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ガイド記録山歩き縦走北アルプス南部

北アルプス 笠ヶ岳 登山ツアー ガイド記録

ガイド記録

2026/07/025-27

北アルプスの笠ヶ岳へ行ってきました。

今回は7名のお客様から参加希望をいただきましたので、トコトコみなかみの片野ガイドにもお願いしてガイド2名体勢で実施させていただきました。

1日目

今日は新穂高に集合して、わさび平小屋まで。
温かいお風呂(なんと洗剤やドライヤー付き!)美味しいご飯をいただき明日に備えて就寝。

美味しいごはん!

2日目

今日は笠新道から笠ヶ岳山荘を目指します。

天気予報では、朝のうちは晴れですが、次第に天気が崩れていくとのことだったので、早出することにしました。

4:20に歩き始め、まもなく日の出を迎えます。
笠新道は急登ではありますが、登山道はつづらおりで整備されているので、登りで歩く分には快適です。

メンバーの皆さん健脚で、ぐんぐん高度を上げていくと、蒲田川の向かいに立ち並ぶ穂高連峰や焼山・乗鞍岳が見えました。
ただ、立派な笠雲(レンズ雲)が…。まるでこれからの悪天を予兆しているようです。

奥穂高岳・ジャンダルムの上にかかる笠雲

槍ヶ岳までバッチリ見えました。山頂がなんだか丸っこく見えます。笑

素晴らしい展望です!

休憩を挟みつつ、花を楽しみつつ、9時過ぎに杓子平まで到着しました。とっても順調です!

シモツケソウ
クガイソウ
ギボウシ

朝は晴れていましたが、みるみるうちに雲が湧いてきて、今はすっかりガスの中。
笠ヶ岳の展望はないものの、圧巻のコバイケイソウの大群落が出迎えてくれました。

コバイケイソウのお花畑に写真を撮る手が止まりません!

写真を撮っていると、遠くでゴロゴロと不穏な音が。そしてポツポツと雨がふりはじめました。

歩いているうちにみるみる雷鳴が近づくので、杓子平にて1時間ほど待機して様子見することにしました。時刻は10:00です。
他の登山者の皆さんも、中には登っていく方もいましたが、大体の方が私たちのように待機してました。

時折ピカッとひかり、大きな音がすぐちかくで…。幸いにも雨は土砂降りになることはありませんでした。

40分後くらいに、雷がおさまったので歩き始めます。しばらく歩いたところでまたまた不穏な雰囲気。
電波が入ったので雨雲レーダーを調べると、12時に次の豪雨のピークが接近するようです。

稜線に出る前に、斜面のハイマツの陰に腰をおろし、私と片野ガイドの2グループに分かれ、それぞれツエルトを被って待機。

外は、一時かなり激しい雨になり、気温も下がりましたが、ツエルトの中は温かくて快適です。
雷雨が過ぎ去るまで、みんなで歓談タイム。

30分ほど待っていると、ようやく雷雲が過ぎ去ってくれました。怖かったですね。無事にやり過ごせて良かったです!

ツェルト女子会
皆さん笑顔でホッとしました

私自身も実際のガイドでこういった対応をするのは初めてです。
正直なところ、雷雨(ゲリラ豪雨)というのは、だいたい昼過ぎから発生するのが定番だと思っていたので、今回のようにまだ朝10時なのに雷雨に見舞われるのは、今まではなかったと思います。
山は早出早着が基本ですが、今回は早出早着が裏目に出た特殊パターンでした。

雨が落ち着き、上空の雲も薄くなり明るくなってきたので再出発です。ガスガスの中笠ヶ岳山荘へ。

槍ヶ岳が見えました

現在笠ヶ岳山荘は水不足というので、一部メンバーは笠ヶ岳山荘テント場の水場へ汲みに行きます。
なんとそこにはライチョウ。なんだかぷっくりしているなぁと思っていたら、お腹の下からヨチヨチと雛2羽が出てきてとっても愛らしかったです♪

ライチョウに出会えました♪

今日の笠ヶ岳山荘は大混雑でびしょ濡れのカッパが大量に干してあり、人もいっぱいでてんやわんや。笑
でも、山小屋があるだけで助かります。泊めていただけて本当にありがたいです。

夕食は2回目の17:30から。
お腹ペッコペコでカレーをいただきます!ご飯、ルー、味噌汁おかわり自由なので満たされるまでいただきました。

3日目

朝、4:20に空身で笠ヶ岳へ出発。日の出に合わせて向かいましたが、残念ながらガスで眺望は望めず。

山頂近くにある、播隆上人が奉納したといわれる阿弥陀如来にご挨拶をして山荘へ戻りました。
(※この阿弥陀如来像は模造品で、本物は高山市の上宝ふるさと歴史館に展示されているそうです。)

5:20頃に下山開始!下山は稜線を縦走して鏡平経由で新穂高へ降りる予定です。

たまーに、青空は見えるものの、基本的に霧の中。
お花が見事で、咲き誇るチングルマ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラ、コバイケイソウなどを楽しみながら歩きました。

チングルマ
綿毛になったチングルマもかわいいですね

秩父平のコバイケイソウも素晴らしい!こんなにたくさん咲いているのを見たのは私自身初めてです。
コバイケイソウ、今年はあちこちで咲き誇っているようで、当たり年なのかもしれません。

コバイケイソウが素晴らしい!

秩父平を歩くと、昨年の水晶ツアーの強烈な思い出が蘇ってきます。
昨年歩いた時は大雨で、登山道が川となっていました。今日はそんなことはありませんが、自然や悪天候の恐ろしさを痛感させられます…。

去年、登山道を渡渉した場所
参考までに昨年の写真です。様子が全く違う!

秩父平を過ぎてからも、多様なお花たちを楽しみながら歩きました!

シナノキンバイ
ハクサンイチゲ
ミヤマキンポウゲ
アオノツガザクラ
クロユリ
オトギリソウ

途中で弓折岳へ寄り道。
ガスガスで展望はありませんでしたが、PeakFinderを通して、槍ヶ岳、双六岳、黒部五郎岳などの大展望を楽しみました!!!

弓折岳は登山道分岐から徒歩1分なので立ち寄るべし。

昼前に鏡平山荘に到着し、昼食タイム。混雑しており料理が出るまでにかなり時間がかかりました。(私たちのせい?笑)
各々うどんやラーメンをいただきました。

鏡平山荘のコーヒーフロートといえば高級スイーツで、たしか1800円?3000円?くらいだった気がしてたのですが
価格を確認したら1100円!私の記憶違いだったのでしょうか。
今日はちょっと寒かった&混んでいたのでコーヒーフロートは頼みませんでした。また次のお楽しみにとっておきます。

(※帰宅して過去の記録を読んでみたら2023年も1100円で、当時の私は高価に感じていたようです。数年の間にオトナになったのか、北アルプスの物価に順応しました。笑)

メニュー表。今なら高いとは思いません。北アルプスではむしろ安いほう!?笑
15食限定のかきあげうどん。美味しかった!

そのあと小池新道から新穂高へ下山。

雷雨というアクシデントもありましたが、花盛りの稜線歩きを楽しむことができました。

ご参加の皆様、お疲れ様でした!!
片野ガイド、ありがとうございました!!

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