2026年07月15日(水) [日帰り]
駐車地点(9:40)-大滝下(10:25)-二俣(12:55)-魚沼スカイライン駐車地点(14:00)
メンバー : 3人(Waka , KC , Kさん)
使用装備 : 30mロープ , ラバー靴 , たわし , 軍手
天気 : 晴れ(最高気温35度予報!)
山行記録
KさんとKCと、南魚沼市・魚沼丘陵にある記録未見の謎沢へ。
Kさんとは今年初沢である。
地形図を見た感じ何もなさそうだが、航空写真を確認したKさんが連瀑帯がうつっているという。
よくこんな場所の航空写真を見ようと思ったな…。
もしかしたら素晴らしい滝があるかもしれない。真相を解明すべく現地へ向かった。
入渓点と脱渓点が異なるので、前日の夕方にKさんと2人で車のデポを済ませておいた。
さて、当日。家で準備をしていたらKさんのスマホに警察から着信が。
「奥様の車が魚沼スカイラインにありまして…。」
と声が聞こえてくる。
どうやら誰かが、私の車を通報したようだ。しかも3~4日前から置いてあると誇張表現したようで、ポリスも心配している感じだった。
沢登りです!と説明して事なきをえた。(私のスマホにも警察から着信があった。出なかったのでKさんにかけたようだ。)
朝の9時過ぎに、夜勤明けですっごく眠そうなKCと合流。
支度を済ませて入渓。
出だしはかなりボサくて、本当にこの奥に滝があるのかと疑いたくなるレベル。
標高が低くて、傾斜がゆるくて、日当たりが良いためか雑草がよく育つのだろう。
ただ、水は一応それなりに流れていて安心した。笑

進むと、直瀑の滝!ではなく堰堤が現れたので右岸から巻く。
いちいち草ボーボーで蔦が身体に絡みつき厄介だ。

藪漕ぎしてようやく着地したら、また堰堤。
その後も怒涛の堰堤ラッシュで、Kさんの見た連瀑帯は実は全部堰堤だったんじゃないかと疑いたくなるくらいだ。

ようやく堰堤帯?が終わってくれて、地味~なナメや小滝がちらほら現れる。
ちょいちょい泥でできた岩盤があり、物珍しい。
途中でピンクテープや右岸や左岸に踏み跡や鎖があって驚いた。おそらく送電線の巡視路が通っているのだと思う。
そのうち右手に柱状節理の岩壁が見えた。
地形図上から推察するにおそらく滝が出てくるとしたらこの辺りから…。
そして、案の定現れた!2段18mの立派な滝!
滝はどうにか登れそうには見えるし、右岸に獣道っぽいのがあるので高巻きもしやすそう。
まだ最初の滝だし、この後何でてくるか分からないし、時間節約のために巻きかな?なんて思っていたら、男たちは登る気のようだ。
1段目はKCリード。
最高気温35度予報が出ている中、気持ちの良いシャワークライミング!

滝がけっこうヌメるので慎重に…。
最初は一気に落ち口までリードする予定だったが、ロープが屈曲しそうなので1段目を登り終えたところでピッチを切る。
Kさんが2番目で、私は最後にフォローで登った。

2段目は、私がロープ繋いでいることもありそのままリードすることにした。
見上げた感じは水線が登れる気がしたが、少し登ると、水線はだいぶ難しそうだったので予定変更して、左壁を登ることにした。

スタンスは割とあるのだが、滝自体が立っている上、外傾していて岩もガタガタ動くのが多くて慎重に登った。
途中でハーケンを2枚使ったが、2本目は良いリスを見つけられなくて、とりあえず岩の隙間に挿して中間支点をとった。(後からKさんに聞いたがこういうのをファッション支点と呼ぶらしい。笑)
私も初めてこんなことをしたが、無いよりある方がマシな気はする。

滝のリードって登攀力も大事だけど、中間支点をバチっと決められるかどうかのスキルもかなり大事なんじゃないかと思った。
今回バチっと決められたかというと正直そうでは無い気がする。
全体的に岩が脆い滝なので、1枚目のハーケンも、落ちたら岩ごと剥がれてしまう可能性がある。適したところをすぐに見つけて中間支点を取れるようにもっと経験をつまなきゃいけない。
無事に登りきって、後続を迎えようとするが
なんとKCがザックを滝壺に落としたらしく、私が固定したロープで懸垂下降からの登り返しをするとのこと。笑
その後、全員落ち口に到着!
すぐ背後に5m滝が待ち受ける。こちらはフリーで突破する。ヌメるがスタンスはあるので磨けばなんとかなる。
その後立て続けに9m・8mと、割と大きめの滝が現れるが、直登は厳しくていずれも左から高巻いた。
8m滝は、左のリッジにカモシカの踏み跡らしきものがあり、割と楽に高巻くことができた。立派なウドがそこかしこに生えていて、春先に取りに来れたらサイコーだなぁなんて考えていた。ここまで行くのが大変だけど。笑

小さな緑のゴルジュを少し挟んで9m滝!
左のルンゼから巻きにかかるが、泥々の斜面でスタンスが甘く、慎重に登る必要があった。
その後も地味悪小滝がちょいちょい出てくる。
ここの沢、「初心者にはロープやお助け紐出しましょう」的な部分がけっこう多い。
倒木のかかる6m滝を経て、二俣。

左俣のほうが詰めまでの距離が長いため本流かと思っていたが、実際には右俣のほうが水量が多くて、こちらが本流のようだ。
右俣に進路をとる。
その後も、登れない滝を右岸から巻き、また出てきた登れなさそうな滝では登ろうと奮闘するKさんを横目に私とKCはさっさと右岸から巻きはじめる。
上流に行くにつれ、藪の濃度が高くなってきて絡め取られる。楽しい滝のぼりの記憶がなくなりそう!
岩盤は再び泥岩のようになってゆく。チェーンスパイクがよく食い込む!笑
いよいよ沢筋は細くなり、いつの間にか水が枯れた。
頑張って藪を漕いでいったら、眼の前に魚沼スカイラインが見えた。
14:00下山!

朝から警察から電話がかかってくるアクシデントがあったが、車は変わらずそこにあり一安心。笑
前日に私とKさんで車をデポしたので、KCの着替えが積んでいない。
あらかじめ用意しておいた、我が家でもっともサイズが大きいであろう上下の衣類をKCに貸したのだが
それでもズボンが小さすぎて全てが収まらず、毛のようなものがはみ出していた。
…なんかごめん。
伝えるべきか迷ったが、この後車に乗って帰るだけだし、結局どうすることも出来ないので、触れずにとどめておいた。
遡行図





