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比良・六甲雪山登山

権現山 〜 ホッケ山 比良の雪山歩き

比良・六甲

2022年3月4日(金)
7:35 登山口 – 9:10 権現山 – 9:40 ホッケ山 9:50 – 10:15 権現山 – 11:05 登山口

メンバー : 1人(Waka)

天気 : 晴れ

気象庁 過去の天気図

雪の状態 : 朝一凍ったザラメでカリカリ。トレース部分踏み抜き僅かで快適。非トレース部分は足首上あたりまで沈む。

今回、初めて関西へ赴いた。全く初めてだから今時期の積雪状況が全く分からず、どんな装備が適しているのか想像できない。とりあえず、ハイキングシューズと山スキー装備があればなんとかなるかなと思って車に詰め込んで出発。実際に行ってみたら、滋賀県大津市付近は「無雪期ハイキング」するには雪が多く「山スキー」するには雪が少なく、微妙な状態だった。雪山登山靴を持ってこなかったことを後悔した。笑

さて今日はどこへ行こうか。悩みに悩んで、比良山系の南に位置する「権現山〜ホッケ山」へ行ってみることにした。ギリギリ山スキーで行けると考えていたが、いざ登山口に到着すると雪が全くない。板を担ぐべきか否か。YAMAPで検索したら3月2日に登った人の記録が出てきた。登山靴とチェーンスパイクで登頂しているようだった。

雪はいずこ?

この時期の雪山では「踏み抜き」を恐れていたが、これだったらなんとかなるかもしれない。写真を見る限り、頂上直下は雪が溶けていて、とてもじゃないがスキーで滑降できそうになかった。
ようやく決断。スキーブーツを履いてツボ足で歩いて行こう。念のためザックにアイゼンを入れておく。

支度を済ませて7:35登山開始。歩きやすいつづらおりの林道を進んでゆくと、すぐに積雪が現れるようになったが、うっすい。歩きのトレースがバッチリ踏み固められており、サクサク快適だ。時折積雪がなくなったりしたので、これは板を履いてこなくて正解だった。

雪の門番さん
権現山が見えてきた

標高を上げていくにつれて積雪は多くなっていく。トレースでボコボコカリカリだったので、これはやっぱり歩きで良かった。笑
そのうちに霊仙山と権現山の分岐に至る。開けた場所からは琵琶湖が見えた。やがて本格的な登りに入っていく。局所的に雪が固めだったがキックステップでなんとか登れる。

上部は予想通りの急斜面。そして雪が溶けている。うわぁ、まじで持ってこなくて良かった。こんなところに板持って行ったらきっと泣いていた。こういう場所100skiさんなら滑りそうだと思った。笑

私のスキー技術では手に負えない斜面であった
権現山の山頂直下

10:15権現山到着。

琵琶湖キラキラ
霊仙山、奥に見えるのは比叡山かな?

雪山から街並みを見下ろすのがなんだか新鮮。私の好きな上越の山々でも街並みを見下ろせる雪山は存在するが、どちらかというと山と共存しているかのようなのどかな田園風景が広がっている。こういう、都会的な街並みを雪山から近くに見下ろすことが珍しい。こんな街中にこんな雪山?!と、双方のギャップを感じるのだ。
琵琶湖方面には街が広がるが、対して京都の方角は一面山が広がっている。権現山の向かいには京都最高峰の皆子山(971m)が見えていた。

皆子山が見える。

続いてホッケ山へと向かう。アップダウンもさほどなく気持ちの良い稜線歩き。市街地からアクセスが近いにも関わらず、こんな展望の良い雪稜歩きが楽しめるなんて、なんて贅沢なんだろう。

青空の雪稜歩き
猛禽類。トビかな?

9:40ホッケ山到着。山頂付近は日当たり良いのか、風が強いのか、雪がだいぶ溶けていた。

やりました!

ここからさらに蓬莱山まで縦走できるが、今日はここまでとする。行動食を食べながらしばらくのんびり景色を堪能する。

蓬莱山方面
権現山方面

何度眺めても、京都方面の山々に目が惹かれる。関西はもっと都会だと思っていたけど、こんな山ばっかりの展望もあるんだ。いろいろ歩き回ってみたいなぁと思った。

皆子山方面

充分景色を楽しみ、いよいよ下山に取り掛かる。帰りがけに数パーティーの登山者とすれ違った。みんなニコニコ楽しそうでほっこり。笑
本当、良い山が近くにあるなぁ。地元の方々はこういう山に気軽に登れるのが羨ましい。

権現山へ、稜線を引き返す。

軽快に下山してゆく。帰りに「霊仙山」へ寄り道しようかと思っていたが、トレースがはっきりしておらずスキーブーツではズボズボ沈むので早々にあきらめた。今日は完全にトレースおばさんと化している私である。笑

ちょこちょこと登りの登山者とすれ違い会話をする。このささやかな時間がとても楽しかった。
11:05登山口無事帰着。

・・・

関西放浪期間中。今日で単独での登山3日目。初日も昨日も山で誰とも会わなかった。静かな山も好きだけど、あまりにも人に会わなくて寂しくなってきたところだった。今日は、道中他の登山者と挨拶を交わせたのが嬉しかった。私は自分の登山スタイルに特にこだわりはなく、もし誘う仲間がいなければ単独、別に1人でも行ける山なら単独、みたいな感じで気楽に取り組んでいたが、今回は人恋しさを感じていた。なんだかんだで私は寂しがり屋で、単独より複数で登る方が向いているのかもしれない。笑
泊まりならまだしも山中誰とも会わないような日帰り山行を連日続けるのは、ある程度のモチベが必要だったのが事実である。笑

【食事】

博多うどん小麦屋 小野本店

柔らかくてフワフワの美味しいうどんをいただいた。営業時間が結構変わる。最新情報はインスタグラムをチェック。

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