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山歩き沢登り上信越

湯檜曽川本谷

2026年08月18日(火)[1泊2日]
白毛門登山口駐車場(8:30)-湯檜曽川入渓(10:10)-大倉沢出合(11:40)-2段40m大滝(14:25)-Co1390二俣(16:10)

2026年08月19日(水)
Co1390二俣(7:00)-朝日岳(9:15-9:45)-白毛門(11:50)-白毛門登山口駐車場(14:10)

メンバー : 2人(Waka , シュカ)

使用装備 : 30mロープ , ラバー靴 , たわし , ハーケン

天気 : 晴れ

※写真ボケまくりでヤバいですがご了承ください!!!どうにかしないと…。

山行記録

丸ノ沢本谷を遡行した翌日からも、引き続きシュカさんと沢登りをする約束をしていた。

けっこう登攀的で長丁場にもなった丸ノ沢を下山した後は、身体の疲労を感じていた。
21時に我が家に再集合して、翌日どこへ行くか話し合う。

ギリギリ過ぎるが、パッとしない天気だったので、あらかじめ「これ!」って決めるのが難しかったのだ。

協議の結果、18日は完全な晴れ予報、19日午後は雨降るかも?な、湯檜曽川本谷へ行ってみることにした。

1日目

翌日は4時半に起きると、身体がバキバキ。笑
こりゃ大丈夫か?と心配しつつも気合を入れて我が家を6時に出る。

白毛門の駐車場で支度を済ませて8時半出発。

まずは長い林道歩きから。ブヨがしつこいが払い除けながら進み、10時10分に湯檜曽川へ入渓。

出だしから良い感じの渓相が出迎えてくれてテンションMAX!!

歩いているとすぐに「魚止めの滝」が現れる。
「どうやって登るんだろー?」
「左壁に残置あるでしょ。」
シュカさんがテキパキ教えてくれた。湯檜曽川の支流をたくさん遡行しててこの場所も何回も通過してるので、もう現地ガイドばりに理解しているようだ!

左壁にある残置ハーケン&スリングを利用しながら登っていく。
けっこう立っていてハングしたところにあったので、こりゃ残置が無いと難しそうなラインである。

魚止めの滝は左壁の残置ラインから登った。

ゴーロを交えながらも美しい滝が現れて、さすが人気沢だ。
シュカさんいわく、米子沢と湯檜曽川の地質は全く同じ時期の花崗閃緑岩とのこと。そりゃ美渓ですわ。

写真でもよく見る「ウナギの寝床」はせっかくなので泳ぐ。
今回、かなり渇水してる上、よいお天気で水温は高め。

私は、沢向けの服は特に着ておらず、ドラウトクアッドとカミノパンツだけで充分。もはや普通のハイキングの服装だ。

シュカさんも半袖で、元気いっぱいプカプカ浮かんでいた。

半袖で「ウナギの寝床」を泳ぐシュカさん。

今朝まで身体バキバキでどうなることかと思っていたが、いざ美渓を前にすると身体の疲労が吹っ飛んで純粋に楽しめている自分がいた。
やはり山に入るまでに重い腰を上げるのが核心である。笑

その後も特に難所となる部分はなく、楽しく遡行してゆく。
目前に見えた抱き返り沢出合いの滝は圧巻だった。

素晴らしい!奥に見えているのが抱き返り沢出合いの大滝

シュカさんおすすめの大倉沢もすぐ隣で出合っているが、抱き帰り沢があまりに立派すぎて平凡にみえる。いつか行ってみたい!

「アナゴの寝床」も素晴らしいゴルジュ。左壁はラバーバチ効きで快適。

アナゴの寝床
快適に登ります

まもなく現れた「抱返り滝2段20m滝」
1段目はフリーで登って、2段目は高さがあるのでロープを出して乾いた左壁を登る。

下から見上げるとなんか難しそうに見えたが、フリクションが良く効いて問題なく登ることができた。

抱返り滝2段20m滝。1段目を登ったところのテラスからロープを出した。シュカさんリード。

その上流に続く釜ナメの連瀑も非常に美しい。
疲れていたけど頑張って沢に行って良かったと心から思った。今日、下手したら家で寝ていた可能性もあった。

素晴らしいナメ&釜
快適に高巻き出来る&直登出来る

10m滝は水流を横断して、左壁を登る。トラバース部分が非常にヌメるので膝フリクション&たわしで慎重に突破した。

この滝は、水流トラバース部分がヌメるので、ラバーだとちょっと不利
ヌメりポイントで正座してるシュカさんw

6mと10mの滝は2つ目の10m滝が難しそうに見えたので左岸から高巻く。小さく巻いている踏み跡を辿っていたが途中からは背丈以上の笹薮を掴みながら落ち口近くに降り立った。
この辺りは側壁が高く、今までの雰囲気とまた異なり面白い。

高巻きしちゃいます。
落ち口に降りられた。ここからの眺めも良い!

そして現れる2段40m滝。1段目は快適にシャワークライミングで越えて、2段目は水線沿いが登れそうに思えたが、プロテクションの取れなさそうなラインでラバーのフリクションが効くかいまいち不安だったので
残置のある左壁を、上部右手の樹林帯までロープを伸ばした。30mロープでちょうどだった。

残置も豊富だし、上部で私が打ったアングルハーケンもバチ効きだったし、登攀も素直で快適だった。
シュカさんが、アングルハーケンのすぐ近くにに残置ハーケンあったよ。と教えてくれた。全然気づかなかった。笑

2段40m大滝!
ロープを出して左壁から巻き気味に登った。

おそらく湯檜曽川本谷の核心部はこれにて終了。あとは幕営予定の二俣まで進むのみ!
午後になると曇りがちな天気になりちょっと寒くなってきた。

岩が温かい。床暖房!
左岸の草付きから大きく高巻きか?と思いきや滝のすぐ右側に登りやすい踏み跡があった。笑

ちょいちょい滝は現れるものの、いずれも快適に直登できる。楽しすぎるー!!

ラバーのフリクションばっちり
花崗岩よき
乾いた部分を登ります

その後もミニ赤木沢みたいな渓相を楽しみながら遡行してゆくと、やがて沢幅が狭くなり、いよいよハイライトの終わりが近づいてきたことを実感する。

16時過ぎにCo1390の二俣に到着。近くにある踏み跡を辿ると、神テン場発見!
周辺を少し歩くが、この場所が一番快適そうだったのでそのまま行動終了とした。

2日目

朝は7時に出発。

もうハイライト的な部分は過ぎたので小さい滝を直登しながらガンガン高度を稼ぐ。

朝っぱらから半袖シャワークライミング
ナメがきれい
流木が多い!
後ろに一昨日登った大源太山が見える。

朝日岳直下ではなるべく踏み跡を辿るがロストすることもしばしば。ハイマツの混在した藪漕ぎを経て登山道に合流!

まもなく登山道!
ツリガネニンジンてやつ?

誰もいない朝日岳で休憩したのち白毛門登山口駐車場を目指す。

今日は午後から雷雨のリスクが少しあったが、雨が降りそうな気配は全く無くむしろ暑いくらい。
白毛門までの稜線歩きは楽しかったが、そこからの下りはハードだ。灼熱!!急登!!

かっこよいー

2泊3日で下山のためにナルミズ沢下降したほうが絶対疲れないし楽しいしお得だと思う。って話をひたすらシュカさんにしながら
ロボットのようにギクシャクしている身体で頑張って下る。

沢の音が聞こえ、車の音が聞こえ、少しずつ下界が近づいてくる。
14時10分白毛門登山口駐車場に無事到着。

いつか行ってみたいと思っていた湯檜曽川本谷、ついに行けて良かったです。
素晴らしい美渓でした。

私自身の沢スキルが多少は上がったのか、思っていたよりも簡単で、終始癒されながら遡行出来たのも良かった。
やはり谷川の沢は良い。花崗岩万歳。来年は万太郎谷本谷とか行きたいな。

・・・

今年は、仕事と育児に加えて、沢登りもたくさん行くようにしている。

だけど、最近はよく「身体がつかれているなぁ」と思う事が多くなってきた。

子どもが生まれたとき、夫から「山は無理してでも行くべき」と言われたのが印象深い。
当時は慣れない子育てでいっぱいいっぱいで「無理してでも行く覚悟」をキメるのがすごく辛かった記憶がある。

でも、実際はホントに、無理をしなければ山へ行く時間は捻出できないのだ。これは真理。

私たちは夫婦二人とも山が好きだ。
しかも、日帰りよりも泊まり、短い山行よりも長期山行が好き。

だから私は、限られた時間をできるだけ有効に使うために、なるべくガイド仕事の翌日から個人山行を入れて、予定をぎゅっと立てるようにしている。
そうすれば、夫の方も長期山行へ行く日を確保しやすいからだ。

今回も、4日間ガイドをしたあと、そのまま3日間沢登りを楽しんできた。

ただ、こういった生活を続けているうちに、いくつかの問題が出てきた。

まず、私が不在の間、長期間夫がワンオペ育児になってしまうこと。
子育てをしている立場で自分だけ遊びに行くのは、相手に負担を押し付けていることに変わりはない。
こうして山へ行かせてくれる夫には本当に感謝している。

家族と過ごす時間が少なくなる、という問題もある。
そもそもガイド業をしているだけでも、一般的には信じられないくらい家を空けることになる。それに加えて個人山行までしていたら、なおさら家にいない。
それでも、娘もさなしも、いつもニコニコと私に接してくれる。誰に対しても分け隔てなく優しくて、そんな2人の姿に本当に救われる。
娘はまだ1歳5ヶ月、さなしは生後10ヶ月なのに!
お世話が大変と思う事はしばしばあるのだが、私もこの2人(匹?)に、しっかり恩返しをしなければと思っている。

そして単純に、連続で山に入る日数が多いほど身体的にキツい。
スタートの時点で既に身体が重いことが多く、結局、仲間に荷物を持ってもらったり、私のペースに合わせてもらったりしてしまう。
山行計画を詰める時も、ガイド中は電波がなかったり余裕がなかったりでマメに連絡をとりあえず、行き先の決定とかが前日の夜とか直前になってしまう。

私が自らやっていることなのに、周りを巻き込んでしまうのが申し訳ないと思う。

両立って難しいなぁ。
私にとっての「最適解」は何なのか。最近ずっと考えてます。

コメント ☆お気軽にコメントください☆

  1. 行ける時にいけるのはいいですね。流石の体力です。

    あとで恩返してチャラにするものいいかもしれませんね〜(でも何年も言われるからチャラにはならないw)

    • コメントありがとうございます!
      私は、自分が妊娠・出産のときに散々夫を山に送り出していたので
      むしろ今は、夫が私を山へ送り出してくれるのが当然!と思っていたんですが
      あまりに行き過ぎて肩身が狭いです。笑
      誰かの協力なくしては山へいけませんので、感謝の気持ちを忘れないようにします。
      お互い支え合いながら頑張ります!

登山ガイドWaka
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