2023/10/18-20
1日目 古寺鉱泉(6:40)〜大朝日岳(12:10)~竜門山避難小屋(15:10) 8時間30分
2日目 竜門山避難小屋(5:30)~以東岳(10:00)~出合川(14:00)~天狗小屋(16:40) 11時間10分
3日目 天狗小屋(5:30)~粟畑(6:00)~バカ平(9:15) 3時間45分
メンバー : 2人(Waka , Kさん )
晩秋の朝日連峰へ。この山域へ訪れたのは2020年7月の以東岳以来。平日に晴れ間があったので、Kさんと2人、以前より気になっていた縦走を試みた。
1日目
古寺鉱泉から大朝日岳までの登山道は距離があるものの、ゆるゆると優しく登りやすい。地元の人と思われる方が何人も登っていった。大朝日岳までの日帰り登山らしい。
錦繍に包まれる朝日連峰、休日なら大混雑だろうが、今日は心地よく歩ける。
古寺山を越えて、目前に捉えた大朝日岳は雄大だ。
大朝日小屋で小休止ののち、大朝日岳山頂へ。今日はポカポカ陽気なので屋外でも心地良い。
大朝日岳へ立ち寄った後は、今日の宿泊予定地、竜門小屋まで歩みを進める。意外と距離がある…。
雄大でたおやかな稜線、天気の良い積雪期にも歩いてみたい。
いよいよ宿泊地である竜門小屋に到着。
小屋で落ち着いたら水を汲みに行くが、水場まで地味に遠い…。「本当にこっち?」と不安に思いながらもズンズン踏み跡を辿り、小屋から10分以上歩いたところで無事に補給することができた。
2日目
朝から、西風が少し強い。突風に煽られながらも以東岳へ向けて歩みを進める。
山肌をサラサラ揺れる草が狐の毛皮みたい。
いよいよ強風になってきたのでハイマツの陰でやり過ごしながら進む。
秋山って感じだ。テムレスが大活躍。
久々の以東岳へご挨拶をして、オツボ峰から明光山方面へ。ここの登山道は、利用者があまりに少なくほぼ自然の状態へと還っていたところだが、朝日連峰を愛する有志の皆さんが数年かけて刈り払いを行なってくださり、数年ぶりに再び歩ける状態になった。
登山道を維持するためには人が歩く必要があるのだ。
標高を落としてゆくと、黄色く染まったブナの森に。
八久和川を渡渉して、天狗角力取山へ標高差800m近く登り返す。最後まできっちりハードな登山道である。それも良き。ここでガイドプラン作ったらお客様来てくれるかしら…。
今日中に下山…。も考えたが、天狗小屋で宿泊することにした。
辛うじて入った電波を捉えて、明日の下山に備えてタクシーを予約する。なんと表現したら良いかわからず「天狗角力取山の登山口」と伝えると「あぁ〜バカ平ね。」と言われた。地元に人には「バカ平」という愛称で呼ばれているようだ。
3日目
夜明け前に出発。粟畑で日の出に照らされる山々を眺める。
紅葉の赤と相まって、染まる障子ヶ岳が抜群に格好良い。こうやって眺めると、行きたくなってしまう。
昨日歩いた以東岳が美しい。
下山したら、予定通りタクシーが待っていてくれて一安心。
タクシー代は固定料金で確か1万円以上はしたが、満足のいく周回となった。
月山観光タクシーにお世話になりました。ありがとうございました!