無雪期縦走丹沢・富士山周辺

【ぶらり女子旅】ハタチガ沢〜丹沢主稜〜ユーシン〜同角山稜〜同角尾根 その2

丹沢・富士山周辺

前回の記事はこちら

宮ヶ瀬から入山し、山越えでのハタチガ沢遡行。
堂平方面へむけて約5kmの車道歩きをこなし、ワサビ沢出合で仮眠。

2021年12月21日(火)
6:10 ワサビ沢出合 – 9:35 丹沢山 10:10 – 12:30 蛭ヶ岳 13:35 – 15:15 臼ヶ岳 – 臼ヶ岳南尾根 – 17:15 ユーシンロッジ

2021年12月22日(水)
5:40 ユーシンロッジ – 6:40 大石山 7:20 – 9:20 同角ノ頭 – 同角尾根 – 15:40 中ノ沢出合 – 玄倉林道 – 16:40 玄倉バス停

2日目 : 堂平 〜 丹沢山 〜 蛭ヶ岳 〜 臼ヶ岳南尾根 〜 ユーシンロッジ

2日目の行程は、山と高原地図(ヤマプラ)ではコースタイム10時間程。
時間を逆算して、6時出発とした。

堂平の入口まで、破線ルートの尾根直登コースを行く予定だったが、取り付きがよく分からずにすったもんだして10分程のロスタイム。結局塩水林道をおとなしく登り、7:10にCO894mの入り口に到着。

地質が非常に脆い
これも資材運搬用?
沢筋に溜まるゴーロ

穏やかな傾斜の森をのんびり歩いていく。人の気はなく静かな状態。

実はここのルートを歩くのが以前から楽しみだった。
以前山仲間に「堂平はブナの森が綺麗だよ」と教えてもらったことがある。

特別大きな巨木は無いものの、同じくらいの大きさのブナたちが仲良く立ち並んでいる様子は微笑ましかった。

堂平のブナたち

あまりに気持ち良いので、しばし休憩。
早速M氏が登山道に転がり寝息を立て始めた。
ほったらかしていると無限に寝ていそうだったので程々の時間で起こした。

支尾根をひと登りすると、いよいよ丹沢山へと続く尾根へと乗り上げる。

モサモサの霜柱
ブナの巨木があった!

9:35丹沢山到着。

山頂看板の方へ向かうと、雄大な富士山がお出迎え。
南アルプスの悪沢岳、赤石岳、聖岳も見えた。

今日の行程はまだまだ長いが素晴らしい景色についのんびり過ごしたくなる。

富士山と愛鷹山塊
顕著なピークが右から悪沢岳、赤石岳、聖岳。

M氏いわく、蛭ヶ岳山荘のカレーが美味しいんだとか。
それならカレーも絶対食べなければならない。

今は10:00、今日の目的地の犬越路避難小屋までの時間を計算する。
うーん、到着予定18:00前にならないかこれ?

むむむ?おかしいぞ?まだ丹沢山しか登っていないというのに。。。
ちょっと休憩しすぎたのかな?

M氏に相談するも、「とりあえずカレー食べてから考えようぜ!」となった。

10:10、蛭ヶ岳へ向けて出発。
目前に続くのは遥かなる稜線漫歩。

右奥に見えているのが蛭ヶ岳

右を向けば厚木の町、左を向けば富士山のたもとに深い山々が広がる。

薄ら雪のついた甲斐駒ヶ岳から、左端には光岳まで、南アルプスの名峰たちがズラリ
厚木の町と、宮ヶ瀬湖が見える

のんびりと、気持ちの良い稜線歩きを楽しんだ。
12:30、蛭ヶ岳到着。

早速山荘にカレーを注文しに行って、私はコーラ、M氏はジンジャーエールをプシュッ!
こんな山登りいつ以来だろう。楽しいなぁ。

山で食べるカレーってなぜこんなに美味しいんだろう。

予定では、山中湖までのはずだったが、現時点でだいぶ遅れてしまっている。
下手したら犬越路に到着するのは20時頃になってしまう可能性もある。

ヘッデンで歩くのも全然良いんですけどね?二日連続か〜。
M氏も「山でそんなに頑張りたくないよ〜。」なーんて言ってる。

あーだこーだ考えて、とりあえず臼ヶ岳南尾根を下降してユーシンに降り立つのはどうかとM氏から提案があった。
ユーシン渓谷は玄倉林道が完全通行禁止になった為、山越えでしか入れない秘境と化している。
良いかも。とってもロマン溢れる場所だ。

M氏はその後同角尾根を歩きたいとか呟いていたが、同角尾根って確か難しい尾根じゃなかったけ?
まぁ明日の予定はあとでゆっくり考えることにする。

さて行こうか、と支度を始めたら、おじさんに「どこ行かれるのですか?」と声をかけられた。
「ユーシンです。」と伝えたら、自分たちも同じ尾根で鹿撃ちするかもしれないから気をつけてねと言われた。
てっきり丹沢ポリスかと思ったが、地元の猟師の方だったようだ。

最高峰で記念撮影!逆光〜。

蛭ヶ岳を越えると、そのうちに木道は途絶え、登山道らしい登山道になった。
階段が無い方が明らかに歩きやすくて、ペースアップを図ることが出来た。
丹沢山の登りでは慣れない階段がひたすら続いたので、けっこう疲れた。笑

山深い稜線が続く
土砂に覆われた熊木沢
ガレ縁でボケーっとするM氏

15時過ぎにいよいよ臼ヶ岳南尾根の下降に取り掛かる。主稜線に別れを告げて再び谷底へ。

時折不明瞭ながらも快適に下降してゆく。
途中のブナの森は実に見事だった。堂平と違って、こちらのブナは巨木もあちこちにあった。
新緑や紅葉の時期に行ったらさぞ素敵なことだろう。

蛭ヶ岳と丹沢山
ブナの巨木

刻一刻と日没は近づいてゆく。
急ぐべきと理解しつつも、周囲の景観が美しく、ついつい立ち止まり感動を噛み締めてしまう。
せっかく山に来たのだから、やっぱりこういう時間は大切にしたい。

そのうちスギの植林帯に入り、17:15ユーシンロッジ到着。
日没前にどうにか到着してホッと一安心。

初めてのユーシンロッジはなかなか立派な建物だった。ガラス窓から中を覗くと、机や椅子は綺麗にまとめられていた。人の気配はもちろん、無い。

写真を撮るたびに、なんとなく変なものが映り込んでいないか気にしてしまう。
するとM氏が「知り合いで、カメラで景色撮ろうとしてるのに、何故かピントがずっと目の前からズレなくて写真撮れないって人いたよ〜。」って話をしてきた。

そういう不気味な話、今するのやめてくれ!
私のカメラはちゃんとピントが合ってくれたので良かった・・・。

雰囲気ある。。。

ユーシンロッジはありがたいことに、登山者の為に避難小屋を開けてくれている。
こんなだだっ広い施設の何処に?としばらくうろうろしたが、ついに裏口を発見。

なんか物々しい雰囲気で、扉を開けるのに躊躇する。
M氏に先頭をお願いした。笑

ドアノブを捻ると、カチャリ、と開いた。

右側に宿泊用の部屋が2つ、畳部屋と板敷の部屋。こちらは扉がすでに開いている。左側と奥にも謎の扉。M氏に命令して、扉を開けに行ってもらう。
その間、私は入口付近に留まりいつでも逃げれる態勢を整えていた。笑

左側の扉は物置き、奥の扉は鍵がかかっていて開かなかった。
なるほど、これで全体の概要は把握したぞ。

扉を開けた先には廊下・・・。
避難部屋

M氏が「どうする〜?ここ泊まる〜??」と聞いてきたので、私は速攻テント泊を提案した。

外は外で、ユーシンロッジには広ーい芝生広場があり、テント張り放題なのだが、なんとも怪しげなものがあるではないか。石が円形に何重にも配置され、まるで巨大なミステリーサークル。下手な所に張って翌朝知らん場所にワープする可能性も無きにしもあらず・・・なので、結局端っこの木陰で幕営することとする。鹿糞がそこかしこに落ちていてテン場探しに難儀した。

ユーシンロッジが避難小屋を開放してくれているのはとってもありがたい話なのだが、如何せんホラーレベルが高い気がするのは私だけだろうか?
失礼は承知してます。本当すみません。。。

ユーシンロッジ前の芝生広場

テントを設営した後、河原に水を汲みにいく。
一人になりたくないのでM氏と一緒に行った。

ようやくテントの中に入りホッと一息。狭いテントの中は安心感がある。
今日も、なんだかんだで長い一日だった。

3日目 : 同角山稜 〜 同角尾根 〜 玄倉

昨晩、翌日の行程はどうしようかと話合っていたら、M氏はどうやら同角山稜を登って同角尾根を下りたいようだ。
同角尾根は浸食作用により非常に複雑な地形を持っている。まさに西丹沢のボスとのことだった。

同角尾根といえば、つい最近知り合いが歩いていた記録を読んだ。確か「丹沢最難関の尾根」じゃなかったっけ?なんか、崖みたいなとこが沢山あった気がするんだが??

そんな尾根、危ないよ!!としばらく首を縦に振らない私だったが、M氏が「沢登りやってる人なら歩けると思う!」とか「時間なかったら石棚山稜から下山しよう!」とかあーだこーだ説得してきて、いよいよ私も首を縦に振るしか無くなってしまった。

今日は4:30起床。
いつもはシュラフを畳むのに30分かかるM氏だが、珍しくきっちり目覚めていた。
ようやくやる気スイッチが入ったらしい。もう山行3日目なんですけどね。笑

5:40、ヘッドランプを点けてユーシンロッジ出発。
同角山稜は、ユーシンへ至る道が通行止めになってからは実質廃道のような扱いが正しいだろう。
当然、人は歩いておらず静かな山歩きを楽しむ。

足元にキラキラした白い石が落ちていて、気になった。
M氏が「トーナル岩だよ!」と教えてくれた。

丹沢は昔海底火山だった。
丹沢山域を構成しているのは火山岩といった噴出物が多いが、ここ西丹沢はトーナル岩という花崗岩質の深成岩で構成されている。深成岩は、マグマが地中深くでゆっくり冷えて固まった岩のことだ。
要するにトーナル岩は海底火山の奥底で生成された岩石ということだ。西丹沢はまさに丹沢の本体ともいえる。

しかしトーナル岩は非常に脆く、風化侵食に極めて弱いそうだ。
そのため、今回の目的地である同角尾根も風化が激しく「丹沢最難」とまで言われてしまうほどの険しい地形になってしまったとのこと。

なるほどね。

手に取ったトーナル岩は指に力を込めるとポロポロと呆気なく崩れてしまった。

トーナル岩
トーナル岩が風化したため、登山道横の杭が根元まで露出したと見られる。

そのうちに日が昇り、ひっそりと暗かった森に暖かな光が差し込んでゆく。

6:40大石山到着。
大石山には、山名の由来となった大石が鎮座しておりしばし見惚れる。
岩壁にリングボルトが等間隔に整列して打たれていたのが気になった。過去に人工登攀した者がいたのだろうか。

大石山の大石
リングボルトが打たれている。

西側には朝日に照らされて赤く染まった富士山。大石山は美しい場所だった。
また、ついついのんびりと過ごしてしまった。

赤く染まる富士山
綺麗なスラブ面

同角山稜は、時折トーナル岩の風化による白ザレの尾根があるものの概ね歩きやすい登山道が続く。
実質廃道化しているのが惜しいほどの素晴らしい尾根だ。

白ザレ
富士山、愛鷹山塊、南アルプスの絶景

そのうちにスッパリと深くV字に切れ込んだザンザ洞キレットを渡る。
橋がかかっていなければ通過は難儀しそうな場所だ。

M氏が、橋の上で立ち止まってジーっと谷底を眺めている。
のんびりしなくていいから、はよ渡らんかい。

ザンザ洞キレットを渡る

ザンザ洞といえば、松濤明が昭和13年11月に遡行したようで記録が「風雪のビバーク」に載っている。深夜23:30に渋沢から出発し、ユウシン休泊所を経由して遡行。同角の頭、檜洞乗越沢(何処か分からない。)を下降して17:55に渋沢帰着となっている。
いまいち場所の分からない地名もあるが、渋沢とは渋沢駅のことだろう。

今は交通アクセスの良い丹沢だが、昔はそうも行かなかっただろう。
当時は丹沢だけでなく、全ての山において、目的の場所へアプローチするだけでも一苦労だった。登山を続けていくには、今以上に強い体力技術やモチベーションが必要だったはずだ。
そんな環境の中でも、山に対する情熱を燃やし素晴らしい記録を残し続けた松濤明はやっぱり凄いと思う。

先人の歩いたルートに想いを馳せるのもまた登山の楽しさである。

※追記 2022.2.2
当記事を読んだ山の先輩がご連絡くださった。「檜洞」は「ザンザ洞」を支流にもつ本流自体を指しているようだ。「檜洞乗越」はその詰め部分、檜洞丸の南西、石棚山稜上に位置している。
当時、檜洞
から檜洞乗越には登山道がついていた。松濤はザンザ洞遡行後にこの登山道を下降しユーシンに戻ったと考えられる。(昭和44年発刊 山と渓谷社編「丹沢の山と谷」参考)

見晴らしが良い
同角ノ頭まで後少し

9:20同角ノ頭到着。10時までに到着しなかったら石棚山稜から下山するという話だった。
早起きの甲斐もあって、時間に余裕を持って到着することが出来た。

これから予定通り同角尾根の下降に取り掛かる。
地形図から予想できる通り、急峻な地形が待っていることだろう。
何が出てくるか分からないので、念のためハーネスとヘルメットを装着して出発する。

出だしは穏やかな尾根下降が続く。
想像していたよりは優しいかも。この調子なら私でも問題なさそうだ。

と、そんなことを思っていたら突然尾根がスッパリと分断されて深いキレットを形成していた。
M氏も、予想外だった模様。笑

しかしながら、どうにかしてこの先に行かねばならない。
左手から懸垂下降して、キレットの底に着地。

突然の謎キレット。
せっかくなのでキレットに立って向こう側を覗く

適当な場所から向こう側の尾根への復帰を試みる。
M氏が最短ルートで復帰を試みて、「お、ここ行けるぞ!!」とか言ってよじ登って行った。

私もM氏の後に続くが、え悪くない?笑
ハングしてる段差、足元はポロポロ土が崩れ、手がかりの木がない。

どうやって行くんだ!M氏〜!!!
もうちょいトラバースして登った方が楽に登れそうに見えるんだが??

まぁ私が下手にうろついて滑落しても仕方ないので、M氏にお助けロープを出してもらう。
そして、私も無事に尾根へ乗り上げることが出来た。

一安心だぜ。さすが登攀隊長のM氏は頼りになります。笑

(後から調べたら、このキレットは同角キレットと呼称することが判明した。)

しばらく穏やかな尾根が続き東沢乗越へ到着。

なんとドーカク尾根に関する看板や分岐標識があってびっくり。

分岐看板

今でこそメジャーな下降路となった東沢から小川谷へと下降するルートは「危険」とされ、今はほぼ記録の見ない大石山へ登るルートを推奨しているのがなんだかおかしい。

それこそ昨日M氏が「大石山から同角沢横断して東沢乗越に行こう。」と提案したばかりで、私が「そんな得体の知れないルートは嫌だ!」と反発したばかりだった。
昔はルートとされていたのを知ってなんだか興味が沸いてきた。そのうち歩いてみたい。

せめて同角沢の遺言棚をちょっと見に行ってみない?とM氏がソワソワし始めたが、のんびりして日が暮れそうだから今回はやめておこうと伝えた。偉いぞ、私。笑
でもいつかは見てみたい。遺言棚のかかる同角沢もまた、丹沢最難レベルの沢らしい。素晴らしい美渓だとか。まぁ〜いつか行ってみたいけど。行ける日が来ると良いな。

ドーカク尾根は「東沢乗越から小川の出合に至る尾根」と説明書きがあった。
ならドーカク尾根を下降するのが、むしろ本来の歩き方ということだ。

何より完全なバリエーションルートだと思っていた同角尾根は、実は昔は道だったということを知って驚いた。

ドーカク尾根について(同じ看板が、同角尾根末端にもあった。東沢乗越にある看板は錆びていて判読不能なので、尾根末端の看板を引用してます。)

ちょこちょこ痩せ尾根、白ザレ尾根があるものの、しばらくは順調に下降していく。

風化したトーナル岩の痩せ尾根

道中通過した女郎小屋乗越もなかなかの痩せ尾根だった。
以前、M氏が女郎小屋沢を遡行したことがあって、詰めのザレが結構悪かったーと言っていた。
M氏が悪いというくらいだから相当悪かったのだろうな・・・。

女郎小屋乗越
女郎小屋沢の詰め

そのうちに尾根上にはバチバチに目立つ青テープが続くようになる。
警察が遭難防止のために巻き付けたのだろうか??

そしてついに、私が懸念していたポイントへ。地形図上ではみっちり等高線の詰まった大タル丸南西にあるコル。
やっぱり、実物は崖だった。(後から調べたら大タギリと呼称する場所だった。)

途中までは木を使って降りてゆくが、その後は40mロープ2ピッチで懸垂下降。
最初はクライムダウンする話も出ていたが、降ってみたら予想以上に崖が崖だったので大人しくロープ出して正解だった。笑

懸垂下降
降りてきた崖

登り返しも崖。笑
お守りにフィックスロープを握って登っていく。登攀的難易度はないが、落ちたらやばいので緊張する。もしロープ垂れてなかったら、リード案件ではなかろうか?笑
リードしたところで中間支点取れる場所は皆無なので結構怖そう。

ここを越えてしまえば、あとは地形的にヤバそうなところはなくなるので一安心・・・。
昨日は不安だったが、今のところ順調に下降出来ているので良かった。

可愛い鳥の羽が落ちていた。M氏が食べようとしていたので全力で止めた。

のんびりブナの森を歩いてゆくと標高点840m付近で鹿柵に阻まれる。1カ所壊れている部分があるので、そこから突破させてもらった。
鹿柵の中には檜林が広がっていた。進んでいると、また鹿柵に阻まれる。
右も左も頑丈そうな鹿柵が広がる・・・。

って、あれ?もしかして標高点840mは円形に鹿柵で覆われている感じ?

仕方ないので、鹿柵をよじ登り脱出。柵の外側には「芋ノ沢ノ頭 840m」というプレートがかけられていた。

ヒノキの森
脱出します。すみません・・・。

帰宅後、ヤマレコの「みんなの足跡」を調べていたら、もれなく全員840mピークを巻いていた。
私たちのように自ら鹿柵に囚われた人は皆無のご様子だった。皆さん頭良いですね。笑

標高点840m付近から、植林に変わってゆく。右に左にと鹿柵が現れるので、巧妙に抜けてゆく。
いよいよ尾根の終点も近づいてくる。

挟まるM氏
突破してドヤるM氏

ミツマタ

倒木だらけの植林帯を抜けると、そのうちに木の階段が続くようになる。林業の作業道だろうか?

下部は照葉樹林が広がる。

15:40中ノ沢出合に到着。

玄倉川の河原は白くて綺麗。

林道をぶらぶら歩きバス停を目指す。右手に見える玄倉川では工事車両が忙しなく動き、土砂を集めていた。この現場を眺めているだけでも、丹沢山塊、トーナル岩の地質の脆さが窺える。
もし放置していれば、あっさりと玄倉川は土砂に堰き止められ、神奈川の貴重な水資源は枯れてしまうのだろう。

16:40玄倉バス停無事帰着。

まとめ

当初は3泊4日で丹沢を横断する予定だったが、2日目の午前中にしてやむなく断念。
代わりに、2泊3日で丹沢のよく分からない徘徊をすることになった。
改めてログを見返しても謎ルートである。笑

しかし、こんな山行もまた良いものだ。
今回は胸を張って「誰にも真似できないオリジナルルート」を歩けたと思っている。

毎日山越えで、なんだかんだハードな山行となったが、終わった今は達成感に満ち溢れている。

そして、自宅から近いながらもあまり歩いたことの無い丹沢について知ることが出来た。
私の想像していた以上に丹沢は奥深く、魅力溢れる山塊だった。

まだまだ、私にとっては知らない部分が多いので、これからも歩きに行けたらと思う。

私に面白いルートを提案してくれ、丹沢の魅力を存分に教えてくれたM氏には大感謝だ。

【参考】
M氏のYouTubeチャンネルです。↓

源流徘徊たなか
ご訪問ありがとうございます! 突破よりも山の懐に入り浸れ。 『山域を知る沢旅』に フォーカスした活動を目指しています。 登攀は手段の1つという認識で 憧れもへったくれもない泥臭い感じで通してます。 沢という 情報過多なほどに山域らしさが色濃く出るフィールドを、要素ひとつひとつに目を向け、仲間と語り、ただ歩くことが...
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