みながら崖っぷちのバンドを伝って下降。

第5高点からコルへ降る。ロケーションバッチリ?!

コルから見上げた第4高点の登りは崖で「どこ登るねん?」状態。離山の過去の記録を色々読んだつもりだが、写真も藪岩ばかりだしややこしくて8割は忘れてしまった!もっと熱心に読んでくれば良かったかも。先行したあさり曰く左へ斜上気味に登れそうとのことで、近づいてみたら確かに岩壁の斜度は意外と緩く良い感じのバンドがあり登れそうだった。
ここで、先輩として、後輩のロープワークを確認することとした!あさり君ちょっとロープ引いて登って私をビレイしてよと伝えたらあさりは快諾して登ってくれた。笑

あさりがリードしてくれた!

まぁ怖、意外と怖くないバンドトラバースを経てあさりの元へ無事到着。見たらあさりのビレイが怪しい感じだったのでこんな場所だけどプチロープワーク教室開催。笑
草付きを四足歩行で登り第一核心は無事に突破。

しばらくルーファイしつつ快適に進み次なる核心は4・3のコル。コルへの下降は風化した花崗岩の巨岩で普通に悪そうだったので懸垂2回で着地。ロープに擦れた岩壁が削れてサラサラと砂粒が落ちてくる。ここをクライムダウンした人いるらしいけど、クレイジーだと思った。笑

目指すべき場所が見えてきた
4・3のコルへの下降、結構崖に見えるんだが。笑
2回目は短いけどロープ出してるしついでに

第3高点への直登は厳しそうなので草を掴んでワンポイント、スラブの岩を登って台地に乗り上げたらあとは左の藪斜面をよじ登り尾根へと詰める。

登り返しは圧巻のコケコケスラブ!の左端土付きをちまっと這い上がる
その先にボルダリーな段差。あさり「無理です!」の顔。大人しく左巻き。

花崗岩は風化してザレザレだけど立木は比較的しっかりしているのが多く泥パート(?)は割と登りやすくありがたい。

第3高点のピークを形成している岩壁を見上げると見事な白い花崗岩。時間があったらピークへ寄り道したかったが今日は時間が読めないのでカット・・・!

左から巻いてきた。景観が白くなってきた!
第3高点を見上げる。登るのはまたいつか、、、。

第3高点からの下降で次なる核心、名物「大穴ポッカリ」が現れた。ここだけは過去の記録の中でも印象深く、よく覚えている。正面は脆そうな岩壁で直登が難しそうなので西側の大穴のある地点まで下降して尾根を巻いてゆく必要がある。手頃な支点があったので懸垂下降。ここも藪屋たちはクライムダウンしている模様。みんなすごいぜ・・・。どうやらあさりもクライムダウンするつもりだったようだ。あさりはこういう危険でアスレチック的なところが好きらしい。私には気持ちが分からないが、男の子というのはこういう状況に燃える生き物なんだと知った。
私はかなりビビりなので時間があるなら懸垂下降したい派。オバサンの意見尊重してくれてありがとね。捨て縄使わんしサクッとロープ出すだけなんだから、余計に神経すり減らしたくないよ!

懸垂下降した
穴は意外とデカい。普通に滑ったら落ちそう。笑

穴の横に着地し、引き続き右巻きで適当な場所から登り返し尾根に復帰。尾根上に大岩が鎮座していて巻いたりしつつようやく3・2のコルに到着。ようやくここまでやってきた。山頂まであと少しだ。第2高点への取り付きはボルダー10級くらいの岩登りを少々。

3・2のコルと思われる場所に出てきた
登り返しはボルダー10級

ここら辺から白い花崗岩のオブジェが目立ち始める。晴れ男・あさりのパワーで雨予報がガラッと変わり、頭上には素晴らしい青空が広がっている。太陽の光に照らされた花崗岩が眩しい。やっぱり来て良かった!

地形図上では離山は鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳の前衛に位置する場所にあるが、風化した花崗岩に囲まれているとまるでこの山域の深部に降り立ったような気持ちになる。すごい場所だ。まだ第2高点、山頂まであと少し距離があるけど、すでに感動が膨れあがっている。

素晴らしい場所!

白ザレ滑り台を楽しみながら第2高点から降りて離山本峰へと向かう。振り返ると巨岩の塔。第2高点の北面は樹林帯に覆われてパッとしないのに、南面は花崗岩が露出しておりまるで違う様相。

第2高点を振り返る


山頂まであと少し。痩せて歩きづらかった尾根は広く穏やかになり石楠花の間をのんびり歩くのみ。そして藪に覆われた尾根から突如として白い空間に飛び出す。17:20、離山到着。
一時期憧れたけど、そのうち他の山域に魅了されて行かずじまいだった離山。あさりのお陰でついに行くことができた。
人知れず、静かに佇む離山。白く輝く山頂はまさに南アルプスの秘峰であり名峰だった。

オベリスクをバックに記念撮影

山頂の平らな場所にツェルトを張り、外で夕食タイム。オベリスクを眺めながらゆったりとした時間を堪能した。
あさりはずっと、ツェルトに2人で泊まれるか心配していたが、大人2人が広々眠れるサイズ感をいざ目の当たりにすると「え、めっちゃ広いですね!」と大喜びだった。平らなピークなので夜も快適に眠ることができた。

今日の家
仙丈ヶ岳、アサヨ峰、甲斐駒ヶ岳

翌朝4:30離山出発。とりあえずハーネスつけとくか、と装着。あさりに「もう面倒な場所無いといいね〜。」と言ったら、あさりから「いや、自分は面倒な場所あって欲しいです!」と返答が。
どうやらあさりは未だにアクティビティを求めているらしい。笑

染まる甲斐駒ヶ岳

結局離山からの下降で懸垂1回。ルーファイ次第ではやらずに済んだかも。

突然、あさりが「あーっ!」と大声を上げた。何かと思ったら「山頂に鹿のツノ忘れました!」途中からすっかり存在を忘れていた。今更戻ることもできないので、あさりは泣く泣く鹿のツノを諦めることとなった・・・。

その後は滑落しそうな感じの難所はなく順調だが尾根が広く少しややこしい。今日は好天で見通しがあるので問題なかったがガスっていたらタチが悪そうな場所だ。尾根の東側は石空川北沢の源流部になっており穏やかな様相だが西側のミツクチ沢は崩壊激しく異様な空間と化していた。ミツクチ沢にかかる滝は圧巻で二人して写真を撮りまくった。

ミツクチ沢と空中放水滝

・・・ちょこっと余談

帰宅後ミツクチ沢について調べたら2005年8月に成瀬陽一さん松原憲彦さんコンビが下降、2011年8月に「辺クラ」のけんじりさん、オーブさん、大平さん、佐藤さんパーティーが遡行している記録がヒットした。入渓してるメンツがだいぶ濃い。笑

松原さんは、ちょうど私たちの眺めているこの場所が略奪点だと予測している。(沢の流れが他の沢に取られてしまうポイント)
まとめると以下の画像の通り。地質学としてなかなか面白い話だ。

特定のルートに限定して興味を示すのではなく、成瀬さんや松原さんのように山域全体を構成する一部としてその場所に興味を示すことが出来れば、さらに視野が広がり一層山を楽しめるのではないかと思う。私もこんな柔軟な感性を持って山へと向かいたいものだ。

・・・

尾根に取り付くと、所々残雪があるものの快適に登って行く。藪漕ぎか、、、と思いきや西寄りに歩くとおおむね回避することができた。

仙丈ヶ岳、アサヨ峰、甲斐駒ヶ岳
甲斐駒ケ岳ズーム。赤石沢奥壁もバッチリ

標高を上げて行くとハイマツと大岩の海が広がる。これはいよいよ藪漕ぎ不可避かと思ったものの、あさりのナイスルーファイでそこまでキツい藪にハマることなく順調に進むことができた。
昨日は「藪漕ぎやったことないので楽しみです!」なーんて言っていたのに、たった1日で「いや、藪はもういいです。」と意見が変わっていた。私も藪は好きではないが、半分諦めの気持ちもあり目前に藪があるなら割とそのまま突っ込んでしまうが、どうやらあさりは是が非でも藪を漕ぎたくないらしい。しかしその嫌悪する気持ち(?)がナイスルーファイを生み出してくれて良い結果につながった。笑

まだ時期が早いからなのか、全体的に藪の元気が無い気が。反比例して私は元気になる。
ハイマツが増えてきた
オベリスクとあさり
残雪の急登を登る

8:15、ついに地蔵ヶ岳到着。ようやくバリエーションルートから抜けてほっと一安心。「オベリスク登る!」と張り切っていたあさりは実物を見たら萎縮したようで、登攀はまた今度の機会となった。

歩いてきた稜線を振り返る
かっこいい北岳と記念撮影!
オベリスクの途中でバンザイ

時間に余裕があるので、オベリスクの付け根でしばらくのんびり過ごし、いよいよ下山に取り掛かる。

オベリスクとお別れ
観音ヶ岳もカッコ良い

帰りながら、あさりと「あそこに見える尾根気になるね」と話しながら降って行く。そのやり取りが心地良い。山へ行き、その時に興味の沸いた場所へ次は赴く。その積み重ねで、特定の山域をより深く多角的に知っていけたら素敵だと思う。

鳳凰小屋はまだ冬季休業中だった。少し残念。

見事な柱状節理
サルオガセのシャンデリア
チゴユリ

12:45、御座石鉱泉無事帰着。どうやらあさりはずっと足が痛かったようで、今更私に報告してきた。素足になって確認してみると親指と人差し指の間にマダニが、、、。深く噛みついており除去出来なかったのであさりはそのまま帰ることとなった。

あさりのマダニ事件は残念ではあるが、2日ともに好天に恵まれ素晴らしい山行を楽しめた。あさりと山へ行くのは今回が初めてになるが、とっても頼りになり心強いパートナーだった。
ありがとね。また山行こ〜!

・・・
最近は新潟福島界隈ばかり行っており南アルプスのバリエーションは久々だった。
以前はよく通っており、南アルプスは私を育ててくれた母親のような存在とも言える。久々に歩いてやっぱりここの雰囲気は好きだと再認識した。今回をきっかけにまた気になるところが増えたのでまた訪れたい。

↓あさりの書いた記録(YAMAP)

《南アルプス》離山 / あさりさんの鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
滝を巻いて渡渉し、谷をよじ登り、ロープを駆使しつつ藪を漕いだ先にあった地味〜な山頂へ。近づくにつれ険しくなる山容はとても興味深く、天国のように美しい場所でした。※ザイル推奨のバリエーションルートです。エスケープルートは長く険しい尾根を

【関連する山行記録】

①南アルプス 坊主山
沢を遡行し岩を登り藪を漕ぎ、ジャンルにこだわらない謎山行。当時は念入りに計画したし自分も必要な経験を積んだから大丈夫だと思い込んで行ったが、結局はスキルも想像力も判断力も全てが不足しており大変な目に遭ってしまった。しかし当時の私は今よりも山に熱心に取り組んでいたと思う、そこは過去の自分を見習わなければと思う。
黄蓮谷〜坊主山〜甲斐駒ヶ岳(PDFファイル)

②西丹沢 ドーカク尾根
風化浸食の激しい花崗岩で形成された険しい尾根でどことなく離山と似ている。
沢から稜線、尾根を繋ぐ山旅。地質マニアM氏との女子会山行。
(ドーカク尾根の記録は「その2」3日目にあります。)

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コメント ☆お気軽にコメントください☆

  1. いい山やってるね!

    • ありがとうございます。
      すわべさんのお陰です!!(^○^)

登山ガイドWaka
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