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足尾沢登り

足尾 利根川水系 松木川支流 ウメコバ沢

足尾

日 時 2020年6月27日 (土)
山 域 足尾 利根川水系 松木川
目 的 沢登り
コース ウメコバ沢〜沢入山(そうりやま)〜中倉山
人 数 3人
天 気 晴れのち曇り

気象庁 過去の天気図 2020.6.27

photo by Mちゃん
photo by Mちゃん

Mちゃんから沢登りのお誘いを受け、足尾山地のウメコバ沢へ。
サムライも合流して、3人で栃木の沢を楽しんだ。

足尾が大好きなMちゃんが、道中、足尾の歴史について現地ガイド並の知識をもって解説してくれる。
過去に銅山開発が栄えた影響で、山々は荒廃してしまった。
松木川の林道から見渡す山々、特に松木川右岸尾根の荒廃は凄まじく、木々は枯れ、おどろおどろしい山容。
支尾根の風化も激しく、地形図から受ける印象とはまるで異なっていた。

ウメコバ沢は割と広い沢であるが、見渡す限り高い岩壁に囲まれており、まるで要塞のようだ。
写真には到底収まりきらない程のそのスケールに圧倒された。
本当にここは栃木県なのか?
まるで北アルプスの岩壁を眺めているような気分になってくる。

何度も現れるウメコバ沢の大滝も迫力満点だ。
「滝が好きだ」という人の気持ちが分かった気がした。

所々巻きながら標高を稼いでいくが、今回は藪漕ぎ要素に加え、プチ岩登り要素も多めの高巻きとなった。

藪を抜けた先々のテラスで、要塞のようなウメコバ沢の景観を一望する。
見るたびにその迫力に圧倒されてしまう。

この岩壁は、有毒ガスによる副産物なのかもしれない。
負の遺産によってつくられた景色なのだろうか。
考えると複雑な気持ちになってしまうが、それでも、そのスケールの大きさに歓声をあげずにはいられなかった。

源流に近づく程に、「山らしい」景色になっていく。
水量は細くなり、苔むした岩が増え、原生林の渓相に。
急登ではあるが、穏やかな雰囲気の詰めと、下流の険しい景色とのギャップに驚く。

やがて稜線に到着。初めての山域であり山座同定もままならない。
「男体山」が見えた。少し歩くと、「皇海山」も。

ウメコバ沢から見上げていた右岸尾根を辿って下山する。
ウメコバ沢側の斜面は荒廃しており、ボロボロの岩肌が露出しているが、反対側斜面は草が生えている。少し標高を落とした場所からは原生林が広がっている。
その両側のギャップもすごい。
ついつい足を止めて、何度も何度もその景色に見惚れてしまう。
写真を撮りながらゆっくりと歩く。
沢入山(そうりやま)、中倉山を越えて、17:40駐車場に到着。

銅山の廃棄物。カラミと呼ばれる(Mちゃん談)

ウラジロヨウラク

トウヨウモンカゲロウ(Mちゃん談)

滝行をするサムライ。

詰めた稜線から見渡す山々。奥に見えているのは日光白根だろうか。

奥に見えるのは男体山(2,484m)だろうか。

P1,821mの右奥に皇海山(2,144m)が見える。

松木村-wikipedia
足尾鉱毒事件-wikipedia

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