日 時 2020年6月21日 (日)
山 域 長野県長野市 地附山(733m)じづきやま
目 的 ハイキング
コース
駒形嶽駒弓神社〜跳駒トレイル〜郷愁コース〜山頂〜いにしえコース〜つづらトレイル〜地附山公園(地附山トレッキングコースマップ)

国土地理院地図 YAMAPログより
人 数 1人
天 気 晴れ

気象庁 過去の天気図 2020.6.21

午前中、新緑のハイキングは涼しかった。

動物園跡地

青少年不良化防止対策として、市内に曲を流す為に取り付けられたスピーカー。
22時には「子守唄」が流れていたらしい。

ロープウェイ跡地。

スキー場跡地。Tバーリフトが1基可動していた。
私は乗ったことがないが・・・、月山スキー場にはあるらしい。


前方後円墳。古墳っぽさが写真から伝わるだろうか??

下山は滑り台を2つ乗り継いで、一気に標高を落とす。

地附山観測センターにて、地滑りの歴史について知る。

地滑りの要因。たまった地下水を地中の粘土(モンモリロナイト)が吸収することで、それが滑り面となり上部の土砂が一気に滑り落ちてしまうらしい。
上の写真は災害後の対策として設置された「集水井」。
地下水が溜まらないようにする為のものだ。
降雨の際、地中に染み込んだ水がこの「集水井」に集まる仕組みになっている。
集水された水は、排水用のトンネルを通り、最終的に安全に排水されるそうだ。
このトンネルは点検のため、定期的に人が入っているらしい。
残念ながら一般の公開はない。内部はとても涼しいがコウモリだらけだと教えていただいた。笑
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天気が良いので、地元の山「地附山」にハイキングに行ってきた。
コースタイムは3時間程(内50分程は公園内にある地附山観測センターで資料を眺めていた。)
登山道(散策路)自体は、あちらこちらに分岐していて、色々なルート取りが出来そうだ。
私のルートログもご覧の通りグニャグニャだが、地附山には歴史的・文化的観点での見所が点在している。良い感じに全てに足を運べたと思う。
地附山は、過去に「観光地」として栄えていた時代があったようだ。
山には色々な「跡」が残されていた。
動物園やロープウェイ、釣堀、スキー場、遊園地までもが。
残念ながら「戸隠バードライン」の開通により、一気に衰退してしまったようだ。
山頂より北東方面では、城跡や古墳が。
登りで歩いたのは、「駒形嶽駒弓神社(こまがたたけこまゆみ)」。その道中には讃岐の「金毘羅宮(こんぴらぐう)」が祀られている祠がある。
そして、地形図を見てもらうと分かると思うが、地附山の山腹に「土崖」マークがたくさんついている場所がある。
過去、大規模な「地滑り」が起こった痕跡だ。
この地滑りの歴史については、公園内にある「地附山観測センター」で詳しく知ることができる。
土日祝のみの開館となっており、今日は開館日だったので、私も足を運んでみた。
「地滑り」の規模は予想以上に大きな被害があったと分かり驚いた。
私が館内でウロウロしていると、常駐している説明員の方が色々と解説してくれた。
地附山は小さな里山であるが、非常に濃い歴史を抱えている。
山中には解説のパネルも充実しており、のんびり歩くにも、とても楽しめる。
もちろん、地元の人間が健康作りの為に登りに来ても、充実する事だろう。
私自身も、今後また足を運びたいと思った。

地附山一番の展望地より眺める景色。
長野市街の向こうに山々が見える。今日は少し低い雲が多い。






本来見える景色はこんなにも。今日は霞んでて見えづらいが・・・。
志賀高原、菅平方面の山々はまだ詳しくないので、これからしっかり覚えていきたい。

山頂の展望台からは、飯縄山、その奥に黒姫山が見えた。
妙高山は残念ながら雲に隠れてしまっていた。

地附山公園からの展望もなかなか素晴らしかった。

向かって右側の台形の山は奇妙山(1,100m)だ。密かに気になっている山である。


モウセンゴケ

「二ガナ」。花弁は5枚。
花弁が8〜10枚のものは「ハナニガナ」と呼ぶ。

ホタルブクロ

シモツケ

分からない・・・

分からない・・・