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山歩き越後三山沢登り

佐梨川 小チョウナ沢(途中まで)

2026年07月14日(火) [日帰り]
9:05駒の湯登山口駐車場ー9:20入渓ー9:35小チョウナ沢出合ー10:50Co460m(両門の滝)ー12:00登山道合流ー12:25登山口駐車場

メンバー : 1人と1匹(Waka , さなし)

使用装備 : お助け紐 , ラバー靴

天気 : 曇り時々小雨

山行記録

愛犬さなしと、さなしの名前の由来でもある”佐梨川”へ。

記録のない小チョウナ沢を散策してみることにした。(帰宅して改めて調べたらヒロタさんの記録が普通にヒットしました!しかもクマに襲われているし・・・^^;)

駒の湯登山口に駐車して、まず金山沢へ向かう林道を辿る。
小チョウナ沢手前の張り出した尾根から佐梨川本流へ下降した。獣道なのか?踏み跡バッチリで簡単だった。

本流はちょうど綺麗な渓相のところで、さなしも走り回っていて楽しそうにしている。

あまりに軽快なので、足を滑らせやしないか心配になった。

はしゃいでいる。ヌメって落ちないでくれよ~
私より圧倒的に運動神経が良い!!

本流は、先日の雨の影響か増水気味。
左岸通しでしばらく進んでいくが、先に流れが早くて犬にとっては深い場所が現れた。
さなしも怖がっていて進もうとしないので、左岸から高巻きした。

私は灌木を掴みながら藪漕ぎしつつ進んでいるが、さなしは器用に藪の間をくぐりぬけて進んでいった。

ちょっとした岩の段差があるところから沢床へ着地しようとしたら、さなしがまたもや怖がって来ようとしなかったので、さなしが安心して着地出来るポイントを探した。

高巻き成功!

ほどなくして小チョウナ沢出合い。ここでいよいよ渡渉しなければいけない。
そこそこ流れが早くて、水深は深いところで私のスネくらい。小さいさなしにとってはお腹が浸かるくらいの深さだ。

さなしに「おいで」と言っても、怖がっているのか来てくれない。
リードをつけて軽く引っ張っても来ない。

リードを外して、私がまず渡る見本を見せてから
一番深いところの下流に立って、もし流れてもキャッチするよ!みたいに伝えたらようやく決意したのか、そろりそろりと渡渉してきた。

特に流されることなく安定して渡渉成功!
さなしをベタ褒めしたが、ぷいっとそのまま行ってしまい塩対応だった。

さて、ここからいよいよ小チョウナ沢の遡行だ。
出合いはゴーロで平凡であるが、私たちにはありがたい。

小チョウナ沢の出合

ラバーだとけっこうヌメるが、気をつけて歩けば問題ないくらい。
さなしは、「ヌメる」という概念をまだ知らないのかチャレンジングな歩き方をしている。

倒木+ゴーロのなかにも小滝や巨岩があり、人間なら全く問題ないのだが、さなしにとっては突破するのが大変そうだ。

基本的には、越えられないところが出てきたらさなしに合わせて一緒に高巻きをしているが、高巻きが難しそうなら、私が抱きかかえたり、お尻を押したりしてサポートすることにした。

以前、一緒に行った雪山で、私が手助けをしたことで、さなしがその先で前にも後ろにも動けなくなり、滑落してしまったことがある。
その経験から、基本的には自力で通過できない場所を行かせるべきではないと考えている。
ただ、そうすると、高巻くのに時間がかかりすぎたりしてしまい、サポートしたほうがむしろ安全で早いという場合もありうるので、判断に迷うこともあるが、さなしの安全を一番に考えながら対応しているという感じである。

犬には難しい小滝
さなしが無理です!ってなっている

そのうち目前に、抱きかかえて登るのも不可能な4mCS滝が現れた!人間なら左側をズリズリしながら登れる気もするが、今日は高巻き一択。
少し引き返し右岸の泥ルンゼから高まく。まぁまぁ高いところを移動しているのに、さなしはまた走り回っている・・・。
本人は平気なのかもしれないが、見ているこちらはヒヤヒヤものだ。

これは高巻きます!

CS滝を無事に越えたら、沢床へ降りる。
いつもなら灌木を掴んで、ちょっとした崖をそのまま降りてしまうところだが、さなしがいるのでそうはいかない。
ゴルジュの中を探りつつ、藪漕ぎしながらクライムダウンをしなくても沢床へ降りられるポイントを探す。無事に沢床に着地!!

しばらくゴーロで安心したのもつかの間。
次は、釜を持つ1m滝。これもさなし無理やん。しかし高巻きしようにも周囲は岩壁で危なそう…。

また厄介な滝が現れた!

とりあえず、さなしに待っていてもらい、一人で滝を登って偵察する。
滝の先はゴーロになっていて、ここを突破できれば、とりあえずまだ先へ進めそうだ。滝がありそうな雰囲気プンプンだったので一安心。笑

一度戻り、さなしを肩に担いで再び1m滝へ向かう。肩の上のさなしは、驚くほど大人しくしていた。
釜は滝に近づくにつれて次第に深くなってゆき、水位は私のお腹より少し上まできた。

滝の直下の水中に倒木が沈んでいたので、足を滑らせないよう慎重にその倒木へ立ち上がる。
肩の上のさなしを滝の落ち口へ押し上げて、突破成功。

しばらく歩くと、釜持ちの5mCS滝が現れる。すぐとなりに滝を抱えた支流の出合いがあり、良い感じの景色ではある。

本流と支流の滝
さなし

また滝ですか。なかなかゴルジュ地形が終わらない!!

ここも直登は難しそうなので、右岸に高巻きルートを探す。
良さそうな高巻きラインは見つかったものの、最初の2mほどはクライミングが必要で、その先は傾斜が緩み歩きやすそうだった。

問題は取り付きだ。ここでさなしが滑落する可能性があるため、ロープを出すことにした。そのまんま、登山ガイドの実務で行っているショートロープのやり方で実践。

さなしのハーネスにロープを結び、「待っててね」と声を掛けてから私が先に登る。

以前のさなしは「待て」が分からず、無理についてこようとしてぴょんぴょん飛はねていた。
でも今日は、私が登り終わるまで、じっとしていてくれた。

傾斜が緩んだところで「いいよ!」と声を掛け、ロープを軽く引く。すると、ロープの補助に合わせるように、さなしは軽やかにタタタッと登ってきた。
取り付きはⅢ級くらいのクライミングで、私がさなしの身体を完全に引き上げることになると思っていたので
さなし自身の力でここまでスムーズに登ってくるとは思っていなかった。

その先でも1箇所不安な箇所があったが同じように私が先行し、ロープを軽く引っ張ってサポートする。
そこも危なげなく登ってきてくれた。

場所によってはロープでちょこっとサポートするのはかなり有効かもしれないと発見した出来事だった。

右岸を少し登って小尾根に乗ったら、CS滝の先が望めるようになったが、もう1つ滝があり、ゴルジュもまだ少しは続きそうだったので、ここから登山道まで上がってしまうことにした。

まだまだ大変そう

足元にはカモシカの糞があり、獣道のようなものまである。案外この辺りは動物が往来しているのかもしれない。
いつもは人間目線だったが、今日はすべてにおいてさなし目線で考えていたので、野生の四つ足動物の行動範囲といろいろ被った可能性もある。

遡行中は疲れていた様子のさなしだったが、土を踏んだとたんに、元気が戻ってきたのか走り回っている。

さなしは沢から離れたら元気になった笑

登山道までの登り返しは藪もそこまで深くなく、快適。

途中で休憩していたら、さなしが急にわんわん吠えて、見れば蜂と戦っていた。
最初は1匹だけだったのに、どうやら地面に近いところにある蜂の巣を刺激したのかもしれない。3匹、5匹、と次第に黄色い蜂の数が増えていく。
「やばい。」と思い、慌てて荷物をザックに詰めて出発した。

傾斜がゆるみ穏やかなブナの森。
キャン!と鳴き声が聞こえたと思ったらカモシカが逃げていった。

きれいなブナの森

まもなく登山道合流。

私にとってもさなしにとっても登山道は高速道路。

最後の橋はへっぴり腰なさなし。笑

12:25駐車場到着。
約3時間半しか行動していないのに、どっぷり疲れた気がする。
本当は道行沢も散策予定だったが、変更して帰宅することにした。

・・・

さなしと本格的な沢へ入るのは今回が初めてだった。
やはり人と犬ではクライミング能力が大きく異なるため、滝の直登や渡渉、高巻きでは判断に悩む場面が多かった。

それでも、高巻きのルートファインディングについてここまで真剣に考えた沢登りは、今までで初めてかもしれない。おかげでかなり勉強になった。

また、越後のゴルジュも、丁寧にルートを探せばクライミングをせずに通過できるルートが意外とあるときもある、ということが分かったのも良かった。笑

小チョウナ沢も面白そうだったので、また改めて再訪したいと思う。(次はさなしはお留守番かな。笑)

ここ最近は普通の散歩ばかりだったさなしだが、山へ入ったら本当に生き生きとしていた。やっぱり山が好きなんだろう。
ただ、倒木越えは嫌いそうだったが…。
マダニチェックしたが、今回は1匹もついてない模様。

またさなしと沢登り行きたいです!(もっと簡単なところへ!笑)

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