日 時 2020年11月11日(水)
山 域 奥秩父
目 的 リード
天 気 晴れ
人 数 4人
強いクライマーの3人と小川山へ。
八幡沢左岸スラブへ行くというので、一緒に連れていっていただいた。
トムといっしょ10a・・・トップロープ2回の後RP
Mさんが、トムといっしょ左ルートでアップがてら、トップロープをはってくれた。
私は、定番の右ルートで挑む。
最初は順調でグイグイ登る。
が、下でビレイしてくれてるMさんから一声。
「リードする時にどこでロープかけるかを考えながら登った方が良いよ〜。」
なるほど。
途中途中、安定した姿勢をとれる場所を確認する。
確かに、何も考えずに登るのとロープを掛ける事を意識して登るのではだいぶ違った。
やがて核心と思われる、中盤へ。
右寄りのテラスに一度乗り上げて小休止。
しばし考えて、いざ勝負。
手ごろな場所に掴める岩が無いので、自分より高い位置にあるガバを掴んで、身体を持ち上げる・・・。
が、持ち上がらない!!
ここでテンション。
その後も色々ムーブを試すが、中々クリアー出来ない。
なんとなく申し訳なくなって、下でビレイしているMさんに「時間掛かっちゃってすみません」と謝る。
全然大丈夫だよ、落ち着いて頑張って!と声が返ってきた。
しばらくすったもんだしていたが、ついに成功。
核心の一手から先はとにかく上部のガバを掴みまくって身体を持ち上げる。
そして、ついに終了点へ到着した。
1回やっただけなのに、腕がとっても疲れてしまった。
トップロープとはいえ、核心部分はとても怖かった。
Mさんから、核心を超えたときのムーブをしっかり覚えておく事と、登攀中はしっかりレストするように言われた。
そして、やっぱりリードをするべきだと勧められた。
登っているときに気づいたのだが、支点が割と狭い間隔で付けられている。
しっかりとロープを掛ければ、リードでも落ちた時の衝撃は少なそうだった。
これだったらいけるかも。
元々今日はトップロープだけのつもりだったが、リードもやってみる事にした。

Mさんのビレイをしたり、休憩をしたりして、再びトムといっしょへ。
念のため、もう一度トップロープで登るが、情けない事に、核心部分でまたもやテンションしてしまった。
Mさんにムーブを覚えておくように言われたのに、すっかりどうやって突破したか忘れてしまった。
やや時間が掛かって、無事に終了点へ。
次はいよいよリードだ。
Mさんに言われた通り、途中のレストを意識しながら、登っていく。
そこでまた下から声が飛んでくる。
「ロープ掛けてからレストした方が良いよー。」
慣れないロープ掛けに手間取りながら、いよいよ核心へ。
まずは、落ち着いてレスト。
そして、いざ勝負。
あれ?さっきはどうやって登ったんだっけ?
核心を越えるムーブを忘れてしまった。
今回はリード。すぐ頭上にロープは掛けてあるが、なんとなく落ちたくない気持ちだ。
むやみやたらに挑まず、じっくりと考える。
そして、ノーテンションで核心を越えることが出来た。
しかしその上でパンプしそうになる。
トップロープでは問題無かった場所なのに。何故か今回に限って腕がプルプル震える。
絶対に落ちるか!という気持ちでどうにか頑張った。
やっと終了点へ。
人生初のリードが成功した。
Mさんに喜びの気持ちを伝えると、まだ気をつけて!と声がかかる。
ここから、終了点のカラビナ、スリングを回収してロアーダウンしてもらう。
終了点のリングボルトでセルフビレイを取るまでは良かったのだが、自身に付けられたロープを解除してリングボルトに通してからセットし直す行程で違和感。
あれ?このやり方じゃ万が一ロープ落としたら、降りれなくならないか?
おそらく、事前にロープを固定してから自身の腰から解除するべきだったのだが、普通に外してしまった。
とりあえず、ロープを落とさないように細心の注意を払って何事もなくロアーダウン。
後から聞いたが、やっぱり私のやり方は「ダメ!」だと注意された。
ですよね・・・。(汗)

クライミングで不安定な状況、確実性の無い状況に身を置くことが危険だということは、少し考えれば分かること。
今回、登れた喜びで油断してしまったので反省したい。
(クライミングのロープワークや技術に関して、何かあればぜひコメントください。)

無事に下降。
少し時間が余ったので、トップロープでブラック&ホワイトを登らせてもらった。
序盤と核心でテンションかけたが、上まで登ることが出来た。

まだまだ実力不足で登れない壁が多すぎる。もっと強くなって、色々と登れるようになりたい。
今回、初めてのリードで無事RP出来たことが嬉しかったです。
3人に感謝です。
【食事処】初狩PA(上り)7:30〜20:00
初狩田舎定食 720円
舞茸の天ぷら、少し脂っこいが、運動した後にはたまらない。
豚汁、きんぴらごぼうと付け合わせも豪華。
(人によっては胃もたれするので注意。笑)
