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雪山登山越後三山

ネコブ山 越後の名峰へ

越後三山

2023年3月20日(月) 8時間55分
清水瀬三叉路 (5:45) – 十字峡 (7:35) – 下津川林道 – 桑の木山 (12:55) – 三角点1774m (14:40)

2023年3月21日(火) 6時間10分
三角点1774m (7:00) – ネコブ山 (7:15) – 桑の木山 (8:25) – 下津川林道 – 十字峡 (11:15) – 清水瀬三叉路 (13:10)

距離25.4km 累積標高±1650m

メンバー : 3人(Waka, Kさん, よっしー)※Kさんのみ山スキー装備
天気 : 晴れ

気象庁 過去の天気図
Powder Search

今回は私、Kさん、よっしーの3人でマイナー12名山の一座でもあるネコブ山へ。
マイナー12名山は2002年に岳人が選定した「四季を問わず創造的登山をしなくては登頂できない名山」のこと。
時代と共に未知は次第に既知になってゆく。情報が豊富な今となってはネコブ山は創造的登山をしなくても登頂できる山になったが、それでも名山ということに変わりはない。いつか登りたいと思っていたネコブ山、ついに私にも登る機会が訪れた。

山行記録

清水瀬三叉路でよっしーと待ち合わせて5:45登山開始。
今年は雪が少ない。十字峡へ伸びる林道は道路が見えている箇所が多く快適に進んでゆく。
十字峡手前でデブリの片斜面があったので、念の為アイゼンを装着して通過。
すっかり春の陽気で、あちらこちらにフキノトウが顔を出していた。

片斜面は少しだけ。パンを咥えながら通過するよっしー
右目だけ大号泣の堰堤

7:35十字峡到着。三国川林道を左手に見送った後にトンネルを抜けると、銅倉尾根の取付きへ到着する。ここからネコブ山を目指す登山者もいる。雪面を見るとトレースがあった。朝早いので、ネコブ日帰りの方々だろうか。

恐怖の三国川林道。今日は通らない。

私たちは、今回はKさんが山スキー装備なので、銅倉尾根ではなく山スキーに適しているかもしれない蛇崩沢右岸尾根から取り付くことにしている。銅倉尾根を過ぎ、下津川林道へ入ってゆく。
人のトレースはなくなり、縦横無尽な動物たちのトレースが散見される。

下津川林道へ入った。後ろに八海山。

ほぼほぼ快適な林道歩きだったが、小岩沢出合を過ぎたあたりでデブリの片斜面が出てきた。アイゼンを装着して緊張のトラバース。無事に通過できて一安心。

雪がまだ硬い

林道を支流の流れが塞いだので、期限切れ間近なスノーブリッジをそろりと渡った。こういうのはスキーの方が安心だ。ワカンだと踏み抜きそうで怖い。

クラックの入ったスノーブリッジを渡る


9:20蛇崩沢右岸尾根取付きに到着。

尾根の上はボコボコしていて藪も出ており歩きづらそうだったので、出だしは適当な斜面を登ってゆく。尾根が広くなり歩きやすそうになったら合流した。日が昇ってきて次第に雪が緩んでくる。ズボズボ沈むようになったのでワカンを装着。

高度を上げてゆくと、越後の山々の素晴らしい眺め。銅倉尾根末端から登った方が展望が良いだろうなぁと思っていたが、こちらの展望も一級品だった。来てよかった。穏やかなブナの森が美しい。

ブナの森を登ってゆく
大兜山の向こうに純白の牛ヶ岳、巻機山
開けてて気持ちが良い

次第に疎林になってゆき、12:55、だだっ広い稜線に乗り上げた。
この辺りで泊まる予定だったが、まだ時間がある。十分すぎる美しい稜線だったので桑の木山山頂はパスしてネコブ山方面に進む。

目前に雄大なネコブ山

稜線上も素晴らしい展望。大好きな山々を眺めながらのんびり歩いた。
道中、ネコブ山から爆速で降りてくる年配の男性とすれ違う。ネコブ山から下津川山方面に向かった2人パーティーがいると教えていただいた。(下津川山方面に向かった2人は巻機山まで繋いだことが後日分かった。)この男性もかなりの健脚で、きっと地元の方だろうか。なんだか毎週通っていそうな勢いに感じた。

牛ヶ岳、巻機山、金城山、大兜山
越後三山もドーン!

14:40三角点1774mにてイグルー泊することとした。

几帳面人間の2人が集まれば、私が何もしなくともイグルーは出来上がってゆく。笑

几帳面な二人がいると最強
無事に完成!

日没前にイグルーは無事に完成。今回は二人にお任せだったので、私も今度は頑張りたい…!

夕食はよっしーがトマト鍋を用意してくれた。とても美味しかった。ありがとー!

結婚お祝いケーキも。ありがとう…!

翌朝は4:00起床。

染まる下津川山と小沢岳
朝日が昇る

7:00出発。遠いと思っていたネコブ山は意外と近く、15分ほどで到着。

越後駒ヶ岳、中ノ岳をバックに

さすがマイナー12名山。360度の展望はまさに絶景。
いつか行きたい下津川山はまた今度の機会に。上越国境稜線をそのうち縦走してみたい。

魅惑的な稜線

心ゆくまで景色を堪能し往路を戻る。道中にデポしたザックを担ぎいよいよ下山に取り掛かる。稜線はモナカ雪。私たちはザクザク快適だがスキーのKさんは大変だろうな。最も分厚い部分で5cm以上あった。笑

素晴らしい稜線漫歩。下りてしまうのが名残惜しい。

中ノ岳から繋がる稜線を眺める
ウサギの足跡
絶景を目に焼き付ける

桑ノ木山からの下山はカリカリ雪。Kさんは修行系だと言っていたけど、それでも下りは歩きよりスキーの方が早い。

こちらも素晴らしい眺め

よっしーはシリセード作戦を実行するが、どうにも滑りが悪い模様。笑

捗らない滑降(笑)

一足早く林道に降りたKさんに追いつき、私とよっしーも9:00到着。
クラックの入ったスノーブリッジは帰りも無事に通過できた。雪が程よく緩んでおり、デブリ片斜面は容易に通過することができた。ズボズボ埋まる足を懸命に前に出してゆく。

13:10清水瀬三叉路帰着。

立ち寄り

中華こしじ( 11:00〜15:00 )
〒949-6681 新潟県南魚沼市余川1861−7 (Google Map)

kawazakanaさんがおすすめしてくれてからもはや我々の定番と化したこしじ。本当に何食べても美味しい。よっしーが興味を持っていたので今日も行ってきた。
人気店なので並んでいるが、並ぶ価値あり!今日も美味しかった。ご馳走様でした。

海老と野菜の塩あんかけ麺
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