2023年6月18日(日) 〜 6月19日(月)
公募企画で花咲く平標山と仙ノ倉山に行ってきました。Tさん、Sさんとご一緒しました。本当に本当にありがとうございました!
今回は平標山ノ家泊ののんびり1泊2日プランです。週末は梅雨の合間の奇跡的な好天で平標山は大混雑。10時前、駐車場に到着するとほぼ満車。停められるかドキドキでしたが若干の空きがありホッとしました。
平標山は松手山から登り、山ノ家から平元新道を経て下山する時計回りコースが一般的のようですが、私たちは反時計回りで。最初の林道歩きは沢沿いで涼しかったです。ここを下りに使うと、この林道がとても長く感じるようですが、登りだと快適だな〜という印象。
ちらほらと綺麗なギンリョウソウ。頭上からセンダイムシクイの鳴き声が聞こえてきました。
林道を離れていよいよ山道が始まると階段の連続。ヒイヒイ言いながら13:15平標山ノ家着。お昼ご飯に山ノ家名物のスパイシーカレー(1,200円)を食し、午後はのんびりタイム。プチ登山教室を開催し、コンパスの使い方、宿泊装備について、ツェルトの張り方使い方(4通り)など皆で一緒に確認しました。
山ノ家の宿泊者は13名で満員。17:30からの夕飯では山菜天ぷらに舌鼓。20:00就寝。
翌朝は5:30朝食。明け方はびゅうびゅう風が強かったですが、次第に落ち着きました。平標山ではほとんど毎日、明け方に強い谷風が吹き上がります。
深夜に起きたTさんが満天の星だったと教えてくださいました。私とSさんは朝まで熟睡でした。(笑)
6:20出発。ワタスゲやイワカガミがぽんぽんと可愛らしく開花していました。
可憐なベニサラサドウダンもあちこちに。どうやら今年はベニサラサドウダンの当たり年のようです。
昨日は大渋滞の平標山も今日は人が少なくのんびり歩けます。
平標山から仙ノ倉山までは天空の稜線漫歩。これぞ登山の醍醐味です!コル付近にはチングルマ、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲがわっと開花しており目を楽しませてくれました。
稜線上はとめどなくガスが通過していきます。
仙ノ倉山は谷川連峰の最高峰です。山頂から、ガスの向こうにチラチラと万太郎山の影が見えました。トマ・オキまでは見通せず。今度は谷川主脈縦走も良いですね!
帰りは松手山方面から下山します。しばらくは開けて気持ちの良い尾根歩きが続きますが次第に樹林帯へ。風が止むとムワッと暑さがおそいます。ここらでもやはりベニサラサドウダンが美しかったです。
ここのルートはなかなか長く感じて、みんなで「ここを登るのは大変だね〜。」なんて話していました。(笑)
13:50、元橋駐車場下山。
梅雨時期、まさかの好天に恵まれました。皆さん楽しんでいただけたようで良かったです。
ハクサンイチゲの群落は絶妙な気象条件の下開花します。これから先、地球温暖化が進み寡雪が続いてしまうと近い将来にあったはずの群落が消失してしまうことがあるようです。また、土地の乾燥化に伴う笹の侵略も気になりました。いつまでもこの美しい平標山のお花畑が在り続けることを願います。
皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました!